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てらまち・ねっと



 浅野さんの昨日の立候補表明。新聞やニュースをぐるりと見た。
 一部に揶揄する記事もあるが、大半は好意的。

 ところで、2月後半までほぼ皆無だったが、先日来、ブログで浅野史郎たたきが始まっていると感じる。組織的と思える面もある。
 ま、始まる前からそれだけ評価が高いことのあらわれ。

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◆立候補の記者会見資料と会見の動画にもリンク
● 浅野前宮城県知事、都知事選出馬を正式表明  3月7日 日経
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 前宮城県知事の浅野史郎慶大教授(59)は6日、東京都庁で記者会見し、4月8日投開票の東京都知事選への出馬を正式表明した。立候補の理由は「石原都政にストップをかけなければ、日本の政治が取り返しのつかないところまで行ってしまう」と強調、「透明性のある都政に転換し、納税者のお金を大切に使う」などとしている。民主党が支援する方針。

 浅野氏は旧厚生省課長から1993年に宮城県知事に初当選。情報公開を進め、「改革派知事」といわれた。3期勤め、2005年に退任した。

 都知事選にはこのほか、3選を目指す石原慎太郎知事(74)、共産党が推薦する元足立区長の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)が出馬の意向を明らかにしている。


● 都知事選:浅野氏、冗談やたとえ話で親しみやすさ演出 3月7日 毎日

 都知事選の出馬表明会見に笑顔で臨む浅野史郎前宮城県知事
 =都庁で6日午後4時4分、竹内幹撮影

 「石原都政の実態を知るにつれ、心の中のコップに注がれた水がこぼれる瞬間があった。そこからドラマが始まった」。浅野氏は6日の会見で、立候補決意の理由をこう表現した。一度は出馬を否定していたが「カードが裏返るように心変わりしたわけではない」とも強調した。
 都知事選出馬が取りざたされてから、浅野氏は冗談やたとえ話を駆使して自らの心情を表現し、親しみやすさを演出した。百数十人の報道陣が参加したこの日の会見でも「浅野節」は健在。A4判10枚の資料を配り「泣きながら勉強してパソコンを打った。私がホチキスでとじた」と庶民感覚をアピールした。
 浅野氏は先月、民主党の出馬要請を一度は断ったが、先月25日の市民集会で態度保留に転じてからは「私は失語症」「フリーズ(凍結)」と沈黙。同28日に突如「『フリーズ』は溶け『プリーズ』になった」と言葉遊びで意欲を表明した。

 この間に、浅野氏は民放各社のテレビ番組に出演し続けた。日ごとに出馬意欲の度合いを高め「都民から悲鳴に似た声が聞こえる」などと石原都政批判を展開。知名度アップのためのメディア戦略とも取れる行動だった。こうした言動に支援者からは「テレビに出過ぎてタレントのよう」と苦言も。浅野氏は「その時々の気持ちを正直に話している。私の言葉が真実」と強調するが、浅野氏をよく知る宮城県幹部は「追い込まれないと決断しない傾向がある」と評した。

 浅野氏の正式出馬表明について石原慎太郎知事は6日、「出たり引っ込んだりして、やっぱり出たってことかな。あまり江戸っ子向き、東京っ子向きじゃないね」と皮肉った。【鈴木梢】毎日新聞 2007年3月6日 20時40分 (最終更新時間 3月6日 21時08分)

● 浅野史郎氏が出馬「都政のゆがみ直す」  3月7日 スポ日
 4月の東京都知事選について、前宮城県知事で慶応大学教授の浅野史郎氏(59)が6日、東京都庁で会見、出馬を正式に表明した。3選を目指す石原慎太郎東京都知事(74)について「私物化、側近政治による都政のゆがみを直し、都政を正常化する。(石原都政は)害が大きすぎる」と対決姿勢をあらわにし「勝算なしに(選挙に)出る人はいない。当然勝ちます!」と意気込みを語った。都が招致を目指す2016年夏季五輪については「都民が真に望んでいる課題なのかを見極めつつ判断していく」とした。

