高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”・・・・・ まずは“宅建資格”から

法律系資格を取得しようとする場合、まず民法の勉強はかかせませんね。さらに、好きになって得点源にぜひしたいものです。

各資格の相関関係・・・・

2011-01-27 07:38:29 | ひとりごと・・・法律一般
前回では、どの資格も“民法”の科目があって、どの試験を受けようとしても、勉強の仕方はほとんど同じであるといいました。

たとえば、民法の最初のころにでてくる“意思表示”という分野があると思いますが、宅建試験でも行政書士試験でも司法書士試験でも、さらには司法試験でも、やることは全部おなじです。ここでは、ほとんど質、量の差はありませんね。

だいぶ前に上記の画像にある“宅建LIVE講義 民法編”(中央経済社 出版社)を出版しましたが、司法試験受験生から、非常に参考になった旨の報告を受けたところからも、おわかりですね。

現在、出版社の関係でこの本の改訂がなかなか進みませんが、近々是非全面改定して、どの受験生でも使ってもらえるようなものにしたいと思っています。この点は、是非みなさん応援してください。

さて、ここでちょっと、各試験での違いを見ておきたいと思います。それは、メリットにもなります。

特に、「宅建試験をまず中心に勉強するといい」という結論になります。特に、まだ思案中の方は。

それは、その試験では、わりと基本的知識中心に出題され、易しい問題が多いことから、法律の勉強をした人が、すぐに取得してほしい試験なのです。

ここで勉強する科目で、特に民法以外にその特別法である、“借地借家法”などがあります。

その法律は、行政書士試験とか司法書士試験とか司法試験でも出題されますが、なかなかその受験中では、きちんと深く勉強できない科目です。でも、実務についてからも重要なものですね。

わたしは、司法書士受験生にも講義をしているといいましたが、その前にしっかり宅建の勉強をさせて、それがいろいろなメリットを醸し出していることを、説明しています。ですから、真剣に宅建をとってほしいと。

その理由を挙げれば、先ほど言いました“民法”科目は、結局同じような勉強をするのだから問題ない、宅建の民法の勉強ということはないということ、そして“借地借家法”は、司法書士でも重要なのに、ただその試験勉強だけすると十分理解できないから、宅建を受験することにより深い理解ができること、などなどです。

その他“宅建”では、“区分所有法”も勉強しますので、他の資格“マンション管理士”とか“管理業務主任者”への橋渡しができますね。

さらに“宅建”には、“法令上の制限”(建築基準法など)などがあり、将来“憲法”とか“行政法”などの勉強をするときにも、具体的事例として参考になります。

このように各資格をみてみると、法律の勉強をしている、特に法学部の学生なら、宅建に是非チャレンジすることをおすすめします。では、また。


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衝撃的事実・・・・か

2011-01-25 23:15:30 | ひとりごと・・・行政書士
今日、司法書士の受験生に授業で、行政書士の過去問を解かせました。

たとえば、H19年度の司法書士の過去問と、H21年の行政書士の過去問、もちろん民法分野ですが、ほぼ同じ割合(正答率)でした。

生徒の感想も、いやな問題が多いな、ということです。

むしろ、司法書士の問題の方が解きやすいという感じでした。

何が言いたいのかというと、ここ2,3年やはり行政書士は変化し、難しくタイトになってきたのです。

実は、解説を書いていたときも、非常に時間がかかりました。今、宅建の予想問題集(5月ごろ出版予定です)の解説を書いていますが、書けるスピードがこれほど違うとは少しわたしもびっくりです。

ということは、行政書士の受験生の勉強方法としては、古い過去問ではなく、司法書士の問題とか、新司法試験の問題を解いた方が、効率的ということです。

民法を勉強するのに、宅建受験生と司法書士受験生と同じ分野であれば、異なりません。かける力は同じです。もちろん、司法書士の試験の方が、より細かいところが出題範囲ですが・・。

ということで、試験傾向に惑わされず、民法の勉強なら、条文+その趣旨+判例(結論と理由)を、きっちり理解して、覚えておきましょう。では、また。


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再び、捲土重来(けんどちょうらい)を期す…

2011-01-24 22:26:50 | ひとりごと・・・・資格
さて、発表も今日で一段落つきました。


合格したみなさん、おめでとうございます。

しかし、惜しくも合格できなかった方、これまでの努力を無駄にせず、もう一度チャレンジしてほしいものです。

何が失敗の原因かを考えることはつらいものですが、再挑戦するのなら早いほうがいいと思います。総括しましょう。

今日は、ご自身でじっくり考えて、次の目標を立ててください。

早い立ち直りを期待しています。

今日のブログは、寡黙でした。では、また。

※捲土重来(けんどちょうらいとかけんどじゅうらい) ・・・これ私の好きな言葉なんです

 意味は、一度衰えていたものが、再び勢いを盛り返してくること。

 不合格になったとき→捲土重来を期してがんばれ


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ドキドキ いよいよ、行政書士試験の合格発表ですね

2011-01-23 09:21:01 | ひとりごと・・・行政書士
マンション管理士の合格発表に続き、管理業務主任者の合格発表があり、さあ今度の月曜日は、行政書士の合格発表です。ドキドキ。

