宅建試験で、5問免除を受けない人は、問46から問50までを解かなければいけないのですが、そこに統計という問題があります。
見るからにやる気を失せてしまう問題です。
それは、とにかく覚えないと得点できないからですね。
多少、現在の状況(不況か否か)が分かると判断しやすくなりますが、試験出題上、過去の数字しか出せませんので、少し今の感覚とズレることもあって、やはりうまく覚えるしか方法がありません。
これを捨てることは絶対にできませんので、指導上は、4つの論点をしっかり覚えることを教えます。
今回は、その一つである「地価公示」の覚え方です。
平成23年度に発表された、要は平成22年1月以降の1年間の傾向は、どうなっているか、ですね。
住宅地なのか商業地なのか、全国平均なのか三大都市圏の平均なのか地方平均なのか、がさらに切り口というかポイントとなります。
まずは、いずれも前回(前年)よりも下がっていますが、その下落率はいずれも小さくなっている(多少景気はよくなってきているのか)ということです。
しかもここ3年間は、住宅地でも商業地でも、それが全国でも三大都市でも地方でも、マイナスが続いていました。その下がり幅が前年より小さくなっているという傾向で、今年は非常に覚えやすくなっています。
この程度は、覚えて試験に臨みましょう。また、予想問題を解いておきましょう。
もう一度言いますが、地価公示は、ここ3年間いずれもマイナスだ、前回よりは下落率がすべてにおいて小さくなっていると。
では、また。
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