多賀幹子『親たちの暴走-日米英のモンスターペアレント』(朝日新書、2008年)を読んだ。
アメリカでは、ヘリコプターペアレントということで、大学にも出没する子離れができていない親。イギリスでは、フーリガンペアレントという教師に暴力をふるう親が問題を起こしているようだ。日本は陰性のモンスターペアレントということらしい。
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第1章 今、学校で起こっていること-モンスターペアレント
1 親から寄せられた苦情・クレーム例
2 追いつめられた教師たち
3 「モンスターペアレント」の増殖
4 「モンスターティーチャー」
5 地域社会の崩壊
6 先生を育てる
第2章 動き出した自治体
1 具体的な対策
2 対処療法と同時に根本的な解決を
第3章 アメリカのヘリコプターペアレント
1 ヘリコプターペアレント
2 「ヘリコプターペアレント」になたないために
第4章 イギリスのフーリガンペアレント
1 フーリガンペアレント
2 客からの苦情-「公」への攻撃
3 変わる学校の役割
4 公立と私立の教育格差
5 公立と私立の健全なバランス
第5章 「モンスターペアレント」と呼ばせないために
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イギリスの教師の話
「教師を20年続けているが、かつては入念に準備された授業こそがすべてだと信じていた。面白く興味深い授業なら、生徒は十分についてきた。しかしいまや、授業始めの10分から15分は生徒を席に座らせ机の上に載せたものをおろさせ、おしゃべりを止めさせるのにかかる。午前中はともかく、昼食後の午後の授業を行うのはもう不可能だ。授業らしい授業は行えず、教師として給料をもらっているのが恥ずかしい。」
アメリカでは、ヘリコプターペアレントということで、大学にも出没する子離れができていない親。イギリスでは、フーリガンペアレントという教師に暴力をふるう親が問題を起こしているようだ。日本は陰性のモンスターペアレントということらしい。
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第1章 今、学校で起こっていること-モンスターペアレント
1 親から寄せられた苦情・クレーム例
2 追いつめられた教師たち
3 「モンスターペアレント」の増殖
4 「モンスターティーチャー」
5 地域社会の崩壊
6 先生を育てる
第2章 動き出した自治体
1 具体的な対策
2 対処療法と同時に根本的な解決を
第3章 アメリカのヘリコプターペアレント
1 ヘリコプターペアレント
2 「ヘリコプターペアレント」になたないために
第4章 イギリスのフーリガンペアレント
1 フーリガンペアレント
2 客からの苦情-「公」への攻撃
3 変わる学校の役割
4 公立と私立の教育格差
5 公立と私立の健全なバランス
第5章 「モンスターペアレント」と呼ばせないために
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イギリスの教師の話
「教師を20年続けているが、かつては入念に準備された授業こそがすべてだと信じていた。面白く興味深い授業なら、生徒は十分についてきた。しかしいまや、授業始めの10分から15分は生徒を席に座らせ机の上に載せたものをおろさせ、おしゃべりを止めさせるのにかかる。午前中はともかく、昼食後の午後の授業を行うのはもう不可能だ。授業らしい授業は行えず、教師として給料をもらっているのが恥ずかしい。」