ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

今年の去りゆく秋を

2023-11-27 09:50:32 | 写真
週末は名古屋東京日帰り。 
今年一番の寒気に覆われた日本。寒さも突然訪れました
鮎沢PAではいつも見ることができる富士山も厚い雲の中。
実家近くの杉並木は紅葉
半世紀前に卒業した小学校も昔のまま。
いつもの喫茶店


寒さが厳しくなったせいか、朝一番にはお客さんも少なく。

ナポリタンとモーニング
小学校の頃に遊んだ神明社、昔は天祖神社の銀杏も見事に色づいて


遅い秋、ようやく東京にも

用事を済ませて、神奈川県登戸の父の墓参りをして名古屋へ
相変わらずの渋滞。お役所仕事の高速道路会社の無策の工事のせいですね。
日曜日は愛知県豊田市小原地区(旧小原村)へ四季桜と紅葉の写真。
紅葉はまだだった2週間前のリベンジ。
夜明けの四季桜と紅葉。仄暗い紅葉に白い四季桜が星空のように。
だんだんと陽が出てくると紅葉と四季桜のコントラスト。朝の透き通るような寒さと陽光は昼とは違う色合いをみせてくれます。

超望遠で四季桜と紅葉を切り取ってみました。




今年は遊歩道が土砂崩れの山にも朝の光が。温かみを帯びた朝の光の中に紅葉と四季桜
隣の寺の参道沿い



朝8時半近くなると沢山の観光客が押し寄せて来ましたので我が家は退散。家に戻る途中でいつも寄る“どどめきの里”さんへ
おばちゃんたちの楽しそうな声を聞きながら、柚子を隠し味にした素敵なごへい餅

おばちゃん達が、ナタで一本一本手作りで作っている”持ち手“。なにからなにまで手作りのごへい餅。隣にはおばちゃん達の育てた野菜など。我が家は漬物と辛子味噌を。


昼前には帰宅してから近所の八事興正寺さんへ。
紅葉と五重塔が晩秋の空に映えます


予約制の普門園へ。

地元愛知県出身、京都の芸術大学をでられた若手作家の和紙を使った展示物
日本の四季折々をイメージして作られた作品









繊細な和紙の展示物は普門園の古い建物を現代の風が駆け抜けるよう。
手入れされた小さいながらの中庭。まるで“小宇宙”。

五重塔の塔も
奥のお茶室、和ガラスと相まって素敵な雰囲気。皆さん、開放されているのにここまでいらっしゃいません。勿体無いですね。


中庭を望む縁側で。ときおり聞こえるお寺さんの鐘の音。
過ぎゆく日本の晩秋を静かに楽しめます。
普門園の方と、京都は外国人観光客で溢れかえって日本の情緒を楽しむどころでは無いですが、ここでは静かに時をすごせますね、と色々なお話を。

外へ出ると四季桜

特別拝観で使えるお寺のサロンへ。
若い僧侶の方とお寺さんのスタッフの方がサロンを運営。
手入れされた白い玉石の中庭、そして過ぎゆく紅葉。お客さんたちも静かに時を楽しんでいました。
すると、目を疑う光景。

土足禁止の回廊から若い夫婦と子供が裸足で降りてきてこの、中庭を走り回っています。
僧侶の方たち、スタッフの方が血相を変えて飛び出しました。
戻ってきたスタッフの方達にうかがうと、履くものが置いてなかったので(土足禁止の回廊ですから)、裸足で降りたと。皆さん呆れていました。ここまで日本人は劣化したのか?と。少子高齢化で”産めよ育てよ“と異次元の少子化対策を打ち出している日本政府。質よりも量なのですかね?

晩秋の日本の伝統を楽しみながら複雑な思い。



















































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