ヨモギ(蓬) (キク科) 撮影地 能代市風の松原

2013年11月01日 06時51分50秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ次第記録し投稿いたします。又その逆で新しい記録もあり、これらを含めて投稿しております。

 

ヨモギ緒言:多年草。

山地や野原などにごく普通に見られる50~100cm位の大きさで、地下茎を伸ばして増えるので群生することが多い。

茎には稜があり、クモ毛が密生している。

葉は洋紙質で互生し、羽状に深裂する。裂片は2~4対あり、ふちには鋸歯がある。表面は緑色で裏面は綿毛を密生して灰色となる。葉柄基部に仮托葉がある。

頭花は大きな円錐花序に多数つく。頭花は少数の筒状花のみから構成され、舌状花はない。色は紫褐色で、咲いたとは思えない。周辺部に雌花、中心部に両性花がありどちらも結実する。黄色く出ているのが雌しべで、紅色の部分が葯。頭花の幅は1.5mm、長さ3.5mm。

若枝を草餅の材料とするので餅草の呼び名もある。葉の裏面の綿毛からお灸のもぐさを作る。花期9~10月。

 

01.10年09月17日 ヨモギ 風の松原内ではどこでもありますがなかなか同定が難しい。

 

02.10年09月17日 ヨモギ 法面の緑化に使われるだけあって根張りはかなりのものである。茎は真っ直ぐに伸びている。

 

03.10年09月17日 ヨモギ 地下茎を伸ばして増えるので群生することが多い。

 

04.10年09月17日 ヨモギ 茎すが、円形ではありません。稜があります。叉茎に白く長いクモ毛が密生している。

 

05.10年09月17日 ヨモギ 茎の断面ですが、円形ではありません。稜があります。叉茎に白く長いクモ毛が密生している。

 

06.10年05月08日 ヨモギ でたてのホヤホヤです。葉の形が違いますが、生長していく課程で多少変わっていくのでしょうか。

 

07.10年09月17日 ヨモギ 葉の裏表です。葉は洋紙質で互生し、羽状に深裂する。裂片は2~4対あり、ふちには鋸歯がある。表面は緑色で裏面は綿毛を密生して灰色となる。葉柄基部に仮托葉がある。標準的な葉です。左側表側、右側裏側です。

 

08.10年09月17日 ヨモギ 葉の表側表面は綿毛があります。脈が凹んでいる。

 

09.10年09月17日 ヨモギ 葉の先は鋭頭。

 

10.10年09月17日 ヨモギ 葉の基部はくさび形。葉柄基部に仮托葉があります。

 

11.10年09月17日 ヨモギ 葉の縁は鋸歯がある。

 

12.10年05月08日 ヨモギ 葉の裏側です。裏面は綿毛を密生して灰色となる。脈は浮きでてハッキリしている。

 

13.10年09月18日 ヨモギ 周辺部に雌花、中心部に両性花がありどちらも結実する。黄色く出ているのが雌しべ花柱。

 

14.10年09月18日 ヨモギ 頭花は少数の筒状花のみから構成され、舌状花はない。色は紫褐色で、咲いたとは思えない。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

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