仲川遥香も出演している『くそガキの告白』を観た。
映画監督志望の32歳独身男の馬場大輔(今野浩喜)は、ブサイクな顔にコンプレックスを持ち、人生がうまく行かないのをそのせいにして、同居する母親や友人に当たり散らす最低な「くそガキ」だ。先に監督デビューしている友人から映画のメイキング撮影を任せられている(本編のスタッフとしては使えないので、メイキングを当てがわれている?)現場で、売れない25歳の女優木下桃子(田代さやか)に出会い、惹かれていくという話だ。
主人公は、自尊心だけ異常に強く、「俺の世界観に合わない映画は撮らない」とうそぶきながら、実際に何が撮りたいのか自分でもわかっていない。人生に絶望して自殺を企てようともするが、どこまで本気なのか不明。いつまでも親に寄生し、働く気など微塵もない。そんなじたばたぶりは痛々しい。痛々しすぎて全く共感できない。
ヒロインの田代は好演。グラビアアイドルだが、過剰な露出はなく、清純派アイドルのような扱いだ。
童顔のタヌキ顔は、往年の堀ちえみ、伊藤美紀、森口博子にも少し似ている。最近だと元SDNの芹那。
グラビアアイドルとして多くのDVD作品も撮影してきたのだろうが、映画のストーリーの中で木下桃子を演じることで、彼女の魅力が存分に引き出されている。
主人公に全く共感できないだけに、余計にヒロインの可憐さに感情移入でき、まさにアイドル映画の真骨頂と言える。アイドリアン必見。
主人公に共感できない上、メイキング映像とは言え、あまりにも適当に撮影しているのはリアリティがない。他の主要人物の造形もややおざなり。ストーリー展開や設定にも少し無理がある。そうしたことを割り引いても、アイドル映画としての魅力は失われない。また、ラストの2人のキスシーンの長回しは、思わず見入ってしまう印象的なシーンだった。
仲川遥香は、ヒロインに恋が叶うおまじないを教えるミステリアスな少女役。出演シーンは1シーンのみ。
期待どおりの演技で、可愛く撮れてはいるが、正直なところ、AKBファン目当て、客寄せのための起用だろう。事実、私も寄せられた客の一人。
でも、こういう積み重ねも大切だ。
映画監督志望の32歳独身男の馬場大輔(今野浩喜)は、ブサイクな顔にコンプレックスを持ち、人生がうまく行かないのをそのせいにして、同居する母親や友人に当たり散らす最低な「くそガキ」だ。先に監督デビューしている友人から映画のメイキング撮影を任せられている(本編のスタッフとしては使えないので、メイキングを当てがわれている?)現場で、売れない25歳の女優木下桃子(田代さやか)に出会い、惹かれていくという話だ。
主人公は、自尊心だけ異常に強く、「俺の世界観に合わない映画は撮らない」とうそぶきながら、実際に何が撮りたいのか自分でもわかっていない。人生に絶望して自殺を企てようともするが、どこまで本気なのか不明。いつまでも親に寄生し、働く気など微塵もない。そんなじたばたぶりは痛々しい。痛々しすぎて全く共感できない。
ヒロインの田代は好演。グラビアアイドルだが、過剰な露出はなく、清純派アイドルのような扱いだ。
童顔のタヌキ顔は、往年の堀ちえみ、伊藤美紀、森口博子にも少し似ている。最近だと元SDNの芹那。
グラビアアイドルとして多くのDVD作品も撮影してきたのだろうが、映画のストーリーの中で木下桃子を演じることで、彼女の魅力が存分に引き出されている。
主人公に全く共感できないだけに、余計にヒロインの可憐さに感情移入でき、まさにアイドル映画の真骨頂と言える。アイドリアン必見。
主人公に共感できない上、メイキング映像とは言え、あまりにも適当に撮影しているのはリアリティがない。他の主要人物の造形もややおざなり。ストーリー展開や設定にも少し無理がある。そうしたことを割り引いても、アイドル映画としての魅力は失われない。また、ラストの2人のキスシーンの長回しは、思わず見入ってしまう印象的なシーンだった。
仲川遥香は、ヒロインに恋が叶うおまじないを教えるミステリアスな少女役。出演シーンは1シーンのみ。
期待どおりの演技で、可愛く撮れてはいるが、正直なところ、AKBファン目当て、客寄せのための起用だろう。事実、私も寄せられた客の一人。
でも、こういう積み重ねも大切だ。