報道は、先を走っています。
浅野vs石原の構図は決まり。「『浅野劇場』の開演は間近だ」とする記事も。
先日の東京駅前のホテルでの集会から、まだ、1週間しか経っていないのにね。
「寸止め会見」とも評されても動じない浅野さん。 2月25日の東京の集会のこと
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● 東京都知事選挙 首都で政策決戦なるか
石原氏 福祉で先制策 浅野氏 「都民の悲鳴聞こえる」
東京新聞 3月3日
東京都知事選は、二十二日の告示を前に二日、立候補予定者の発言が熱を帯びてきた。市民団体の後押しで首都決戦に挑む前宮城県知事の浅野史郎氏(59)が「都政は荒廃」と切り込めば、三選を目指す現職の石原慎太郎氏(74)は「(問題点を)実証して言ってほしい」と反論。共産党推薦の元足立区長吉田万三氏(59)、建築家黒川紀章氏(72)とともに、都政運営の手法や施策の是非をめぐる“ジャブ”の応酬が繰り広げられた。
□行政手法
すでに事実上の出馬表明をしている浅野氏はこの日、都内で報道陣との質疑応答に応じた。
「今はまだ勉強中」と具体的な政策を明らかにしなかったが、石原都政については「組織の誇りが失われているが、職員側の責任ではない」と指摘。「(石原氏の)姿勢とか発言で、(都民の心情が)相当傷つけられている部分がある」と揺さぶりをかけた。
こうした批判に対し石原氏は、同日の定例記者会見で「都政でやることやってきた」と自負を示し、都税の徴収率アップに努めてきた主税局を引き合いに「とてもいいチームワークで、みんな汗かいてやっている。実績みてもそうじゃないか」と切り返した。
その上で、矛先を浅野氏が三期十二年務めた宮城県知事時代の県財政に向け、「だいぶ借金が増えたみたいですね。財政がどうなったかを調べて(有権者の)評価の素材にしたらいい」と皮肉を口にした。
「無名の都の職員からたくさん(石原知事に批判的な内容の)電話が入ってきている」と本紙の取材に話すのは黒川氏。吉田氏は都内の講演で、「都政には三つの転換が必要。私物化をやめる。大型開発の中止。憲法の尊重」と訴え、浅野氏に対しても「改革派知事と言われたが、大型開発中心の政治のひずみには手を付けなかった」とけん制した。
□福祉政策
東京都がこの日、打ち出した低所得者のための都民税軽減措置。
石原氏は「これは一種の福祉。ばらまきじゃなくて」「底辺にいる人たちがいらざる支出を強いられている」などと説明し、選挙公約にも位置づけた。「選挙を考慮したものか」と問われると、「あなた方と私の考え方は違ってくる。どう解釈されようと結構だが」と語気を強めた。
一方、都の福祉や教育の現場から「何百通というメールがきている。読んだ感じでは悲鳴」と打ち明ける浅野氏は障害者福祉をライフワークに掲げる。「力の弱い人も構成員として生きていく社会をつくるには(今の)東京は首をかしげる状況」と疑問を投げかけた。
黒川氏は新しいマニフェストを二日に作成し、五輪招致が福祉の切り捨てにつながっていると主張。吉田氏も「税金の使い方を変えれば福祉が充実する」と訴えた。
□五輪招致
石原氏の三選の目玉とされ、都知事選の争点となる五輪招致の是非は、選挙戦でどんな対立軸になるのだろうか。
石原氏は「意識調査では(五輪の)期待率は高い」と述べ、招致をてこに都市整備を進める従来の考えを強調。これに対し、黒川氏は五輪中止を公約に掲げ、吉田氏も見直しを主張する。一方、浅野氏は「招致にそんなに(都民の)反対はないのでは…」との見方を示す。その上で「喫緊の課題がある中で都政の優先順位として疑問を持っている」と、正式な出馬表明時に態度を示す構えだ。
●「チャンピオン」に対抗意識=浅野氏、政党推薦は否定-都知事選 3月3日 ライブドアニュース
4月8日投開票の東京都知事選へ事実上の出馬を表明した前宮城県知事の浅野史郎氏(59)は2日午後、都内で記者団の取材に応じ「後戻りしにくい状況」などと述べ、出馬への強い意向を重ねて示した。3選を目指す現職の石原慎太郎氏(74)の印象を「チャンピオン」と表現し、対抗意識を見せる一方、政党推薦は受けない考えを改めて強調した。
浅野氏は政策を発表する正式な出馬表明の時期について、「来週中にはと思っている」と述べた。また、同氏の出馬が固まったことを受け、石原氏が「お嫁さんが決まった」と感想を述べた点には「例えがしっくりこない」と評した。
さらに、石原都政について「(都の)組織の構成員が誇りを持って仕事をやれているか。その誇りが失われているようになっているのではないか」と批判した。
2007年03月02日20時46分
● 慎太郎知事闘志メラメラ 3月3日 ライブドアニュース
都知事選で3選を目指す石原慎太郎知事(74)が2日、前宮城県知事の浅野史郎氏(59)の「都の教育、福祉の現場は荒廃している」との“挑発”に対し「荒廃なんて、誰がどういうふうに言ったか知らないけど、どうでもいいよ、そんなこと。都民が分かってくれること」と余裕の受け答えをみせた。
石原氏が最後の大仕事として掲げる五輪誘致について、浅野氏は「最優先でやるべきか、疑問を感じる」と否定的だが、石原氏は「具体的にはっきり実証してからモノを言ってもらいたい。五輪への期待は高い」と反論。今回の知事選では「五輪が一つの争点になる」と明言した。
さらに石原氏は、浅野氏の宮城県知事3期12年に触れ「だいぶ(宮城県の)借金が増えてるみたいですね。詳しく分かりませんが」としっかり反撃した。
