寄宿舎教育研究会の「とまりあけ」にお礼と基調報告の概要を書きました。
第28回障害児の生活教育全国研究集会に、各地よりご参加くださりありがとうございました。今回の集計は、100名を越える参加がありました。特に若い方の参加やこれまで地道に活動し新しく採用された方を迎えての参加があり、寄宿舎教育研究会活動への励ましとなりました。
「貧困と格差を乗り越える『希望』を科学する-教育権・生活権保障の第2段階」と題された基調報告は、全国的に寄宿舎が抱える様々な課題や困難を踏まえつつ、「子どもの貧困」という角度から寄宿舎とそこでの生活教育の意義、「希望」という角度から子どもの発達とそれを保障する私たちの仕事と実践の意味を問うことで一貫するものでした。30周年を迎えるにあたって、率直に、今日における、寄宿舎の統廃合、研究会の活動の担い手、研究活動のあり方などが問われているとして、研究会の曲がり角を指摘しています。生活教育の研究課題を、今回の集会をステップにして、春合宿、さらには来年の全国集会へと継続して議論していくことを強調しています。
基調報告では、障害児の施設や寄宿舎の実践の歴史を振り返り、「ガリバーのオシッコ」の逸話などこれまで語られてきた子どもと私たちの姿を通して、特に、私たちの日々の実践の中で、子どもと向き合うことはきれい事ではすまないこと、しかし、子どもとともにあることの意味が人生の糧となることを強調し、生活実践の「希望」の方向を示そうとしたものでした。
戦後史の中で、政権がかわり時代が変わろうとしています。しかし、今日の社会の危機的な状況は変わっているわけではありません。「希望」は誰かが示してくれるものではなく、価値ある生活をつくっていく、子どもたちと私たち自身の営みの中にあるのではないでしょうか。基調報告のレジュメの行間にはそのような思いが込められていると思います。
第28回障害児の生活教育全国研究集会に、各地よりご参加くださりありがとうございました。今回の集計は、100名を越える参加がありました。特に若い方の参加やこれまで地道に活動し新しく採用された方を迎えての参加があり、寄宿舎教育研究会活動への励ましとなりました。
「貧困と格差を乗り越える『希望』を科学する-教育権・生活権保障の第2段階」と題された基調報告は、全国的に寄宿舎が抱える様々な課題や困難を踏まえつつ、「子どもの貧困」という角度から寄宿舎とそこでの生活教育の意義、「希望」という角度から子どもの発達とそれを保障する私たちの仕事と実践の意味を問うことで一貫するものでした。30周年を迎えるにあたって、率直に、今日における、寄宿舎の統廃合、研究会の活動の担い手、研究活動のあり方などが問われているとして、研究会の曲がり角を指摘しています。生活教育の研究課題を、今回の集会をステップにして、春合宿、さらには来年の全国集会へと継続して議論していくことを強調しています。
基調報告では、障害児の施設や寄宿舎の実践の歴史を振り返り、「ガリバーのオシッコ」の逸話などこれまで語られてきた子どもと私たちの姿を通して、特に、私たちの日々の実践の中で、子どもと向き合うことはきれい事ではすまないこと、しかし、子どもとともにあることの意味が人生の糧となることを強調し、生活実践の「希望」の方向を示そうとしたものでした。
戦後史の中で、政権がかわり時代が変わろうとしています。しかし、今日の社会の危機的な状況は変わっているわけではありません。「希望」は誰かが示してくれるものではなく、価値ある生活をつくっていく、子どもたちと私たち自身の営みの中にあるのではないでしょうか。基調報告のレジュメの行間にはそのような思いが込められていると思います。
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