06月11日
今日はルーペの会で「行合崎」での植物観察会です。総勢8人です。佐藤さんを講師として調査開始です。
皆さん熱心です。スマホ片手に調べる人、記録する人本当に熱心さに驚かされます。お天気にも恵まれました。海もべタ凪です。
今日は珍しいものを沢山見ました。佐藤さんに感謝です。
行合崎の植物に関してまず説明がありました。こちらを「クリック」して下さい。
01.深浦町行合崎の案内表示版。ここには変わった植物がみられるます。
02.ヒレハリソウ(ムラサキ科)コンフリーの名で野菜や薬草として導入され、帰化したもの。
03.ノコギリソウ(キク科)和名の由来は、葉が鋸の歯のように細かく裂け、ヨーロッパ産であることからきている。
04.ノイバラ(バラ科)鋭い刺があります。現在至る所でみられます。
05.ミヤコグサ(マメ科)花は典型的な蝶形花であり,栽培条件下においては,翼弁が開かずに自動自家受粉する。
06.アリノトウグサ(アリノトウグサ科)花は咲いていません。
07.フタバハギ又はナンテンハギ(マメ科)その1。小葉は2個しかないので、属の特徴である偶数羽状複葉のようには見えない。また巻きひげもほとんどない。
08.フタバハギ又はナンテンハギ(マメ科)その2。花は総状に集まってつき、紅紫色で長さ約1.5cm。
09.エゾネギ(ヒガンバナ科)茎頂の散形花序に、淡紅紫色の花を多数密につける。同属のアサツキ(浅葱)に比べ、花が大きく、花被片はアサツキが10~12ミリに対し、本種は14ミリ前後という違いがあるという。
10.コウゾリナ(キク科)越年草・短命な多年草。名前はこの茎や葉にある剛毛が剃刀のように鋭いことから、カミソリナからコウゾリナとなったもの。
11.スカスユリ(ユリ科)花被片の間に隙間があり、和名の由来となっている。
12.ハマウツボ(ハマウツボ科)葉緑素を欠いた完全な寄生植物。宿主はキク科ヨモギ属で、その根に寄生する。ここではオトコヨモギに期生。茎の上部に穂状花序をつくり、多数の淡紫色の花をつける。
13.キリンソウ(ベンケイソウ科)麒麟草、多年草である和名は「黄輪草」と表記されることもある。
14.ハマイブキボウフウ(セリ科)茎先に径3~6cmの複散形花序を出し、小さな白い5弁花を多数つけます。果実は楕円形の分果で、表面に毛がはえます。まだ花は咲いていませんでした。
15.ノアザミ(キク科)総苞片に触ってみたら粘る。
16.ハマツメクサ(ナデシコ科)多年草 ; 生育場所, 海岸などの日当たりの良い岩礁地、砂地、道端、空地のやや乾いた場所。葉は対生し、線形。写真に写っている葉は違います。
17.ハマボッス(サクラソウ科オカトラノオ属)漢字では「浜払子」と綴り、花の咲く様子が払子に似ていることに由来する。
18.ハマヒルガオ(ヒルガオ科)海外でも、世界中に広く分布している。
19.エゾオオバコ(オオバコ科)植物体全体に白色の軟毛が密生する。
20.今日の参加者の皆さんも熱心に記録しています。
21.ニッコウキスゲ(ユリ科で、ワスレグサ属)朝開いて夕方にはしぼむ一日花である。
22.ハマナス(バラ科)まだ咲いていました。
23.ネコハギ(マメ科)地表を這う多年生草本。葉だけです。
24.オオヤマフスマ(ナデシコ科)オオヤマフスマは、「大山衾」で、田中芳男の命名であるが、牧野富太郎は「語源は不明」としている。
25.コメツブツメクサ(マメ科)よく似たコメツブウマゴヤシは、葉に毛が多く、花が終わると花弁が落ちる。
26.今日の担当の佐藤さん。本当によく勉強しています。
27.ハマベンケイソウ(ムラサキ科でハマベンケイソウ属)茎はよく分枝し、砂や礫の上を横に這って広がり、長いものでは1mほどになり、大きな株をつくる。植物体は無毛で、青白色をおび、多肉質である。
28.エゾヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)その1。海岸の礫地に生える多年草で高さ0.5-1.2mになる。 直根は太くゴボウ状に肥大する。 茎は太くてやや軟らかく4稜があり、稜上に幅の狭い翼状のひれがある。
29.エゾヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)その2。花冠は淡黄緑紫色で長さ8-10mmになり、壺形で先は唇形になり、上唇はやや紫褐色が濃く2裂し、下唇の色はやや薄く3裂し、下唇の中央裂片は反り返る。
30.オオバナノミミナグサ(ナデシコ科)大花耳菜草。雄蕊は10個あり、花糸に毛が生える。花柱は5個ある。
31.ニッコウキスが斜面に群生。今が盛りです。
32.オニヤブソテツ(オシダ科ヤブソテツ属)胞子嚢は円形で、包膜は灰白色で中心部は黒色になる。オニヤブソテツの胞子嚢を始めてみました。凄いものです。
33.ホタルサイコ(セリ科)多年草。根出葉は長い葉柄があり、葉身は卵形から長楕円形になり、縁は全縁になる。茎につく葉は互生し、無柄で基部が広がり茎を抱く。葉の表面は緑色で、裏面はやや白色を帯び、葉脈は平行脈状になる。
34.ハマハタザオ(アブラナ科ヤマハタザオ属)北海道〜九州の海岸の砂地に生える。茎は直立し高さ20〜40cm、単純か基部で分枝し、白い単純毛と2〜4岐した毛がある。
35.ハマボッス。17で前掲。
36.ウミミドリ(サクラソウ科の独立したウミミドリ属 )現在は、同科のツマトリソウ属 Trientalis L. とともに同科オカトラノオ属に移されている。地下茎は太く、横に這って広がる。茎は円く、直立して高さは5-20cmになる。葉はやや密に対生まれに3輪生し、無毛で光沢があり、質は多肉質、表面は濃緑色で裏面はやや淡い色になる。
37.ヘラオオバコ(オオバコ科オオバコ属)葉がへらのような形なことに由来する[2]。 葉は細長いへら状で細長く、長い毛があり、水平から斜め上に放射状に伸ばす。
38.トウオオバコ(オオバコ科オオバコ属)オオバコに似るが全体に無毛で大型になる。根茎から10-17個の葉が束生し、斜めに立つ。葉身は長さ8-25cm、幅5-18cm、卵形で、すこし厚めで革質、やや平行する数本の葉脈が目立つ。
39.帰りにみた白神岳です。トイレがはっきり見えました。
種名について間違っているかもしれませので、その時はご一報下さるようにお願い致します。
きょうは本当に珍しい植物を沢山みられて最高です。これも佐藤さんのおかげです。感謝です。
誤字脱字がありましたらご容赦を。