 民主党の推薦は「受けない」とあらためて表明。だが「支援は幅広い方がいい」と話し「礼儀として」民主党都議へあいさつを行った。

 宮崎県の東国原英夫知事は、女優のかとうかず子と離婚した末に知事選に挑戦したが「うちは夫婦付随」と家庭円満を強調した。慶応大には当選した場合、休職届を出す予定。「4月に教壇に立っていたら、このプロジェクト(都知事選)は失敗ということ」と説明した。

 都知事選には共産党推薦の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)も出馬を表明している。 [ 2007年03月07日付 紙面記事 ]

● 浅野氏、都庁で出馬会見「石原都政にストップを」  3月6日 ライブドア・ニュース
「私、浅野史郎は来る3月22日告示、4月8日投票の東京都知事選挙に立候補することをここに表明いたします」―― 6日、新宿にある東京都庁6階「記者会見室」、前宮城県知事で慶應義塾大学教授の浅野史郎氏(59)が、東京都知事選への出馬を明らかにした。浅野氏は開始時刻と同時に会場入りし、質疑応答なども含め約1時間の会見となった。

 浅野氏は記者会見の中で「石原批判」を展開。「今ここで立ち上がり、石原都政にストップをかけなければ、東京や都民にとってだけでなく、日本の政治にとっても取り返しのつかないことになる」と語った。「(石原都知事に対し)もういいでしょう、もうやめましょう。このままじゃいけない。折角輝かしい業績をあげてきた。そこまではいい。しかし、もう4年やるというのは、もうやめてください」と浅野氏は続けた。また、浅野氏は今回出馬に至った経緯を以下のように説明している。

 「3期12年、宮城県知事を務め、知事業は卒業と考えていた私が今回の都知事選挙に立候補することを決意した最も大きな要因は、東京だけでなく、全国各地の人たちから寄せられた『石原都政はもうたくさん』という悲鳴にも似た声です」。

 「社会的弱者に対する差別発言、都政の私物化、公私混同、側近政治、恐怖政治のような教育現場など、石原都政がもたらした数々の問題点を指摘しながら、その変革を必死になって願うメールや意見に接するうちに、誰かがこういった都政を変革するために、立ち上がらなければならないと思うようになりました」。

 「その誰かが私である必然性は感じられませんでしたが、2期目以降の石原都政の実態を詳しく知るにつれ、私の心の中のコップに水が注がれて、徐々にその量を増し、いつかコップから溢れ出すか如き感じで、何かが変わったのです」。

 集まった報道陣の数は100人以上。会場はその熱気でとても暑かった。浅野氏も額に汗を浮かべ、選挙にかける思いを力説していた。

● 浅野氏「勝ちます」石原都知事に宣戦布告 走り始めた「後出し男」  3月7日 スポーツ報知
 前宮城県知事・浅野史郎氏(59)が6日、都庁内で記者会見し、東京都知事選(22日告示、4月8日投開票)への出馬を正式に表明した。「『参加することに意義がある』ではだめ。勝ちます」と石原慎太郎都知事(74)に宣戦布告。対決姿勢を強める一方、「風通しのよい都政にする」など公約を掲げた。出馬をにおわせながら寸止め発言に終始していた「後出し男」がようやく走り始めた。

 浅野氏は、石原知事が定例会見で使う会見室のイスにどっかりと腰を下ろした。開口一番「都知事選出馬の会見です」とサラリ。2月28日の出馬前向き発言以降、さんざん気をもたせた割にはあっさりとした参戦宣言だった。

 会見場はテレビカメラ16台、150人超の報道陣で「満員御礼」。勝算を聞かれ「選挙は『参加することに意義がある』五輪ではない。当然勝ちます。都民の良識に期待したい」と自分をふるい立たせるように語った。

 報道陣に配られたのは「出馬表明にあたって」と題したA4用紙10枚の冊子。「泣きながら全部自分で書いた」(浅野氏)という代物は、出馬理由、政策骨子などが記されていたが、具体性に乏しく、“やっつけ仕事”の感は否めなかった。

