みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

赤紙である

2005年09月14日 | 雑記
ずっと恐れていたことが現実になる。赤紙(=召集令状)である。(心情としては赤紙だけど、ちょっとオーバー?)
仕事で今のプロジェクトに携わって、そろそろ2年。それまで続いていた厳しい労働環境(終電・徹夜・休日出勤)が嘘のようになくなり、信じられないほど落ち着いた2年間だった。
超過労働が常のソフトウエア業界で、この落ち着きようは奇跡的で、まるで2年間、長い休暇をもらっていたような気もする。おかげで、ピアノも進歩して、わりと人間らしい生活を送ることができた。

でも、それも残り1ヶ月ということが、急に決まる。ついに来たか・・・。この次、どんなプロジェクトが待ち受けている?

悪夢のような半殺しとでも表現したくなるような生活に身を置いてみると、よく分かる。平和な落ち着いた状態のうちに、やりたいことをやっておくべきなのだ。仕事でも、家族のことでも、災害でも、いつどんな災難が待ち受けているかわからない。身動きできなくなる前に、やりたいことをやらないと、きっと後悔する。

乙女の恋でなくても「ゴンドラの唄」は至言だと思う。時間貧乏の戯言かもしれないけれど、思ってる以上に「明日の月日はない」んじゃないか?

 いのち短かし 恋せよ乙女
 紅き唇 あせぬ間に
 熱き血潮の 冷えぬ間に
 明日の月日は ないものを
(吉井勇)

残り時間は少ない。さぁスケルツォも先を急ぐべし。

クオレの「ゴンドラの唄」は実に面白いですな。ここでは聴けないけど・・・)
コメント
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