平成23年1月24日(月)ですね。

ここ2週間は、非常に胃が痛い日が続きます。

今、行政書士の新規出版のため、過去問の解説を執筆中といいましたが、ほぼ原稿が書き上がりました。

そのため、ここ2年の試験の質の高さを考えると、合格できれば非常に喜びが大きいことでしょう。教え子が一人でも、多く受かることを今はただ祈るのみです。

行政書士の合格率をみると、昨年は9.0%、さかのぼると平成20年度は6.4%、平成19年度は8.6%、平成18年度は4.7%、平成17年度は2.6%でした。

一桁台ですから、この数字だけ見るとなかなか手強いです。

しかし、この試験の合格基準は、相対的なものではなく、つまり常に上位から数えて、この数字ではありませんね。

合格基準は、以下の要件のいずれも満たした者を合格とします。
・ 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント(122点)以上である者。
・ 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント(24点=6問)以上である者。
・ 試験全体の得点が、満点の60パーセント(180点)以上である者。

問題別配点ですが、
・択一式 五肢択一式 1問につき4点
     法令 40問×4点=160点
     一般知識 14問×4点=56点
     多肢択一式(3問) 1問につき8点 空欄(ア~エ)一つにつき2点 3問×8点=24点
・記述式(3問) 1問につき20点 3問×20点=60点

ということは、極論なことを言うと受験生すべてこの基準を満たせば、合格率100%となります。


こうなることは講師としての夢です。

ですから、人との競争ではなく、自分のレベルアップのみの問題です。まあ他の試験でも、人がどうのこうのではなく、自分がしっかりできるようになればいいのですがね・・。

ということで、どうしてもとれる科目、とれそうもない科目があるだろう、好き嫌いな科目があるだろうということで、科目の費用対効果も考えて、勉強計画が非常に重要となってきます。時間がないですから。

また、この試験が目指す試験制度といってもいいですし、試験委員のねらい所といってもいいですが、ここ2、3年で分かってきましたので、それにそうように法律分野での勉強では、幅広く勉強していくことが求められていますね。うーん、奥が深い。

特に法律を全く勉強してこなかった人は、まずは“いい参考書”、“いい問題集”に遭遇することが、非常に大切になってきます。

今書いている過去問集は、それに十分答えるものとなっているはずですから、是非それで頑張ってもらいたいものです。では、また。


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明日は管理業務主任者の発表

2011-01-20 14:57:08 | ひとりごと・・・・資格
先週は、マンション管理士試験の発表でしたね。合格ラインも、ほぼ予想した通りとなりました。

あと1点で惜しくもダメだった人もいました。残念。

くやしい気持ちでいっぱいだと思いますが、これで終わりではないのですから、気持ちを新たにして、再出発をしていると思います。悔しさをバネにしてほしです。

このマンション管理士試験は、やはり難しいので、1年で受かるのは非常に厳しいですね。

わたしは、某専門学校で教えていると前に言いましたが、卒業後これに合格したと報告に来てくれる生徒もいます。

でも、在学中は、まずは宅建試験合格を目指していますので、その後2月足らずで、マンション管理士をとれというのも、きびしいものがあります。時間的な余裕がないのが、敗因ですね。

その専門学校では、通常2年間ありますので、まずは法律の勉強の楽しさをわかってもらえるのかが大事だと思っています。そのようになるよう常に考えています。もちろん、試行錯誤ですが・・・。

でも、その楽しさがわかるのは、やはりその成果としての国家資格の取得か、それができなくても法学検定などの試験合格なのです。

試験に合格すると、授業中の態度も違ってきますし、その理解したといえる現れとしてアイコンタクトもできるようになります。法律の勉強への自信の表れが、試験に合格するとみんな出てくるのが不思議です(当然か)。

その国家試験の中で一番の関門は、宅建試験です。なんといっても。でも、次の関門といえるのが、明日の管理業務主任者試験なのです。

特に、宅建で合格できなかった人には、是非明日の発表でいい結果がでているように、と祈っているわたしでした。


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