 「出来が悪かったらごめんなさい」と悪びれず話す浅野氏。「都政は都民がやることだから私のブレーンは都民」と自身のホームページ上に意見を募る「目安箱」を設置するという。

 宮城県知事を12年間務め上げ「知事は卒業」としたはずだった。浅野氏は「何の不満もなく、家庭円満で幸せだったんですよ。この幸せを自分から捨てるのは何で?と自分でも思いましたよ」と屈託なく語る。「『誰か止めてくれ』とは思ったんですけどね。心に火をつけられたというのか…」と揺れに揺れた末の決断だったようだ。

 過去に例がない、宮城県に続く“2階級制覇”への挑戦。「東京は一自治体の枠を超え、日本そのもの。多くの人は日本の政治をあきらめたと見ているが、それは都政の惨状も関係している」と立て直しを訴えた。
 「打倒石原」の姿勢はより強くなった。「思いつき施策」「恐怖政治のようだ」「都政を私物化している」などの言葉を並べ立ててかみついた。五輪招致も以前は「面白いかなと思う」と述べていたが「都政の課題は山積だ」と計画見直しも示唆した。

 会見後は浅野氏への支援の意向を示す民主党の都連幹部に早速あいさつ。7日には小沢一郎代表と初めて会談を行う。「今ここで立ち上がり、石原都政にストップをかけないと、東京や都民にとってだけでなく、日本の政治にとっても取り返しのつかないところまで行ってしまう」。もう拳は下ろせなくなった。

 ◆石原知事けん制「マニフェストわかりにくい」
 石原知事は浅野氏の出馬表明を受け、都議会終了後、記者団の取材に応じ、「マニフェストが抽象的で分かりにくい」とけん制した。同氏の政策について「みんな東京がやってきたこと。(浅野氏は)江戸っ子向きじゃない感じがする」とチクリ。都政私物化との批判には「私物化できるもんじゃない。都政は大きい」とかわした。

 一方で石原知事を支援する自民党内では浅野氏の出馬について「石原氏と互角にはならない」(片山虎之助参院幹事長)との見方が大勢だ。中川秀直幹事長は「石原氏とは知名度やキャリアが全然違う。宮城の成果なら似たようなケースは山のようにある」と語った。(2007年3月7日06時00分 スポーツ報知)


● 社説:東京都知事選 やっと面白くなってきた  3月7日 毎日
 4月の統一地方選の焦点となる東京都知事選に6日、浅野史郎前宮城県知事が正式に出馬を表明し、選挙の対決構図がようやく固まった。石原慎太郎知事の都政継続か、転換か。そして、これに政党がどう関与し、7月の参院選にどんな影響を及ぼすのか。何はともあれ都知事選が面白くなってきたことを歓迎したい。
 都知事選には、石原、浅野両氏のほか、共産党推薦の吉田万三氏と建築家の黒川紀章氏らが立候補を予定している。
 争点は16年の東京五輪誘致、福祉・教育政策や情報公開のあり方など。石原氏の親族、知人重用や政策決定過程の不透明さ、さらには石原氏自身の一連の差別的発言なども選挙戦では取り上げられるだろう。争点は2期8年の石原都政そのものといっていい。
 注目されるのはそれだけではない。石原氏が自民党の、浅野氏が民主党の、それぞれ推薦を断ったという点である。
 都道府県知事選は、革新自治体が続々誕生した60年代後半から、各党相乗り時代を経て、90年代中盤以降は政党の支持を受けない無党派候補が主流となってきた。だが、昨年、改革派を名乗ってきた無党派知事らが談合事件などで相次いで失脚。今また政党が地方政治にどうかかわるかが問われる時代となっている。
 にもかかわらず、両氏が政党推薦を固辞したのは、政党色を抑えた方が選挙結果を左右する無党派層を取り込めると判断したからに他ならない。東国原英夫知事が圧勝し、政党不信があらわになった宮崎県知事選も両氏の判断に影響したとみられる。裏返せば政党は無党派層にアピールする看板と見なされなかったということだ。
 そこには両氏の計算もあろうが、政党が地方政治をおろそかにしてきたツケでもある。とりわけ候補者選びで場当たり的に迷走を重ね、最後は浅野氏に乗っかる形となった民主党は、その力量不足を率直に反省した方がいい。
 ただ、今回は宮崎県知事選などとはまったく違う構図であることも指摘しておきたい。
 既に有権者の多くは、石原氏は自民党的で、浅野氏は民主党的な候補だと見ているのではなかろうか。実際には両氏とも政党とまったく無関係ではいられない。一方、自民、民主両党はどんな支援をしていくのか。今後の地方選への政党関与を考えるためのステップとすべきだ。そして、吉田、黒川氏らを含め誰が支持されるのか。やはり選挙結果は参院選に大きな影響を及ぼすことになろう。
 浅野氏はこの日の出馬会見で都政に関する政策の骨子を発表し、今後、詳細なマニフェストを策定するという。同時に「地方分権を進めていく中で東京都が必ずしも中心的な役割を果たしていない」などとも語った。
 都知事選はこれまでも中央政治の先行指標となってきた。都政を入り口に広範な政策論争が巻き起こることを期待したい。それはマニフェスト型選挙がさらに進化するかどうかの試金石にもなる。毎日新聞 2007年3月7日 0時35分

