みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

スケルツォ2番

2005年09月05日 | ピアノレッスン
この週末も、グランドピアノをレンタルして練習する。(運のいいことに、両日とも!)
時間の半分はスケルツォ2番に費やしている。少しずつ、弾けるところが増えてる。
個人的に、とても嬉しいのは中間部の難所が、ようやく少し形が見えてきたこと。
CDのテンポの2倍(←嘘!3倍?)スローなテンポでも、なんて格好いいのだ!とゾクゾクする。
病み付きになって、何回も、中毒患者のように繰り返す。
気づくと1時間とか、平気で時間が過ぎてしまう。

悩みは、練習時間の配分。
スケルツォ2番があまりにも、楽しいため、仕上げの段階のノクターン10番や、次に取り組もうと思っているノクターン8番があおりを受けて、進まない・・・。

スケルツォ2番は、1年後の発表会で弾くのが目標なので、とりあえずの様子見、下調べのつもりだったのだけど、この曲に傾いてゆく気持ちはどうしようもない。
幻想即興曲と並んでショパンのピアノ曲の王道であるスケルツォ2番、実際、取り組んでみると、ピアノ弾きの心を虜にする名曲と言われる訳がよくわかる。次から次へと心躍る名旋律が続く。
自分の腕前では、ピアニストのように弾けることはないだろうし、結局、完成に至らず、人前演奏の陽の目を見ることもないかもしれない。
それでも、名曲の響きを自分の指先でなぞる喜びは、何ものにも代えがたい。曲を選ぶ時に、人前できれいに弾ける曲という観点だと、どうしても選曲の幅が、狭まってしまうけれど、ピアノは例外的に一人で弾いていても、十分楽しめる楽器なので、駄目元で、いろんな曲に当ってみるのもいいかな?
とにかく、行ける所まで、行ってやろう。
チェルニー先生やハノン先生に感謝しつつ、この秋は、計画よりも1年早く、スケルツォ2番三昧の秋になりそうな予感。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする