ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

コソボ独立に関して…

2008-02-17 17:06:13 | 時事(海外)
旧ユーゴスラビア、セルビア共和国内の自治州にある、
国連暫定統治下のコソボが2月17日にも独立宣言するとの
ニュースが出ている。

人口200万人、アルバニア系住民が大半を占めるこの国、
なかなか日本人にとっては距離的にも心理的にも遠い国であるが、
ヨーロッパの中にまたひとつ、新しい国ができようとしている。

しかし、ロシアやキプロス、そしてスペインなどのいくつかの
国々が反対を表明しており、国連加盟や国際機関への加入、
またはセルビアからの経済封鎖など、独立後も前途多難な道が想定される。

思い出すのは、2002年にインドネシアから独立した東ティモールである。
独立に至る事情は多分に異なるが、国連暫定統治を経て独立というプロセス
では類似している。そんな東ティモールを訪れたのは、国連暫定統治
時期の2001年。インドネシア側との間には、すでに国境検問所が設置されて
おり、形の上ではすでに別の国として運営されていた。
しかし、街は内戦の影響で何もかも破壊されており、首都のディリでさえ、
まともな建物は国連施設だけというありさまであった。資源もなく、
それでいてたいした産業もないこの国が、今後どうやって、
やっていくのだろうと思ったものである。

そういう意味では、コソボもおそらく同じではないだろうか?
ましてや国土のおよそ半分を占めるセルビアとの国境が経済封鎖により
閉まれば、多くの物流が途絶えることになる。
米国や一部のEU諸国からの援助がなければ、とうていやっていけない
だろう。

しかし、だからといってこうしたマイノリティーの人々による独立運動を、
一概に否定できるものではないと思っている。複雑きわまる民族紛争の歴史、
入り組んだ国民感情とそこに絡む政治的思惑といった事情は、日本人には
たやすく理解できるものではないと思うからである。

しかしまず何よりも、自分たちの国を国家として認めてもらえないことに、
苛立ちとやりきれなさを感じているコソボ国民の気持ちを優先して
考えると、コソボ独立は、やはり祝福すべきことなのだろう…。



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決算書

2008-02-16 15:15:43 | 仕事
今日は朝から、決算書の作成に追われている。
毎年、この時期の恒例であるが、わずらわしい作業である
ことには変わりない。

毎年この時期に、数字と向き合っていて思うことだが、
数字というのは、それだけだとあまり意味を持たないが、
過去の集計や未来の予測として数字を並べてビジュアルカ化
すると、大の数学嫌いの私でも途端に分かりやすくなるような
気がするから不思議である。(あくまでも気がするだけだが…)

まぁ、そんな、えらそうなことを言ってみても、昔から理数系は
大の苦手だ。ならば文科系が得意かと言うと、そんなこともなく、
それでは体育会系かというと、それもそうではなく、では
「一体何が得意なのか?」とあえて言うならば、アイロン掛け
くらいなものである。(迅速かつ、正確である)

そんな冗談はさておき、このような細かい事務仕事はやはり、
その手のプロにお任せしたい気がするのだが、基礎知識としては
ある程度押さえておきたい気もする。

本来、このような事務仕事も、大切な仕事のひとつとして、
認識しなければいけないのだろう。

来年こそは、この時期の為に日々コツコツと…
と思った本日である。




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JT社員のみなさんへ

2008-02-15 08:16:04 | 生活
年始に禁煙を誓ったのだが、買い置きのタバコが
何箱か残っていたので、先延ばしになっていた。

それがついに、昨日、尽きた。

生涯、最後のタバコとなろう、ラストの1本は欲張り過ぎて
根元のフィルター部分まで吸ってしまい、大変不味い思いを
してしまった。

20歳から喫煙を初めて、公式には18年。実際は2年フライング
しており、18歳から数えて非公式には20年が経つ。
さらに、ここからはトップシークレットだが、実は高校1年生の
16歳から喫煙をスタートさせている。理由は日本経済の為に、
少しでも間接税という形で社会貢献したかった、という理由では
毛頭ない。ただ単に好きだったからであり、正確に言うと今年で22年
の付合いである。酒は未だに駄目だが、どうもニコチンとの相性は
よかったらしく、「ひとめ会ったその日から…なんとやらであった」

おそらくは、両親の影響であろう。両親は共に喫煙者である。
私が赤ん坊の頃から、おかまいなく吸っていたように思う。
我が家は、年中無休で部屋中、家中、いつも煙っており視界は
常に悪く、歩くのに黄色いフォグランプがほしいくらいであった。
そのような中で育つと、自然と愛煙者として成長するのかもしれない。
2つ上の兄も、やはり喫煙者となった。(現在は辞めているそうだが…)

