ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

クラシカルスキーツアー

2023-02-20 11:37:55 | スキー
暖かい週末。
野沢温泉へ。
千曲川沿いは暖かいので霧が立ちこめています。
千曲川を渡る橋も、なにか”あの世“への道のように。

千曲川を離れると晴れ。野沢温泉スキー場の日影ゴンドラからは妙高山と火打山。千曲川沿いの飯山の町は雲海の下
まるで春のような光景
なぜか、野沢温泉スキー場では、”火打山“を“火打岳”と表示しています。間違えた表示、もう数年間
灯籠木峠からぶなの原生林の中、水尾山へ
鬱そうとしたぶなの原生林。ここへ来るだけでも十分に野沢温泉の手つかずの自然を楽しめます。
数日前にこのルートを通った人達もいるようで、トレースがあって楽に。トレースの幅が広いので外国人かな。
上りもそんなにキツくないのでステップソールには最適
ぶなの原生林、微かにスキー場の放送が聞こえるだけで自然の音を。
水尾山で。
ここからは信濃の大自然を観ることかできます
水尾山から北西斜面へ。
暖かくなって春スキーのようですが、この北西斜面にはパウダーが。
音もなく、サァーっと雪が舞い上がる、山スキーをしていて最高の醍醐味を。


奥志賀林道へ出ると、ウサギの足跡が沢山
滑ってきた北西斜面の我が家だけのシュプール
数日前のツアーは、この天国のような斜面ではなく森の中を。20年以上、通っていると少し森林から外れた斜面の場所を。ここは、仮に雪崩が起きてもすぐ横の森林に逃げ込む事ができます。
とはいえ、ルートを間違えてきた事は今までよくありましたが(数年前も。Mさんご迷惑を)。
奥志賀林道から七ケ巻への稜線へ
ここは尾根が複数に別れていて何度となく迷いました。とはいえ、どこも降りていけば国道にたどり着きますが。

クラシックスキーツアールート、かつての案内板も歴史の中に消えつつあります。



暖かい、を通り過ぎて、暑く。雪もスキー板に“団子”のようになってきて滑らず、修行のように!
重くて、まるでスノーシューを履いているように
七ケ巻には何十年も前にリフト1本だけのローカルスキー場があり、リフト降り場の残骸も。
自然の中に消えつつあります
七ケ巻へ。巨大な段々畑があり、雪が少なくなると、ルートを見つけるのが一苦労
突然、リフト乗り場跡の陰から黒い物体が飛び出てきました。
特別天然記念物のニホンカモシカ
数年前には目の前をイノシシが通っていた場所。
自然豊か、別の意味ではかつての賑わいは無くなってきた、日本の典型的な寒村
もう杉の花も
昼には1本しかない、野沢温泉行きのバス。以前一度、目の前をバスが通り過ぎてタクシーよんだことも。(2人分の)バス料金の10倍でした。ですから、できるだけバス停近くで乾杯。
目の前に温井の集落、鍋倉山、その麓には千曲川と飯山線。
1両のディーゼルカーが谷あいにエンジン音を響かせて通り過ぎました。
鍋倉山なのか、鍋倉山方面からスノーモービルの爆音も
バス停は”七ケ巻“
七ケ巻と書いて“ならまき”と。
でも、バス停も昔の本当の名前ではなく、漢字の通りの”なながまき“
こうやって日本の伝統、歴史は、便利さを理由に失われていくのですね。、

バス停は地元の方の車庫兼倉庫に
倉庫の中には子供相手のアンパンマン
そして、懐かしい“スカイライン”。
岩城滉一さんの若き姿のポスター
昭和の良き時代
昼過ぎに野沢温泉へ
宿に戻るとおばさんがお汁粉と野沢菜
これぞ野沢温泉です


野沢温泉といえば外湯
春のような暖かさに誘われて1番奥の滝之湯へ

夜は、昼の”修行“の疲れかすぐにバタンキューと
翌日、日曜日は予報通り、野沢温泉は土砂降りの雨。外湯での朝風呂へ
野沢温泉といえば温泉饅頭。いろいろなお店の饅頭があってどれも美味しいですが、我が家は必ずこの“みゆき商店”さんの”道祖神饅頭“。チーズが入っていてとても美味しいです。
ここは昔の野沢温泉街道沿い。
山形の羽黒山からのお客様も多かったようで、その名残の石碑

この日は東京の実家経由名古屋へ
横川SAではこの時期に必ず“下仁田ネギ”を。
この独特の甘みが、大好きです、🍶にもあいます

東京は、まるで春本番のような暖かさ
半世紀前に通っていた小学校

小学校前の神社。今は、東京唯一の伊勢神宮の分社の神明社として多くの人達が来ます。でも、昔は学校帰りに鬱そうとしたこの神社で隠れんぼをしていました。神明社というよりは自分にとっては”天祖神社“の旧名のほうが馴染み深いです。
梅も
天気良いのでぶらぶらと。
半世紀前の子供のときからある数少ない“稲毛屋”さんで焼き鳥を。
子供のときには生きたドジョウが桶に入っていてそれをつついて、お店のおじさんに怒られたのも思い出。

川崎登戸経由名古屋へ。
この刈谷オアシスの観覧車を見ると、名古屋へ戻ってきたな、と。

2月なのに、春のような陽気。この暖かさが続くとスキーは終わっちゃうのかな、それは寂しい。


















































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