● 「慎太郎都知事におごり」浅野氏戦闘モード  3月5日 スポーツ報知
 東京都知事選(3月22日告示、4月8日投開票)に出馬の意欲を示している前宮城県知事で慶大教授の浅野史郎氏(59)が4日、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」に出演し、現職の石原慎太郎知事(74)について「社会的弱者に対する差別的発言に、多くの人は怒っている。2期目になり、おごりが出てきた」と批判。対決姿勢を鮮明にした。自身の出馬についてはこの日も正式表明はなかったが、すでに戦闘モードに突入したようだ。

 浅野氏は、石原都政について「1期目は評価している。リーダーシップもあるし、国に対して敢然と発言、行動し、ディーゼル規制もやった」といったんはヨイショしたあと、一気に批判へと転じた。
 まずは性格批判。「2期目くらいから、ちょっとそれ(評価)が揺らいだ。分かりやすく言えば、おごりという感じが、都政よりも、石原都知事ご自身に出てきた」と、石原氏に「おごり」があると指摘。都知事として取り組みたいこととして「個別の政策よりも全体的なムード。社会的弱者に対する石原知事の差別的発言に多くの人は怒っている」とマッチョな石原氏とは対照的なソフトな人格をアピールした。

 さらに、石原氏の仕事の姿勢も批判した。「石原さんは週に3回くらいしか(都庁に)行かれないようだが、私はもちろん毎日参ります。全身全霊をかけてやるのが信条」

 一方で、石原氏が「宮城県知事時代、だいぶ県の借金が増えたみたいですね」と指摘したことに対しては、「(当時は)国策としての自治体の景気対策があって『借金してもやれ』と相当の圧力があった。その結果として(県債が)積み上がった」と反論。あくまで自身の政治手腕が原因ではないことを強調した。
 ただ、この日もやはり、正式な出馬表明の言葉は出なかった。
 司会者の田原総一朗氏から「出る? 覚悟を決めた」と問われると、ウンウンとうなずきながら「スタートラインが見えてます」と2回繰り返し、「一日も早く出られるように頑張ります。その時は出馬宣言です。四の五の言わない」と、近く正式に表明することを明言した。
 東京都知事選は、現職の石原氏のほか、共産党推薦で元足立区長の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)がすでに出馬を表明している。
(2007年3月5日06時06分 スポーツ報知)




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 一昨日、議会の一般質問の通告をしました。
 今回、4月の市長選に現職の再選、しかし、無投票が見込まれており、論戦の場がないので、この3月議会で、過去の市政を振り返り、次を見るために、ある程度、厳しい視点で組み立てました。

 2007年第一回定例会・3月議会(3月2日から3月20日まで)(県議選の関係で短い) 質問関係 
★★一般質問  2007年3月5日通告の一般質問の要点と通告全文 
 一般質問は、3月16日。今回は、なんとたった5人。
私は、16日(金)の午後の1番(午後1時ころの見込み)。
  通告の全文へのリンクはこちらから  要点は以下のようです。
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● 質問番号 1 番  答弁者  市長
質問事項  トップである市長自身の法令遵守の姿勢や倫理観を問う