両親の名誉の為に付け加えておくが、わが両親は結して子供の健康を
考えなかったわけではない。その証拠に真冬でも、ちゃんと数センチ
ほど、扉を開けて換気をしてくれていた。
(自分の為、という説もある…)

そのような中での、初めての禁煙である。

どうにも口寂しいので、最初はガムやら飴やらチョコレートやら、
ついでにベビースターラーメンなんかもほしいところである。
しかし、そうでなくても禁煙すると、食事がおいしくなり、
「肥る」と言われている。
禁煙成功の見返りが、メタボ腹では救われないではないか。

しかし、果たして禁煙は成功するのだろうか…。

我ながらちょっと心配である。


追伸:JTの皆さん、1日も早く健康に良いたばこを開発してください。
ちなみにそのタバコの煙が癌に効く、という周囲に歓迎されるタバコ
なんかが希望です。


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寛容な社会

2008-02-14 16:35:20 | つぶやき
少し前だったか、フランスでは生まれる子供のうち
婚外子の割合が半数を超えたというニュースがあった。
結婚せずに出産する人が半数以上を占めるということで、
日本人にはちょっと驚きのニュースだったのではないだろうか。

ちなみにWikipediaによれば、2003年度の各国の婚外子の割合は、
アイスランド 63.6 %、スウェーデン 56 %、ノルウェー 50 %、
デンマーク 44 %、イギリス 43 %、アメリカ 33 %、オランダ 31 %、
イタリア 10 %と、北欧での割合が非常に高いということがわかる。

ちなみに日本は2%以下だそうだ。

昔、ニュージーランドにいた時、部屋を借りていた大家さん夫婦もそうだった。
小さな子供が一人いたが、将来的にも結婚はしないだろうと語っていた。
「なぜ、結婚しないのか?」との問いに、「恋人と、夫婦との中間にパートナー
という関係があってそれは、事実上結婚していることと何も変わらない。
2人で話し合って、この関係の方が僕らにはベストだと決めたんだ。
それに別れる時も楽だしね。」と本気とも冗談とも取れるような言い方
をしていた。

欧米社会には、事実上結婚していながら、法律的には結婚を選ばずに
同棲を続けているカップルが数多く存在している。年齢も20代の若い人から
60近い人まで様々である。そしてそういう関係を、周囲や社会が当たり前
のように受け入れている。結婚せずとも税制上や法律上不利にならないための、
様々なルールも日本では考えられないほどである。

日本であれば非嫡出子として法律的に不利に扱われる婚外子であるが、
例えば、スウェーデンでは「親の様々な生き方を認める」という
観点から、婚外子の法的、社会的差別が完全に撤廃されているそうである。

日本の外から見ると、こうした自由な婚姻関係や男女関係が普通に
見えてきて、古い習俗や意識に囚われる日本が暗く窮屈に思えるときがある。

アジアでも、例えばタイなどではオカマの社会進出は日本と比べるとかなり
進んでいる。店員さんはもちろんのこと、バス会社や航空会社などで幅広く
活躍している。先日、タイで友人と「日本でも、役所なんかに行ったとき、
一目でわかるおかまが出てきて対応してくれるようなったら、少しは
寛容な社会になったとだと感じられるのに…」というような話をしていた。

このように、日本人なら後ろめたく感じるようなことでも、外国ではごく
当たり前に受け入れられることがたくさんあるのである。

これまでの日本は、異なる価値観への差別意識が社会の暗部を生み、
国全体の閉塞感を醸成してきたような気がしている。そう意味では、
この国は結して暮らしやすい国ではない。

もう少し、寛容な社会を作る術はないものだろうか?

ふと、思ったことである。





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今日すべきこと

2008-02-12 17:45:30 | つぶやき
「今日すべきこと」というサイトが、2月4日にオープン
したそうである。このwebサイトは、名前を入力すると
今日すべきことを検索し、教えてくれるというサイトだそうだ。
重要度が高い順に5つ表示されるので、「何もなくて暇なとき、
誰かに命令してもらいたいとき」などに使うといいのだという。
ちなみに、携帯版とPC版があるそうだ。

本日2月12日、早々やってみたところ以下の結果が出た。

① 7:3にする。          重要度100%
② トーストをくわえ、家を出る。  重要度97%
③ 布団を畳もう。          重要度95%
④ 飲み屋で会社の愚痴は一切止める。 重要度53%
⑤ 大掃除。             重要度19%


「7:3にする」と言われても、髪型を7:3分けにするくらいしか
すぐには思いつかない。「トーストをくわえて家を出ろ」と言われても、
高校生ならまだしも、38にもなるのにちょっと嫌である。「布団を畳め」
と言われてもベッドなので畳めない。また、会社の愚痴も会社勤め
ではないのでできないし、「大掃除」は年末に済ませてあり、
今頃してどうするのだ、という感じである。

なんだか、想像以上につまらなかった。

果たして流行るのだろうか?




