まともな宿に泊まろうと思いつつ、今年2月に続いて、またもや安宿に泊まって
しまった香港。
名付けて「3畳宿」である。
広さ自体は4畳半はあるのだが、そのうちの1,5畳はトイレとシャワースペース
が占めているので、実質は3畳ほどの広さとなる。しかし、そのうちのさらに1,5
畳をベッドが占有しているので、人が立てる広さは実質1,5畳ほどとなる。
これは、さすがに狭い。
しかし、エアコンもテレビも必要なものはとりあえず付いていて、狭いという以外
には、さほど不自由を感じないから不思議だ。おそらく、若いころ旅行中に泊まり
歩いた宿が、これよりさらに酷かったところが多く、そういう経験が骨身に浸みつ
いているからかもしれないと思った。40を過ぎても、このレベルに泊まれるのなら、
まだまだ、どこででも生きていけると妙な自信を深めた次第である。
今回は香港に滞在しながら、そのほとんどを中国、広州で過ごしていたため、香港
出国日のわずかな時間を利用して、スターフェリーに乗って香港島に行ってきた。
乗るのは10年ぶりだ。
半年前にも結局乗らず終いだったが、今回乗ろうとして初めて、長年使用されてきた
旧埠頭の時計台が取り壊されていることに気が付いた。何でも新しい場所に新埠頭
を移転するとかで、大々的な工事が行われているのだ。
あれは歴史的建造物ではなかったのか…?
何とも、もったいないことである。
すでに充分近代的な香港だが、時代と共にさらに変化を遂げており、昔の面影がどん
どん減っていくのは、寂しい限りである。それでもスターフェリー自体は昔のままで、
2ドル50セントで10分程度の所要時間だが、プチクルーズのようでちょっと贅沢な気分
に浸れるのがいい。
また、仕事を終え、夜暗くなってから香港に戻ると、まっすぐ海老ワンタン麺屋に直行
し、海老ワンタン麺と汁なし海老ワンタン麺の両方を食べるのが滞在中、唯一の楽しみ
であった。私の場合、香港にいるとワンタン麺しか食べないので、長期滞在すれば必ず
体を壊すと思われる。そう思えば、日中、中国本土にいるのは、健康的にも良かったの
かもしれない。
海老ワンタンでお腹も膨れると「3畳宿」に帰り、シャワーを浴びベッドに横になると
疲れのせいか、すぐに熟睡となり気が付くと朝である。翌朝は再び5時45分に起き、
6時に宿を出て徒歩で20分の紅ハム駅へ向かい、7時発の広州東駅行きの列車に乗
るのである。
まるで香港にある3畳のぼろアパートに住みながら、広州に通勤しているような3日間
であった。
今度こそ、本当にこの宿は卒業しようと思う。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
しまった香港。
名付けて「3畳宿」である。
広さ自体は4畳半はあるのだが、そのうちの1,5畳はトイレとシャワースペース
が占めているので、実質は3畳ほどの広さとなる。しかし、そのうちのさらに1,5
畳をベッドが占有しているので、人が立てる広さは実質1,5畳ほどとなる。
これは、さすがに狭い。
しかし、エアコンもテレビも必要なものはとりあえず付いていて、狭いという以外
には、さほど不自由を感じないから不思議だ。おそらく、若いころ旅行中に泊まり
歩いた宿が、これよりさらに酷かったところが多く、そういう経験が骨身に浸みつ
いているからかもしれないと思った。40を過ぎても、このレベルに泊まれるのなら、
まだまだ、どこででも生きていけると妙な自信を深めた次第である。
今回は香港に滞在しながら、そのほとんどを中国、広州で過ごしていたため、香港
出国日のわずかな時間を利用して、スターフェリーに乗って香港島に行ってきた。
乗るのは10年ぶりだ。
半年前にも結局乗らず終いだったが、今回乗ろうとして初めて、長年使用されてきた
旧埠頭の時計台が取り壊されていることに気が付いた。何でも新しい場所に新埠頭
を移転するとかで、大々的な工事が行われているのだ。
あれは歴史的建造物ではなかったのか…?
何とも、もったいないことである。
すでに充分近代的な香港だが、時代と共にさらに変化を遂げており、昔の面影がどん
どん減っていくのは、寂しい限りである。それでもスターフェリー自体は昔のままで、
2ドル50セントで10分程度の所要時間だが、プチクルーズのようでちょっと贅沢な気分
に浸れるのがいい。
また、仕事を終え、夜暗くなってから香港に戻ると、まっすぐ海老ワンタン麺屋に直行
し、海老ワンタン麺と汁なし海老ワンタン麺の両方を食べるのが滞在中、唯一の楽しみ
であった。私の場合、香港にいるとワンタン麺しか食べないので、長期滞在すれば必ず
体を壊すと思われる。そう思えば、日中、中国本土にいるのは、健康的にも良かったの
かもしれない。
海老ワンタンでお腹も膨れると「3畳宿」に帰り、シャワーを浴びベッドに横になると
疲れのせいか、すぐに熟睡となり気が付くと朝である。翌朝は再び5時45分に起き、
6時に宿を出て徒歩で20分の紅ハム駅へ向かい、7時発の広州東駅行きの列車に乗
るのである。
まるで香港にある3畳のぼろアパートに住みながら、広州に通勤しているような3日間
であった。
今度こそ、本当にこの宿は卒業しようと思う。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)