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てらまち・ねっと



 福井県・現代版・焚書坑儒事件の続編です。 
      リンクしてある資料の転載、転用など、ご自由にどうぞ。(転送歓迎)

 福井県の、いわゆる男女共同参画センターに相当する生活学習館で、特定の書籍などが書架から撤去される問題が起きました。
 これに関連して、経過を調べるために情報公開請求しました。
 3人で連名で請求したら、「同じ文書でも一つずつ請求しなければ受け付けない」というのです。昨年の鹿児島県も同様に言いました。
 しかも、今回は文書で補正を要求してきました。
 こんな条例違反は、当然、改めていただきました。

●他にもある??
 ひょっとして、情報公開請求権をこんなに制限されているところが、まだ、全国にはあるのかと思い、文書で申し立てたそのものを紹介します。
連名で請求させてくれない自治体の住民の方の参考になれば幸いです。

 なお、このことの市民運動的な観点からの意義は・・・一人で情報公開請求して、万が一非公開、非開示になったとき、異議申し立てや取消訴訟をする場合に、多人数が同一の手続の異議申立人、原告となれることです。
 市民運動は数人より大勢の方が面白い・・・
 だから、私たちは、10人から20人位で当事者として進めることが多いです。

 弁護士を代理人に立てれば一人でも何人でもできます。
 もう一つ、異議申し立ては「総代」として1人か2人が代表して審理に臨む方法があり、裁判では、「選定当事者」1人か2人が代表して裁判に臨む方法があります。私たちは、弁護士をお願いするお金がないので「選定当事者」で・・・

福井県は、連名での情報公開請求を拒否 ⇒ 一転、さかのぼって認める
 今年5月2日の私たちの情報公開に対して、福井県知事が、情報公開請を3人の連名で記載して一件の請求とすることを拒否しました。
 さらにその後、福井県は、一人ずつの扱いであるとの前提で、補正を文書で要求してきました。 福井県は以前からずっと、下記の鹿児島同様、全て、一人一件扱いだそう。
 そんな・・・おかしい。
 そこで、6月5日付け文書で、福井県の要求は実質拒否、連名で一件の請求としてさかのぼって受理したものとするべく、求めました。

 今大地さんが申立書を6月5日昼に福井県に提出したら、夕方には、こちらの求めどおりに進めます、との返事。

    申立書  PDF版 159KB
    同   テキスト版 14.7KB
    同・書証 PDF版 1.65MB  

《見出しだけ抜粋》・・・・・・・
                 2006年6月5日
福井県知事 西川一誠 様
             申 立 書
 貴職に対する私たちの2006年5月2日付け情報公開請求における連名・一件請求の拒否は法令上の根拠を欠き、違法であり、かつ、誤った当該の指示に基づいて実質凍結状態におかれた本件請求につき、5月2日にさかのぼって、連名・一件請求として受理したものとして権利回復するよう是正を求める。

第1 経過
 1. 本件公開請求
 2. 補正通知
 3. 期限延長
第2 情報公開制度における本件扱いの違法性
 1. 情報公開制度の基本
 2. 請求方法に関する規定
 3. 本件条例における「請求一件」の概念
 4. 手数料が必要
 5. まとめ
第3 他の法令からみた違法性
 1. 行政不服審査法
 2. 行政事件訴訟法
 3. 地方自治法
 4. まとめ
第4 福井県行政手続条例(平成7年7月14日 福井県条例第31号)
 1. 条例の骨子
 2. 形式要件の充足
 3. 処分の基準の有無の観点
 4. まとめ
第5 他自治体の実例
 1. 岐阜県
 2. 鹿児島県
 3. 三重県
 4. 岐阜市
 5. まとめ
第6 連名・一件請求、同処分にかかる取消訴訟に関する裁判所の認識
第7 補正通知に対する応諾と拒否
 1. 恣意を排す
 2. 応諾部分
 3. 拒否部分
 4. まとめ
添付書証・・・・第5記載の第1ないし5号証
・・・・・・・・・・・・・・・・・以上


 昨年の7月の鹿児島県議会での発言問題の時も、鹿児島県が、従来から情報公開請求は一人一件でやっているから、同じ文書に対する開示請求でも、別々の請求てするように求めてきたからと、信じられないことを要求してきました。
 そこで電話で、修正を要求。
 「検討します」として、鹿児島県は、後日、こちらの言い分どおりに処理してくれました。
   鹿児島問題の2005年7月4日のブログ
   昨年の鹿児島県での問題のページ

●6月16日に開示と決定
  5月2日 福井県知事に情報公開請求した文書リストなどは、
   2006年5月12日のブログに掲載 にあります。

 そして、興味しんしんのこの文書、昨日、「6月16日に開示する」と決まってきました。(文書が大量なので、延期されていました)
 もちろん、3人連名の一件の情報公開。

 これら、福井県の特定図書排除問題は 福井県の現代版・焚書坑儒への対応のページ にあります。

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 除草剤を使わない稲づくり。昨日は、機械での田植えでした。
 雨が降ったら機械・紙マルチ植えはできないのですが、時折パラパラでラッキー。
 明日、土曜日は、子どもや学生たちが来てくれて、手で植える田植え。
 私の農作業の1年では、一番のイベントです。

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 とりあえず、昨日の写真を1枚だけ載せて、機械や手で田植えの様子は改めてまとめます。
 機械は12アールを2時間ほどで植えてくれます。
 紙サイズの半端なとこや機械ができない所は、手で補植。それなりに手間。


片付けた後、 夏野菜の1番果を収穫
ナスの品種は 築陽 と 千両
 


韓国半白キュウリ と 接木キュウリ
 


韓国半白キュウリはハムとサラダに。
歯ざわりもシャキッとして、とてもおいしい。
 

さぁ、生野菜の美味しい季節

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