みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

花野・汀・睡蓮・じゃんけん

2005年09月30日 | 俳句・短歌
汀(みぎわ)まで 月の道ある 花野かな
(茨木市 中村ふさこ)

星ひとつ 消え睡蓮の 花ひとつ
(京都市 小林則子)

昃(ひかげ)れば 春水(しゅんすい)の心 あともどり
(星野立子)

不器用に 突き出すグーを
しなやかな パーが包みて 勝負決まりぬ
(詠み人知らず)

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俳句は、きれいな情景が思い浮かぶ句が好み。
「みぎわ」の句、汀という言葉がいい。湖と月と秋の野原、そして一本の道。静かな美しい光景。
「睡蓮」の句もいい光景。星は明けの明星?夜明けの風景だそうな。星と睡蓮、いい組み合わせ。

「じゃんけん」の歌、不器用なグーというのは頷ける。パーをしなやかというのは、面白い感性だなぁと思う。

(NHK俳句・短歌より)
(今週は仕事が増えてきて、ブログの更新、ままならず)
コメント
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