《質問要旨》
 来る4月22日執行の山県市長選挙に平野氏が立候補することは、公知されているところ、市長の基本的な法令遵守の姿勢や倫理観について具体的に例示して現状を明らかにする。

1. 市の財政支援団体からの「市長選・推薦」の受諾の法令違反・倫理違反ではないかと私が驚いていることがある。
 山県市の正式な予算的な関わりとして、任意団体を含めて各種団体・法人等に財政支援(補助、助成、拠出など)している(以下、「各種団体」という)し、委託・契約・出資関係(以下、「業務団体」という)のところもある。
 予算執行の責任者である市長が、これら団体から、現職市長の再選の市長選挙あるいはその政治活動において、「推薦」とか「支持」とか「応援」等という「関係」を成立させること(以下、「推薦等」という)は、政治家としての市長の倫理観を本質的に問われる課題である。
 政治資金規正法22条は、国又は地方公共団体からから補助金、負担金、利子補給などを受けた会社や法人が、交付決定の通知から1年間にわたって政治活動に関する寄付を行うことを禁じている。 このことは、相手方が市長であっても議員であっても同じである。
 山県市において該当事案があるかないか。

2. 来る市長選に関して、平野氏は、各種団体の推薦を受けたと報道もされているところである。(※)
 平野氏の政治家・市長(選)等としての推薦等の意思表示を本件一般質問日までにした団体のうち、山県市が財政支援している各種団体等について、その名称と代表者名、過去1年間の交付等の額と支出名目、月日はどのようか。
 同じく、業務団体についてはどのようか。

3. 当該政治活動団体の事務所あるいは選挙の事務所において、各種団体・業務団体からの推薦等記載の書面などを掲げることは法令違反ではないか。もしくは、法令の規定を逸脱し、あるいは社会通念を逸脱した著しく不当な行為ではないか。

4. 同行為は、山県市長としての倫理に反するのではないか。

5. 旧高富町にあった倫理条例では、このようなことのできないように規定されていた。市になって倫理条例を「不要」と答弁してきた市長の政治姿勢の問題が根本にあるのではないか。

6. また、職員の駐車場使用料にかかる遵法姿勢やリーダーシップの面でも驚きである。
 市の駐車場は、大部分が市有地で、一部に借地がある。昨年末、市長は、職員から駐車場の料金を徴収することを説明し、本年1月から開始した。
 地方自治法では、使用料などを徴収する場合、何らかの条例措置が必要とされている。
 どこに関して、月額、年額いくらで徴収するのか、その算定根拠はどのようか。

7. 徴収の法的根拠はどこに置くのか。なぜ、条例措置しないのか、違法ではないのか。

8. 市長自らは徴収の対象外としておいて、職員に対してリーダーシップが発揮できると考えるのか。

9. 条例がない状態で、「市長」を除外し、実際に徴収していないことは、公選法の候補者等の寄付行為の禁止に該当するのではないか。
(この項、後日下記に訂正)
9. 条例で「市長」を除外していない状態で、「山県市が常勤職員である平野氏に特例的に納付を求めていないこと」は、「法人である山県市」と「公選法の候補者等である平野氏」の関係において、政治資金規正法(寄附の制限)第21条第1項に抵触する行為に該当するのではないか。※ 

10. 庁舎内禁煙が不徹底であることについて、市長は、見てみぬ振りをしているのではないかと疑う。
 山県市が、「庁舎内は一律禁煙」としていることは、市民からも好評である。
 が、「時に庁舎内の執務室などで喫煙している職員がいる」と、内外から苦情がある。
 市がルール化して一律適用していること=すなわち「制度」を無視することは、モラル違反であることは当然として、法令遵守=コンプライアンスの違反である。
昨年発覚した職員による公金・公物の横領・窃盗事件のあと、市長は、職員意識をきちっとさせるとした。しかし、相も変わらずコンプライアンス違反である。
 重大事案の再発防止のために、速やかに調査し、徹底すべきだ。 
 事実関係はどうか。(答弁によっては、固有名詞等を挙げることもあり得る)
 今後はどうであるのか。
                             以上  
※ 2007年2月27日 岐阜新聞一面
 「自民党から推薦を得たほか、市商工会や市体育協会など各種団体からも推薦を取り付けており、市内全域で浸透を図っている。」

