ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

逃げ道

2019-02-24 21:43:14 | 時事(国内)
人手不足でコンビニの24時間営業が出来なくなった、と言うニュースがあった。

うちの近所にあるファミマとローソンの店員は、今やほぼ外国人だ。これまでは名札から判別すると中国、韓国人らしき人らが多かったが、このところインド系の人々が急激に増えている。それはそれでいい。私的にはどこの国の人であれ、日本で働いてくれるのは大歓迎だ。日本の人口減少は歯止めがかからない状況が続いている。それによる人手不足も問題だが、もっと切実なのは経済の縮小の方だと思う。人口が減れば、モノは売れなくなり、税収も減る。これからを生きる日本人にとって一番切実なのは、おそらく人口減だろうと思う。今後の日本は加速度的に給与が減っていく。というか、正確に言えば可処分所得(自由に使えるお金)が減っていくという試算が予測されている。というのは、社会保険料や医療費ががどんどん上がっていくからだ。

この春から日本は外国人の単純労働者の正式な受け入れを開始する。いろいろ細かな規定はあるようだが、期限は最大で5年らしい。どうして5年なのかは疑問だが、ようやく日本の生活にも慣れてきて、仕事も言葉も覚えてきたころに帰国してしまう。なんだか勿体ない。この際、5年間単純労働で我慢した外国人には、犯罪などを犯していないなどの条件で永住権を上げてもいいのではないかとさえ思う。

未だに一部の例外を除けば、日本は移民の受け入れを決断できないでいる。今回の労働者の受け入れは一見、外国人に門戸を開いたように思えるが、ふたを開けてみれば期間限定でちょろっと開けたに過ぎない。これではちゃんと日本に定住して、消費して税金を払ってというような形にはならない。移民での人口増が不可能なら、あとは若い世代に多産してもらうしかない。でも、なんのメリットもなければ、生活が大変になるだけなので、誰も多産なんてしないはず。

そこで、初めてバラマキがモノをいのではないかと思う。

新元号以降に3人以上の子供を産んだら500万とか1000万とか、5人以上なら3000万とか、一気に豊かになるくらいでないとダメだろうと思う。もちろん、財源の確保や更なる借金とのバランスも思案する必要はあるとは思うが、一時的に苦しくとも、長期的見てなんとかなりそうなら、一層、やるべきだと思う。

他の先進国でも人口減に直面するだろう国では、いろいろな対応をやっているのに、日本は先延ばしにするだけだ。今回の外国人単純労働者受け入れも、結局は先延ばし案の一つにしかなっていない。コンビニの24時間営業の問題は、本当はもっと根深い問題のほんのとば口に過ぎないのだ。

20~30年後、日本は、結構、大変な国になっているはず。

その時は、もう死んでいるからとか現役ではないからとか、そういう人が多いのも事実でなかなか賛同を得難いのもあるだろう。

ならば、可能な人は、他国に移住する。

本当は、これが一番早い逃げ道かもしれない。



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