小学生の時、よく読書感想文のネタになっていた本でしたが、自分は読んだことがありませんでした。
ふと、見つけて、他の人がよく読んでいた本の内容が知りたくなったので、読んでみました。
トムソーヤの冒険のような内容かと想像していたのですが、かなり違っていました。
にんじんは、そこそこ裕福な農家の三人兄弟の末っ子で、特にこれと言って特徴がない子供です。
他の家族も、善人でも悪人でもなく、普通の人間なのでした。
そんな人たちが、不満を持ちながら不器用に暮らす農村の風景が描写されている本でした。
特に特徴がない生活ってこうだよなぁと、子供の頃の夕暮れを思い出すような気持ちになりました。