※ 政治資金規正法(会社等の寄附の制限)
第21条 会社、労働組合、職員団体その他の団体は、政党及び政治資金団体以外の者に対しては、政治活動に関する寄附をしてはならない。





● 質問番号 2 番  答弁者  市長
質問事項  ダイオキシン、重金属、公金支出情報に関しての山県市役所の隠蔽体質や非公開体質について

    関連  2007.2.23 事件の新聞報道
        ↑ 2004年からの一般質問や経過、現場写真にもリンク
《質問要旨》
 市長は4月に再選を目指すというが、山県市行政の根本的な隠蔽体質や非公開体質を放置したままでは無責任である。いくつか例示して問う。

1. ダイオキシン問題から見たとき
 昨年1月から3月ころ、美山地区の市のゴミ関係施設であるクリーンセンター敷地内において、基準を超えるダイオキシンが検出された。しかし、市は、これを隠し続けていたところ、今年になって、それを知った県の強い求めで公表に踏み切った。

 (1) いつ、どの経過の中で、どのような値が検出されたのか。
 (2) どうして1年近くも隠し続けたのか。
 (3) 汚染土壌など、現在はどうなっているのか。
 (4) 市民の健康に直結する問題。周辺の再度の調査などすぐにすべきでなかったのか。
 (5) 再調査の時期や方法と調査費、今後の対策及び対策費の額はどのようか。

2. 建築廃材のチップ中の重金属検出から見たとき
 伊自良地区の建築廃材のチップが実質不法投棄状態で放置されている(2004年12月、2005年3月の一般質問)。
このチップから、92検体の平均で基準値を超える重金属の「鉛」が検出された。(※)
 
 (6) 市が最初に認識した時期とその経緯、市の対処はどのようか。
 (7) 再調査が行われたが、その時期と方法、調査主体、費用はどのようか。
 (8) その結果を市が知った時期と結果の内容、それに対する対処はどのようか。
 (9) 周辺は農地が広がり、井戸水を飲用している住宅もある。承知しているのか。
 (10) 私が要求しても状況説明すらせず、資料ももちろん見せなかった事実は歴然としている。議員に対しても、関係者に対しても、市民の問い合わせに対しても、逐次、説明すべきではなかったのか。
 (11) 今後、基準値を超える重金属等をどうして行くのか。放置されたチップはどうなっていくのか。
 (12) 市は市民の安全を確保する義務がある。そもそも、基準値を超える重金属等検出の第一報の時点で、市は独自に予算措置して調査し、対策すべきだった。なぜ、独自調査しなかったのか。
 (13) 今後すみやかに、重金属やアスベスト、その他の各種調査をすべきではないか。

3. 情報公開における非公開体質から見たとき
 私は、昨年末、市議の選挙公営に関して山県市選管に、県議と知事選挙に関して岐阜県選管に情報公開請求した。
 それに対して、岐阜県選管は、「公職選挙法の選挙運動費用収支報告書においては、支出の相手方についは『氏名、住所及び職業』等について報告義務がある」という大原則を類推適用して、運転手の氏名、住所などの個人情報も公開した。
しかし、山県市は、運転手の氏名、住所などもすべてマジックで黒く塗って公開した。市の公金の支出の記録であるが、その情報公開においてすら、非公開の体質があふれている。

 (14) 市長はこの非公開体質を改善すべき認識と意欲はあるのか。
   具体的にどうするのか。
                 以上

  <R>※  2007年2月21日付け読売新聞全国版の抜粋
「昨年11月に破産管財人が行った調査で、『堆肥ヤード』から、環境基準を超える鉛が検出されたからだ。92検体を採取・分析したところ、最高で1リットル当たり0.035ミリグラム増と、基準の0.01ミリグラム増の3倍を超え、平均でも0.011ミリグラムと基準を上回った。」