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ピラミッド

2008-02-11 19:22:27 | 旅行(海外)
先日、エジプト、カイロにあるギザの3大ピラミッドで
たこ揚げ大会が行われ、数百枚の連だこや、和だこが砂漠の
空に舞い上がったそうである。

これは、日本とエジプトの両政府が08年を
「日本・エジプト科学技術年」としていることから在エジプト
日本大使館と国際交流基金カイロ事務所が共催して開催したらしいが、
果たして参加したエジプト人の子供たちは楽しかったのだろうか?

ピラミッドといえばメキシコにもあるが、やはり本家本元は、
エジプトであろう。中でも3大ピラミッドのうち、一番大きい
クフ王のピラミッドは世界中に広く知られている存在である。

そんなクフ王のミラミッドだが、実は登頂できるのである。もちろん表向き
きは世界遺産でもあり、厳禁になっている。しかしエジプトを旅する旅行者
には結構知られているのだが、夜中にこっそり登って朝日を拝んで降りてくる
のである。

そういう私も、97年に登頂を果たした。夜中の3時ごろタクシーでピラミッド
近くまで行き、ミラミッドの角のコーナーから登ること40分、なんとか無事頂上
へ到達。ひとつひとつの石が大きくて結構大変だが、暗かったので不思議と
怖さはなかった。もちろん、登る前に監視の人に見つかって捕まる人もいる。
私の時は3人でトライして3人とも成功したが、登り始めてすぐに監視に見つかり
笛をならされて降りてくるように促された。もちろん無視して登ってしまったが、
降りてきた後、御用となりしっかり罰金を取られた。確か1人5ドルほどだった
ように記憶している。

頂上からの眺めは想像していたよりも、朝日が霞んできれいではなかったし、
また、人のうんこが乾燥して散在しているなど、結して居心地の良いところでは
なかった。それになんだか、悪いことをしている罪悪感もあり、心からくつろげ
なかった記憶がある。

やはり、悪いことをして、楽しむことはできないのだとつくづく
思ったものである。

ちなみに、国会議員の小池百合子もカイロ大学留学中に登頂している。

もし、このことが明るみに出れば、今後、彼女の政治生命を脅かすことと
なるだろう。

「えっ、」

「ありえないって…」

「ごもっとも…」




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橋下さん

2008-02-10 18:53:06 | つぶやき
以下は、最近大阪府知事に就任した橋下徹弁護士
のプロフィールである。

昭和63年3月 大阪府立北野高等学校卒業
平成6年3月 早稲田大学政治経済学部卒業
同6年    司法試験合格
同9年4月  弁護士登録
同10年4月 橋下綜合法律事務所開設
同20年2月 大阪府知事就任

大学を卒業した年に司法試験に合格しているとは、かなりの頭脳明晰
である。それに学生時代はラガーマンでスポーツ堪能、ときている。
また、弁護士登録をしてから1年後には、もう独立して事務所を構えている。
その後、テレビにも出始め、ちょっとオシャレな弁護士と言う感じで知名度、
好感度を上げ、いつのまにやら今回の大阪府知事就任である。
プライベートでは、多くの子宝に恵まれ家庭円満だそうである。

素晴らしい人生のモデルプランその1、と言う感じではないか。

ちなみに、彼は私と同じ1969年生まれで、現在38歳である。
同い年でもえらい違いである。

「でも…」

「そんなの関係ねー」

まあ、あまり力み過ぎずに、ぜひがんばっていただきたい。



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日本の食

2008-02-09 19:08:16 | 時事(国内)
本日の岐阜市は、ほぼ一日雪であった。今年はこのまま降らずに
終わるのか…とさえ思ったがやはり…。
なんだか、一昨日まで暑いタイにいたことが本当に
信じられない天気である。
両腕のバイク焼けだけが、かろうじて南国にいたことを物語っている。