連日のように都知事選について質問され「もうその話はいいよ。ほかのこと聞いてくれよ」とうんざりした様子の石原氏だが、「困ったことにまだ、のどが治らない。せっかくの美声で演説したいのに」と徐々に選挙モードに突入しつつあるようだ。2007年03月03日08時15分
● 選挙:東京都知事選 意欲の浅野氏に期待感−−会見で増田知事 /岩手 3月3日 ライブドアニュース
東京都知事選(4月8日投開票)に出馬意欲を示している前宮城県知事の浅野史郎慶大教授について、増田寛也知事は2日の定例会見で「(出馬するとすれば)勇気ある決断だと思う。東京をどうしたいと考えているのか、聞きたい衝動にかられる」と期待感を示した。
改革派知事の一員として知られ、県警捜査褒賞費の情報公開などに取り組んだ浅野氏と親交の厚い増田知事。出馬の背景を「民主党の人材難と本人の思いが一緒になったのだろう」と話し、「マニフェストなどを作って具体的、詳細に考えを発表し、都民や宮城県民に決断に至った説明をしっかりする必要がある」と注文を付けた。【林哲平】2007年03月03日12時31分
● 浅野氏出馬への展開「理想的」 民主・菅代表代行 3月3日 産経
民主党の菅直人代表代行は3日の都内での講演で、東京都知事選に事実上の出馬表明をした浅野史郎前宮城県知事に関して、「候補者選びの段階から市民が参加する形がいい。これまでの展開は理想的だ」と述べ、民主党が浅野氏の実質支援に回る形での都知事選勝利に自信を示した。
菅氏は「最終的な形は決まってないが、浅野氏は形式的な意味での政党の推薦、支持は求めないだろう」と指摘した。(2007/03/03 12:49)
●野史郎氏「民主推薦はない」 日刊スポーツ 3月2日
4月の東京都知事選に事実上の出馬表明をした前宮城県知事で慶応大教授の浅野史郎氏(59)は2日夕、都内で記者団の取材に応じ「ここまで来れば後戻りしにくい状況。来週中には考えをまとめたい」と述べ、公約の骨格がまとまり次第、正式に出馬表明する意向をあらためて示した。
民主党の推薦については「みんなが主体的に参加できるようにしたい。(推薦という)結論にはならない」と否定し、無党派での出馬を明確にした。
また浅野氏は、公約などは準備中としたが、「ライフワークの障害者福祉という点では、都は最先端であるべきだ」との考えを示した。
[2007年3月2日23時23分]
● 浅野氏 寸止め会見…来週中にも正式出馬表明 スポーツ報知 3月3日
東京都知事選(22日告示、4月8日投開票)への対応が注目されている前宮城県知事の浅野史郎氏(59)が2日会見し、「後戻りできない状況にある」と述べ、来週中に正式な出馬表明を行う考えを明かした。この日も、例によって明確な言質を与えず「寸止め会見」に終始。相変わらずのじらしぶりだったが、「浅野候補」誕生は秒読み段階に入った。一方で、迎え撃つ形の石原慎太郎都知事(74)は、浅野氏の“挑発”を一蹴。余裕の表情を見せた。
浅野氏は2日夕方、都内のホテルで報道陣の求めに応じる形で緊急会見を行った。冒頭に「出馬会見じゃありませんから…」と報道陣にクギを刺したが「覚悟を決めなくちゃいけないという気持ちはかなり強い」「後戻りできない状況だ」と言葉は出馬表明そのものだった。
それでも「何のための会見なのか」とじれる報道陣に対しては「私は出馬表明というのは、そんなにいい加減なものではないと思う」と制する一幕も。「まだ、都政を勉強中。来週中に(公約など)考えをまとめたい」と語り、「寸止め」しかできない現状に理解を求めた。
2月28日に「フリーズは解けてきた」と事実上の出馬宣言をし、熱っぽく語ったが、正式な出馬表明には至っていない。この日は早朝からTBS系番組「朝ズバッ!」に出演。ここでも再三、みのもんた氏らに「出馬宣言」へ仕向けられたが、「『都政で何をしたいか』とか、公約とかを話せば『出馬します』と言うようなもの」とやんわりとかわした。
しかし、選挙戦モードに突入しているのは、本人も承知している。番組内では石原都知事を挑発する言葉を並べ立てた。2016年の東京五輪招致について「招致はやれたら面白いと思う」としたうえで「都政の中で優先順位が高いかは疑問。震災対策、福祉や医療など、ほかに力を入れるべきことがある」と知事の目玉公約にかみついた。
さらに石原都政の運営は「秘密主義。相当、問題がある」とバッサリ。視聴者を意識し「反石原」の印象を強調しようと必死だった。
出馬が取りざたされ始めて以降、日に日に発言を変えてきた“カメレオン”の浅野氏。民主党が独自候補を擁立した場合「勝つのは難しい」として出馬しない方針だったが、この日になってあっさりと撤回。「勝ち負けではない。戦う意義があるかどうかで判断する」と同党の推薦を受けない方針を示した。
その民主党では、円より子・党都連会長(参院議員)ら党都連の一部には、海江田万里元衆院議員ら独自候補を擁立を望む声もくすぶっている。そんな「お家騒動」を尻目に浅野氏は「推薦はNO」を突き付け、政党色を弱め、無党派層を核にした「反石原票」を一気にかき集める狙いだ。
石原知事を「チャンピオン」とし、自らを「チャレンジャー」と表現した浅野氏。「浅野劇場」の開演は間近だ。
(2007年3月3日06時04分 スポーツ報知)
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