タイ北部のチェンライに住むタイ人女性が、640キロ歩いて中国へ入国しそこで保護されたというニュースがあった。
認知症だったこの女性は、近所に住むの息子さんの家に向かったところ、そのまま彷徨い続け、8か月後に中国の昆明で見つかったという話だ。道中の食料は、歩きながら人々に乞うていたそうで、やっぱりこのあたりの人々は親切なんだなと思ったのと、途中、おそらくラオスかミャンマーを通ったはずだが、そこでの出入国とさらに中国の入国すらすり抜けているところを見ると、かなりの田舎道をトボトボ歩いたのかなと勝手に想像している。
体重が20キロ落ちただけで、他は健康だということでなによりだが、テントも何も持たない状態で、一体、夜はどこで寝ていたのだろうと。しかもシャワーも浴びず、着替えもなければ、相当、身なりは汚れてしまっていたはずで、あらためて少数民族のおばちゃんはタフだなと思った。
少数民族と言えば、昨年、タイのチェンマイからバンコクへ移動した時のこと。その日は朝7時ちょうどの飛行機でバンコクへ向かうことになっていた。チャンマイの宿を朝の5時45分に出た。まだ、外は真っ暗だった。通りへ出てソンテウ(乗合バン)を拾い後ろから乗り込むとすでに4人の先客がいた。暗くて良く見えなかったが、私が乗り込んでも誰一人、私を見ようとはしなかったことで明らかに町の人ではないような気がした。一番印象に残っているのは、強烈な土の匂いだった。4人の周りを見ても、別段、野菜などの農作物があるわけでもなかった。おそらく体臭だろうと後で思った。皆、無口で、時々しゃべる口調もヒソヒソ話でやっぱりタイ人とは違った。チェンマイの町中にも少数民族の人はいるので、そんなにめずらしいわけではないけれど、この人たちはどこか街の少数民族とは違って見えた。降りる時、空港のターミナルの明りで、浅黒い横顔がちらっと見えたが、それでも誰一人、私を見ようとはしなかった。そのことが、とても印象に残っている。
同じモンゴロイドで、私たち日本人ともそれほど外見的な差はないが、その時はなぜか、うめ難い距離感を感じた。それは多分、国が違うとかではなく、やっぱり町の人と田舎の人との差なのかなと勝手に思っている。
今日、ようやく所得税の確定申告が終わった。
あとは金曜日に消費税の確定申告を終えれば、ようやく平成30年度が終わる。
で、そろそろスギ花粉の時期に入るようで、それはそれで憂鬱な時期が、また、やってくる。
やっぱり、春は嫌いだ。
認知症だったこの女性は、近所に住むの息子さんの家に向かったところ、そのまま彷徨い続け、8か月後に中国の昆明で見つかったという話だ。道中の食料は、歩きながら人々に乞うていたそうで、やっぱりこのあたりの人々は親切なんだなと思ったのと、途中、おそらくラオスかミャンマーを通ったはずだが、そこでの出入国とさらに中国の入国すらすり抜けているところを見ると、かなりの田舎道をトボトボ歩いたのかなと勝手に想像している。
体重が20キロ落ちただけで、他は健康だということでなによりだが、テントも何も持たない状態で、一体、夜はどこで寝ていたのだろうと。しかもシャワーも浴びず、着替えもなければ、相当、身なりは汚れてしまっていたはずで、あらためて少数民族のおばちゃんはタフだなと思った。
少数民族と言えば、昨年、タイのチェンマイからバンコクへ移動した時のこと。その日は朝7時ちょうどの飛行機でバンコクへ向かうことになっていた。チャンマイの宿を朝の5時45分に出た。まだ、外は真っ暗だった。通りへ出てソンテウ(乗合バン)を拾い後ろから乗り込むとすでに4人の先客がいた。暗くて良く見えなかったが、私が乗り込んでも誰一人、私を見ようとはしなかったことで明らかに町の人ではないような気がした。一番印象に残っているのは、強烈な土の匂いだった。4人の周りを見ても、別段、野菜などの農作物があるわけでもなかった。おそらく体臭だろうと後で思った。皆、無口で、時々しゃべる口調もヒソヒソ話でやっぱりタイ人とは違った。チェンマイの町中にも少数民族の人はいるので、そんなにめずらしいわけではないけれど、この人たちはどこか街の少数民族とは違って見えた。降りる時、空港のターミナルの明りで、浅黒い横顔がちらっと見えたが、それでも誰一人、私を見ようとはしなかった。そのことが、とても印象に残っている。
同じモンゴロイドで、私たち日本人ともそれほど外見的な差はないが、その時はなぜか、うめ難い距離感を感じた。それは多分、国が違うとかではなく、やっぱり町の人と田舎の人との差なのかなと勝手に思っている。
今日、ようやく所得税の確定申告が終わった。
あとは金曜日に消費税の確定申告を終えれば、ようやく平成30年度が終わる。
で、そろそろスギ花粉の時期に入るようで、それはそれで憂鬱な時期が、また、やってくる。
やっぱり、春は嫌いだ。