● 質問番号 3 番  答弁者  市長
質問事項  市を財政破綻直前にいたらせた市長の責任について


関連  2006.9.19 2006年9月議会の財政に関しての質問

      2006.12.8 2006年12月議会の財政に関しての質問
《質問要旨》
 山県市の実績に基づく「中期財政予測」の公式データでは、市の財源は、2009年(H21年)度に初めて赤字となり、同年は1年間で約6億円の財源不足、2010年(H22)度は1年間で19億円不足、2011年は21億円不足が見込まれている。2006年10月に発せられた新年度予算の編成方針にも「平成23年度累積財源不足額約46億円」と警告されている。
 新年度(H19年度)予算編成が終了、議会提案されている3月現在においてなお、その予測データの数値に変動はないと財政担当部局から説明を受けた。

1. 財政破綻直前になった原因について
 この原因についての私の認識の概要は以下である。
 2003年(H15年)の3町村合併前においては、それぞれの町村の駆け込み事業の決定・実施による財政支出の増加、そしてその起債の償還開始による負担の増加の影響が出てきたこと。
 平野市政になった合併後に関しては、例えば、高富地区では、財政が厳しいから「一部改築」で進めるしかないとされていた高富中学校が、全面新築として3年で約25億円の事業に転換。伊自良地区には例えば、突然「立派な橋」の計画が持ち上がって約1億円を奮発(必要性に疑問の声も強い)。
 また、自治体合併の協議において、合併への批判をかわす内々の意図のもと、住民負担は低いところにあわせ、住民サービスは高いところにあわせたことのしわ寄せも重要である。
 最近の主たる要因は、岐阜市の共同処理が筋である一般ゴミの処理計画を、市長自身の判断によって単独計画を選択したことである。

 (1) 市長は、「中期財政予測」の公式データにおける財源不足に陥ることの要因はどこに「あった」あるいは「ある」と考えているのか。その認識は、事態改善に不可欠であるからこそ、問う。
 (2) 合併後数年での破綻予測は、全国に例があるのか。
 (3) そもそも、財政が厳しいから自治体合併するしかないと理由付けされていたが、山県市は、この理由付けは誤っていることを実証したとは考えないのか。

 (4) 自治体合併の議論が進みつつ、最終的には「合併が破談」もしくは「合併協議から離脱」した市町村は、どこも厳しく真摯な行財政改革・再建策を選択して対応している。
他方、合併した自治体の相当数は、財政支出を膨らませた。まさに、山県市はこの典型だ。これらは、ひとえにトップである市長の方針と選択の結果というしかない。
    平野市政の1期4年の総括として、市を財政破綻直前にいたらせた市長の責任を市民にどう説明し、釈明するのか。

2. 財政予測の怠り
例えば、旧高富町では、形式的とはいえ、毎年データを整理し、表にしていた。
市町村合併した自治体は、たいていが「中期財政予測」を行っていた。しかし、合併後の山県市は、これを怠ってきた。2004年4月、私が市議になって、何度請求しても財政予測は出て来なかった。初めて出てきたのは、昨年2006年の9月だ。

(5) 2003年4月の合併後、市長が、「中期財政予測」をさせなかった理由は何か。
(6) 今回のように自治体合併の数年後に財源不足に陥ることを回避するには、各時点での精一杯の予測に基づき、可能かつ適切な事務事業の選択がなされるべきだった。
これを怠ったトップとしての責任をどう説明・釈明するのか。

3. 具体的に
 市長は先の12月議会での私の質問に、「現在の山県市の普通建設事業等については、今後しばらく、思い切った削減というか中止ということも加味しながら、対応して行かなければならない。」と答えた。

(7) 抽象的な緊縮の意思表明は、議会議員も市民も聞き飽きている。具体的に、どの事業につき、どうしていくというのか。
 (8) 温泉計画はどうするのか。
以上



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