むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『世界の危険思想』丸山ゴンザレス(光文社新書)

2023年09月15日 | 読書
「~悪いやつらの頭の中~」がサブタイトル。
危険思想と言っても、戦争とか革命とかそういう大それたものではなく、殺し屋とか薬の売人とかのレベルです。
そういう人たちに、突撃インタビューしたのがこの本です。
著者は、彼らの頭の中は単純だ、金がほしいから人を殺す、儲けるためになら何をしても良いということらしいです。
いろいろ考えていたら人など殺せないでしょう。
あまり、深く入っていくと、日本人の一般の価値観では気が狂うかもしれませんので、ただ事実を並べて、分析は浅くするのがよいのかもしれません。

安い金で殺人を引き受け、貧しい暮らしの中で、金がなくなったら、人殺しを引き受ける手軽さ。そして、頭に来たからと言って、人殺しを依頼してくる依頼者。犯人が多いと取り調べで残業しなければならないので、逮捕前に犯人を打ち殺し、ギャング団の数を減らす警官。被害者が半身不随で生き残ると賠償が高くつくので、死ぬまで車で轢くドライバー。

やっぱり、彼らの頭の中を理解しようと思わずに、単純に金のためなんだって思っていた方がよさそうです。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (lemonwater2017)
2023-09-19 01:37:44
像が転んだです。
確かに
暴力や悪って単純なんですよね。
いい勉強をさせてもらいました。
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>Unknown (lemonwater2017さん) (タック(takx007))
2023-09-19 19:41:18
この著者が書くには、単純だということですね。
わたしは、もう少し複雑だと思っていますが、単純だと考えるのもよい理解の仕方だと思いました。
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