ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

雨の中高谷池ヒュツテへ。でも、何かがおかしい?

2021-05-23 22:04:23 | 
好きな山へは行きたい、でも、東京からの武漢肺炎拡散状態の中では、東京の人達が山小屋に来ている事を考えると中々行けません。ということで金曜日に休みを取って週末を避けて山小屋へ。
でも運悪く、今年は梅雨入り早く、雨の中山登り

天気悪くても笹ヶ峰は天気が良い事が多い、笹ヶ峰マジックを期待して。

でも、今回はダメ。知人と雨の中を。



黒沢は濁流

まだ、雪が。
しかも雪に埋もれた木々が足を滑らせてしまいそう。この時期は高谷池へいくのがルートファインディングが難しいですね。
滑りやすい雪の斜面をなんとか高谷池ヒュツテへ
この日は我々以外には予約無し、管理人さんの俊ちゃんと早めの夕食=宴会を
名古屋で流行っている赤から鍋
出汁は鶏ガラで。
肉は猪肉肉
そして鹿肉のスペアリブ

そう、今回は妙高の地元の猟師さんと一緒。狩猟での鹿肉と猪肉。しかもこの猟師さん、調理の腕も凄く、料理をすると最高。因みに、今の高谷池ヒュツテの調理施設、道具を新たにするときに、妙高市から相談を受けてアドバイス、その内のいくつかはこの小屋に新たに設置されました。
愉しく、山の話をしながらときが過ぎて。
でも、朝、3:00に起きて名古屋から運転してきたので、いつものごとく、早めに記憶を無くして床のストーブの近くに倒れていたそうです😢
朝起きると、雨は降っていませんがキリの中





そして、歴代の管理人さんが使っていたコーヒーミルで豆を

でも、高谷池ヒュツテと言えばこの風景

何か、懐かしい、昔ながらの小屋。
昨晩の赤からの残りでうどんを入れて朝ごはん
素敵な山仲間とかけがえのない時を過ごして管理人さんとお別れ
この山を知り尽くした管理人さんと見送りを受けて。この山小屋はこの管理人さん無しでは成り立たないと。この管理人さん、スノーボードの世界では有名、彼に会いに来る人達も多いです。
今年初めてのシラネアオイを。十二曲がりあたりに2本
コイワカガミも硬いながら蕾も。
エンレイソウも間もなく開花
黒沢まで戻ると山ツツジ。
春は確実にこの山に訪れています。
途中、雷鳥調査の中村先生とそのスタッフとすれ違い。ちょっとお話しをしながら。
前の日は濁流だった黒沢も今日はいつもの穏やかな流れ
雨上がりの笹ヶ峰、新緑の緑が眼にささります

この時期、秋の紅葉の季節よりも生命の生き生きした息吹を目、そして匂いで感じられます。五感をフルに春を感じることが出来ます。
夕方の赤倉からは虹が開田山脈に



夜は赤倉で美味しいお好み焼き。



山を知り尽くした大先輩と。
やはり地元の山を知り尽くした人とのお話しは楽しいです。
翌日は妙高の平丸のブナ林へ行こうとしましたが、昨年の大雨のため土砂崩れ箇所多く、行けませんでした。残念ながらそのまま名古屋へ
途中、くるまの免許をとって40年以上、初めて飛び石でフロントガラスにひび割れ

アイサイトのスバルのフロントガラス、非常に高額、ディーラーで相談を。保険で。
ところで、高谷池ヒュツテに30年以上来ています、そしてこの時期の残雪期はある意味、非常にルートファインディングが難しく、通い慣れていないと無理。
とは言え、今までは、山小屋で迷う場所にはピンクリボン、あるいは分岐点にはピンクリボンのついた竹が目印として設置されていました。でも、昨年は武漢肺炎でこの時期には来ませんでしたが、今年はほとんど無かった、若しくは目立たない。山小屋の本来の姿は登山者の安全を確保するのが本来の目的。
でも、ここ最近の高谷池ヒュツテは何かおかしいと。
屋上架屋状態。
北アルプスのような個人経営の山小屋ではオーナー、そして管理人という組織。この高谷池ヒュツテは妙高市営、ある意味、オーナーは妙高市。しかし管理人が本来は山小屋全てを管理すべきなのにその管理人が動けない状態。
山小屋は勿論、慈善団体ではないので利益を生み出すことは必要。でも、どんな山小屋でも基本は登山者の安全を守ること。それを忘れて、物販の販売に力を入れすぎて本来の目的を失っている、そんな気がします。しかも、その物販、地元の妙高市のものでは無いものが多いような気がします。もっと地元の物販を増やすべきでは。このままでは長野県の北アルプスの延長のようになってきていますね。そして市営の山小屋というものは、やはり地元の経済に貢献することが必要、地元の人達のお土産で運営すべきではと。個人経営の山小屋とは違います。
最近の高谷池ヒュツテはどうも地元から離れている、地元に愛される山小屋ではなくなってきているような気がします。

永年来ていての愚痴かな、と思っていたらそのような声が、最近、特にあちらこちらで聞くので、皆さん同じように感じているのかな。

素敵な山小屋になってほしいですね、スタッフは皆さん、山が好きな人達ばかり、頑張っているのを見るにつけてどうにかならないものかな、と。



























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