留守の間、日本では毒入り餃子事件で持ちきりだったようである。
このニュースは、ホテルのテレビのNHKニュースで見ていたが、
帰国してすぐにスーパーの冷凍食品売り場へ行ってみると、そこには
売れない冷凍餃子がてんこ盛りに…、ということもなく全く普通であった。
まあ、スーパー側の配慮があって当然だろうが、もし現在独身の一人暮らし
だったら、売れなくなり極度に値下がった冷凍餃子を間違いないなく購入
していたであろう。元々、食にはこだわらないほうである。
(もちろん毒入りは困るが…)

しかし、そもそも日本人は食に対して細かすぎるのである。だいたい
「おいしい、不味い」などの味覚自体、個人的な嗜好の問題であって
絶対的なものではないはずだし、つい50年ほど前までは食べるものにも
事欠いていたではないか。
ちょっと豊かになったからと言って、「あれはどうだ、これはどうだ」と
1億総グルメ評論家みたいに、御託ばかり並べるようになって全く
信じられないほどである。。
多少、体に悪い食べ物くらいあっても当然なのである。
それが世界標準なのである。

最近は、駄菓子を子供に与えない親も多いのだという。しかし
「駄菓子の味も知らないで、何が子供か?」とあえて声を大にして言いたい。
大体、子供は元々ジャンクフードが大好きなのである。
数々のジャンクフードを自分自身で卒業しながら大人の味を覚えていくのが、
子供の食に対しての自然のプロセスだったはずである。それを、親たちが
口うるさく言い過ぎるから、軟弱な子供が多くなり、強いては言い訳がましい
子供が増えるのである。
そのうち子供が、「この煮物、おだしが今ひとつね」などと、
言い出すのも時間の問題であろう。

こうなったら本当に、世も末である。

ちと話しがずれたが、結して「基準値以上の農薬入りでも黙って喰え」
と言っているのではなく、もう少し昔を思い出してくれ、と言いたい。

タイで下校時の小学校の前を通ると、ほんとに多くの小学生たちが
楽しそうに買い食いをしている。小遣いはどうなっているのかその辺は
知らないが、大変微笑ましい光景であった。
すでに日本ではありえないのではないだろうか。

親の与えるおやつしか食べれないのだから…。

どちらが健全なのか、ふと思ったことである。



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旅友

2008-02-08 19:21:26 | つぶやき
昨日、帰国致しました。

暑かったタイとの温度差に体が未だ順応できず、日本の寒さが
身にしみております。歳のせいか最近、タイと日本との空の旅
(およそ6時間程)が、だんだん辛くなってきたような気がしている。
そろそろ、ワンランク上のビジネスクラスに乗ってもバチが当らない
ような気もするのだが、頭の中でそろばんを弾く度に、「そんな経費は
うちにはありません」との結論に至り、毎回いかにしてエコノミー席の
横3席独り占めするか大作戦に勤しんでいる。

そして今回のタイも相変らず、仕事95%に余暇5%的に終了してしまった。
しかしそのような中、今回は、現在チェンマイに住む友人に荷物を届ける
些細なミッションもあり、またこの友人と食事したりと、楽しいひと時もあった。
そういえば、足湯だけだったが温泉にも行ったな…。

さてこの友人であるが、人間的にはすごくマトモな方なのだが、どちらかと
いうと人生の裏街道を行くご夫婦である。今回は奥様の方だけが、ご主人を
軽井沢のご自宅へ置いて、一人チェンマイで長期滞在中であった。現在は
軽井沢で布屋さんを営んでいるが、元々彼女はライターで、本も何冊か出版
している。見掛けは小柄だが、ネパールからひと月以上も歩いて中国のチベット
に不法入国したりと、根っからのバックパッカーでもある。今時の女性には
めずらしく、ひと月以上も風呂に入らなくても平気な方であるが、生まれも
育ちも東京の成城で、ある意味お嬢様でもある。ここら辺も何かが間違っている…。

ご主人もやはり旅人であり、私が二人に会ったのも旅の途中であった。
かれこれもう8年ほどお付き合いさせていただいている。年に1度は
軽井沢のご自宅に遊びに伺ったりしていて、人生の先輩でもあるので、
何かとアドバイスをいただくのだが、お二人のアドバイスは、たまに
世間一般では通用しないこともあるので注意が必要である。
しかし、何よりも世間の枠に囚われず、自由に生きているその姿は、
現在の私自身の指針のひとつとなっている。

つくづく、いろんな人がいて、いろんな生き方があるものである。

また明日から、がんばろう。



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