無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク(略称:自治ネット)では、昨年、議会基本条例で有名な北海道栗山町議会の橋場議長、四日市大学政策学部の岩崎教授をお招きして公開講座を行ってきました。
今年は、講師として前我孫子市長の福嶋浩彦さんをお招きし、8月24日(日)午後2時から名古屋都市センターにて公開講座を開催する予定です。講師に1時間半ほどお話しいただいた後、参加者の皆さんが存分に意見交換できるよう1時間ほどのフリーディスカッションにしたいと思っています。
福嶋さんは、市民自治を徹底的に追及された方で、その考え抜かれた論理は明快です。続投を望む署名運動も起こりましたが、これ以上長く続けてはいけないという本人の強い意志で、2007年に3期12年続けた我孫子市長を引退されました。なぜ3期で辞めるのか。この辺についても目からウロコ?のお答えをいただくことができるのではないかと思います。納得のいく説明に「なーるほど~」の頷きが何回出るか楽しみです。
我孫子市長時代には、常設型住民投票条例、自然環境を守るために市民から資金を集めた「あびこ市民債」、予算編成過程の公表、市の補助金をいったん全廃し再募集、3年ごとに白紙に戻すなど、全国に先駆けてユニークな市民参加施策を展開されてきました。おもちゃ箱の中から泉のように湧いてくる施策のすべてに通じるのは市民自治の追求です。
福嶋さんは、市長になる前に市議会議員を3期務めていらっしゃいます。どんな議員さんだったのでしょうか。また、福嶋議員から見た市議会はどうだったのでしょうか。「議会への市民参加」についても斬新な提言をうかがえることを期待します。
福嶋流の地方分権とは、市民自治とは、市民参加とは、協働とは・・・。あなたの中で、勇気とひらめきのわいてくる2時間半にしたいと思います。 |