フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

想像力が無くなったときは数学の話を聞くこと

2008-08-08 02:07:42 | Weblog

パンプは認知症だけど想像力はゆたか。だから、一人で、何人もの人と会話するというか一人芝居をする。尊厳に満ちている。最近、僕は、想像力がなくなってきている。これは、テレビの報道がいけないんだろうか?自主規制かなんか知らないけれどひどいところは見せないように配慮した写真が多いから額面通り受け取って感動すらないから、アフリカで。難民が飢えていると聞いてもスイッチを切れば関係なくなる感覚が何にでも通用するようになった。例えば、戦争の場面を見たとしても悲惨さは想像できないから「撃ち殺せ」と思いながらスイッチを消すと平和をむさぼってる。この想像力の無さ。こんなとき、久しぶりに数学の話を聞いた。完全数、友愛数、ピタゴラス数、ユークリッドなんと想像力に満ちた世界なんだろう。フェルマーの法則の定理の証明がなされたのは300数年という時をへた1997年だったかな?aの3乗+bの3乗はcの3乗ではないというのが定理だったっけ?300年だよ想像できる?頭の中へ数字を置くだけで広がる世界。数学が救うかも知れないよこの世界中から想像力がなくなってしまうことから。想像力がなくなると、相手の痛みが分からなくなるから無差別殺人なんて平気で起こすことができるんだ。これに、テレビの報道が一役買ってたなんて皮肉だね。これからは、報道がなされたなら、その奥にあることを考えよう、自分の想像力を守るためにも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする