劇場版に投票権を付与したのは、タニマチ大量得票の影響力をそぐため(KC)
北沢尚氏が松井咲子に2700票入れなかったら、64位の5398票を下回ったはずの松井咲子が6058票で53位に入ったこと
あるいは、私に財力さえあれば、石田優美に8000票を投じて、今年の総選挙の64位入りを目指すというファンに対して、選抜総選挙運営当事者は、どう思っているのだろうか。
推定1:CDが売れて、キングレコードが儲かり、たいへんよいことである。
推定2:せっかく総選挙をやるのだから、なるべく票数がのびて欲しい。 (あるいは、票数が前年より減ったら、このイベントは中止するという内規=覚悟がある)
推定3:ファンが投票するためにお金を使うのは、日本経済のために、よいことである。
運営当事者が推定3を目指してがんばっている訳ではないが、お金を使うことに対する批判に対しての抗弁としては合理的である。
以上の肯定的な(能天気な)心理に加えて、
推定4:タニマチファンの大量投票により、本来ランクが上がるべきでない不人気メンバーがランクインすることを苦々しく思っている
そして、運営がタニマチファンの気持ちを萎えさせるために、劇場版に投票権を付与したのではないか。
これは運営のメンバーに対する気持ちからの推定である。
運営には、
パフォーマンスの高いメンバーの順位が上がって欲しい
自分たちの評価と、ファンの評価が、一致して欲しい という気持ちがあると推定される。
それよりも、
パフォーマンスの低いメンバーはランクインして欲しくない、(ランクインするとしても順位が下がって欲しい)
運営がメンバーに「パフォーマンスが悪いので改善・向上しなさい」と注意しても、「総選挙の結果を見てみろ」(注)と、(タニマチ大量得票のおかげで)順位がよいメンバーから反論されてはたまらない、という気持ちがあるのだと推察した。
第一回総選挙で佐藤亜美菜が8位になったのは、タニマチ投票だった可能性が高いが、パフォーマンスは悪くないし、せっかく総選挙をやるのだから、サプライズがあった方がよいと、運営は思っていた(と想像する)。
しかし、2012年は64位までと人数が増えたため、運営が予想外のメンバーが、タニマチ大量投票と思われる影響でランクインした。
その中には、運営としては、ランクインして欲しくないメンバーもいた。
そして、運営としてはランクインして欲しかった、パフォーマンスの高い光宗薫が落選した。
今年は対策をうった。
握手会の人気と、総選挙の結果が、なるべく一致するように、劇場版に投票権を付与。
タニマチファンに対するハードルを上げて、少しでも大量投票を減らす。
タニマチファンは確実に64位に入れることができると判断するから大金を使うのである。
今年は64位が何票になるかを読むのが難しい。
仮に私に大金があっても、石田優美を64位に入れるには、いくら使えば確実なのか分からなければ、無駄になるかもしれないお金を使うのはためらってしまう。
ネガティブ・インセンティブとして、劇場版投票権は作用すると思われる。
私の意見とは逆に、劇場版投票権付与を、「「広く支持されている曲」よりも「握手もたくさんしてガッツリ推しているメンバーが上位にくる」と反対意見を、ネット記事で見つけたので、引用する。KC
• 劇場盤シングルにも投票権が付与される
AKBファン以外からするとあまり変わらない部分ではありますが、ここはかなり投票数に影響が現れるはず。なぜかというと「劇場盤」というのは、個別にメンバーと握手するために予約購入する「握手券目当て」の色が濃いCDだからです。一般流通はしていなく、また握手会の会場は東京に限られているのもあって、「首都圏にアクセスしやすい、ガッツリお金をつぎ込んでるヲタ」が投票しやすくなるのです。昨年まではCDについては一般流通している「通常盤」のみに投票権があったので、そこはかなり変わる要素です。
• 僕が今年の総選挙が「つまらん!」と思ってしまう理由
まず大前提として、去年の前田敦子さん卒業をピークに、AKBの人気はよく言えば横ばい、悪く言えば下がっていると思います(48グループ全体で言えばまた違うかとは思いますがね)。これはシングルの売上を見るだけでもわかりますし、世の中が「AKBに飽きてる」感が漂い始めて久しい。コアなファンだけの満足度を高めると、やがて腐っていくのは組織の常。これを打破するのはインパクトがある総選挙というイベントしかないと思っていました。そういう選挙概要にはどうもなってないんですよね…。
劇場盤への投票権付与は、僕は反対派です
すでにSKEのリクエストアワーセットリストベスト50 2012(楽曲の総選挙)では、劇場盤シングルにも投票権が付与されていました。前年までは通常盤のみの投票権だったんですが、2012年からは変わったんですね。何が大きく変わったかというと、「広く支持されている曲」よりも「握手もたくさんしてガッツリ推しているメンバーの曲」の方が上位に来たんです。それはそれで順位が読めなくて面白くはあったんですけど、48グループの投票企画の醍醐味である「コアヲタとライトファンのせめぎあい」がなくなってしまったんですよね。例えばSKE48を代表する1曲であるはずの『1!2!3!4!ヨロシク!』がランク外だったのはそれを象徴する1コマだったと思います。今年の1月に行われたAKBのリクエストアワーは、『走れ!ペンギン』が1位になる一方でシングル曲の『上からマリコ』が3位になるなど、まだそのせめぎあいが見れたかなとは思うんですけど、それも通常盤に限定されたからだと思うんですよね…。
引用終わり
北沢尚氏が松井咲子に2700票入れなかったら、64位の5398票を下回ったはずの松井咲子が6058票で53位に入ったこと
あるいは、私に財力さえあれば、石田優美に8000票を投じて、今年の総選挙の64位入りを目指すというファンに対して、選抜総選挙運営当事者は、どう思っているのだろうか。
推定1:CDが売れて、キングレコードが儲かり、たいへんよいことである。
推定2:せっかく総選挙をやるのだから、なるべく票数がのびて欲しい。 (あるいは、票数が前年より減ったら、このイベントは中止するという内規=覚悟がある)
推定3:ファンが投票するためにお金を使うのは、日本経済のために、よいことである。
運営当事者が推定3を目指してがんばっている訳ではないが、お金を使うことに対する批判に対しての抗弁としては合理的である。
以上の肯定的な(能天気な)心理に加えて、
推定4:タニマチファンの大量投票により、本来ランクが上がるべきでない不人気メンバーがランクインすることを苦々しく思っている
そして、運営がタニマチファンの気持ちを萎えさせるために、劇場版に投票権を付与したのではないか。
これは運営のメンバーに対する気持ちからの推定である。
運営には、
パフォーマンスの高いメンバーの順位が上がって欲しい
自分たちの評価と、ファンの評価が、一致して欲しい という気持ちがあると推定される。
それよりも、
パフォーマンスの低いメンバーはランクインして欲しくない、(ランクインするとしても順位が下がって欲しい)
運営がメンバーに「パフォーマンスが悪いので改善・向上しなさい」と注意しても、「総選挙の結果を見てみろ」(注)と、(タニマチ大量得票のおかげで)順位がよいメンバーから反論されてはたまらない、という気持ちがあるのだと推察した。
第一回総選挙で佐藤亜美菜が8位になったのは、タニマチ投票だった可能性が高いが、パフォーマンスは悪くないし、せっかく総選挙をやるのだから、サプライズがあった方がよいと、運営は思っていた(と想像する)。
しかし、2012年は64位までと人数が増えたため、運営が予想外のメンバーが、タニマチ大量投票と思われる影響でランクインした。
その中には、運営としては、ランクインして欲しくないメンバーもいた。
そして、運営としてはランクインして欲しかった、パフォーマンスの高い光宗薫が落選した。
今年は対策をうった。
握手会の人気と、総選挙の結果が、なるべく一致するように、劇場版に投票権を付与。
タニマチファンに対するハードルを上げて、少しでも大量投票を減らす。
タニマチファンは確実に64位に入れることができると判断するから大金を使うのである。
今年は64位が何票になるかを読むのが難しい。
仮に私に大金があっても、石田優美を64位に入れるには、いくら使えば確実なのか分からなければ、無駄になるかもしれないお金を使うのはためらってしまう。
ネガティブ・インセンティブとして、劇場版投票権は作用すると思われる。
私の意見とは逆に、劇場版投票権付与を、「「広く支持されている曲」よりも「握手もたくさんしてガッツリ推しているメンバーが上位にくる」と反対意見を、ネット記事で見つけたので、引用する。KC
• 劇場盤シングルにも投票権が付与される
AKBファン以外からするとあまり変わらない部分ではありますが、ここはかなり投票数に影響が現れるはず。なぜかというと「劇場盤」というのは、個別にメンバーと握手するために予約購入する「握手券目当て」の色が濃いCDだからです。一般流通はしていなく、また握手会の会場は東京に限られているのもあって、「首都圏にアクセスしやすい、ガッツリお金をつぎ込んでるヲタ」が投票しやすくなるのです。昨年まではCDについては一般流通している「通常盤」のみに投票権があったので、そこはかなり変わる要素です。
• 僕が今年の総選挙が「つまらん!」と思ってしまう理由
まず大前提として、去年の前田敦子さん卒業をピークに、AKBの人気はよく言えば横ばい、悪く言えば下がっていると思います(48グループ全体で言えばまた違うかとは思いますがね)。これはシングルの売上を見るだけでもわかりますし、世の中が「AKBに飽きてる」感が漂い始めて久しい。コアなファンだけの満足度を高めると、やがて腐っていくのは組織の常。これを打破するのはインパクトがある総選挙というイベントしかないと思っていました。そういう選挙概要にはどうもなってないんですよね…。
劇場盤への投票権付与は、僕は反対派です
すでにSKEのリクエストアワーセットリストベスト50 2012(楽曲の総選挙)では、劇場盤シングルにも投票権が付与されていました。前年までは通常盤のみの投票権だったんですが、2012年からは変わったんですね。何が大きく変わったかというと、「広く支持されている曲」よりも「握手もたくさんしてガッツリ推しているメンバーの曲」の方が上位に来たんです。それはそれで順位が読めなくて面白くはあったんですけど、48グループの投票企画の醍醐味である「コアヲタとライトファンのせめぎあい」がなくなってしまったんですよね。例えばSKE48を代表する1曲であるはずの『1!2!3!4!ヨロシク!』がランク外だったのはそれを象徴する1コマだったと思います。今年の1月に行われたAKBのリクエストアワーは、『走れ!ペンギン』が1位になる一方でシングル曲の『上からマリコ』が3位になるなど、まだそのせめぎあいが見れたかなとは思うんですけど、それも通常盤に限定されたからだと思うんですよね…。
引用終わり