高校野球の準決勝や結晶が新聞の社会面で小さくなるほどにオリンピックの報道が続く。
それでも、社会面、場合によっては一面記事に上がる石原産業の事件。
昨日も新聞一面に載っていた。
なお、7月11日ブログ にも載せたけど、四日市工場内にフェロシルトなどを不法投棄していたらしいこと。
◆また石原産業の事件が/工場敷地内に不法投棄 。
このエントリーの最後にも関連記事を引用しておく。
この手のこと、他にも例があって、刑事事件で、最高裁が自社工場敷地内でも不法投棄と認定して有罪になったとかあった記憶。
どうも、行政や他の人たちは告発を渋っているようなので告発も検討してはどうかと思う。
昨日は午前の所要の後、午後1時から7時まで畑仕事。
今朝も7時から畑。
これじゃ、来週提訴の訴状作りが進まない。
22.23日は名古屋で講師を務め講座、24日も別の公開講座・・(汗)
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ここのところ6位、7位あたり
●工事現場責任者を書類送検、石原産業の配管事故で サンケイ 2008.8.12 20:06
化学メーカー「石原産業」(大阪市)の三重県四日市工場で5月に起きた燃料タンクの破損事故で、四日市労基署は12日、事故の予防措置を怠ったなどとして「仁田工事」(三重県菰野町)の現場責任者の男性(66)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。
調べでは、男性は石原産業が発注した重油タンクのガス抜き配管取り換え工事で溶接作業をしていた際、配管内に対流するガスに溶接の火花を引火させて小規模爆発で配管を破損。さらに爆発後、作業員を避難させなかった疑い。男性を含む作業員3人にけがはなかった。
男性は工事前に、重油ガスと火花を遮る金属製の板を配管に挟み忘れたという。
●石原産業がホスゲン生産量記録 三重県警、週明け立ち入りへ 中日 2008年8月14日 夕刊
化学メーカー石原産業(大阪市)が有毒ガスのホスゲンを無届けで製造していた化学兵器禁止法違反事件で、三重県警が6月、同社四日市工場(同県四日市市)などの家宅捜索で押収した操業日誌に、日付ごとのホスゲンの生産量が記入されていたことが分かった。県警は違法製造開始時期や生産量を特定する有力な証拠とみている。
県警は週明けにも工場内の製造プラントの内部に初めて立ち入り、製造過程で生じた化学成分の残存物を押収する。
県警によると、操業日誌は押収した資料約500点の中にあった。塗料の材料の酸化チタンなどほかの製造物と同じように日付と生産量が併記してあるという。
同社は2005年2月から06年10月にかけ、農薬の原料となるホスゲンを無届けで計約170トン製造した化学兵器禁止法違反の疑いが持たれている。しかし一部は3年の公訴時効の期間を過ぎているとみられ、製造時期の特定が立件の条件となっていた。
ホスゲンを年間30トン以上製造する場合は生産量が30トンを超える30日前までに経済産業省に届け出る義務がある。石原産業は5月、届け出を怠っていたことを公表。経産省の告発を受けた県警は関係者からの事情聴取、製造プラントの規模や生産能力を検証する捜査を続けている。
●石原産業工場を家宅捜索 三重県警 2008年8月18日 夕刊
化学メーカー石原産業(大阪市)が化学兵器に転用可能な有毒ガスのホスゲンを無届けで製造した化学兵器禁止法違反事件で、三重県警は18日午後から、同社四日市工場(三重県四日市市)の家宅捜索を始めた。製造過程で生じる化学成分の残存物がプラント内にないかなどを調べる。
県警がプラント内部に立ち入るのは初めて。捜索には危険が伴う可能性があるため、科学捜査研究所の捜査員を含む約10人で臨んだ。
同社は2005年2月から06年10月にかけ、農薬の原料のホスゲンを国に無届けで計170トン製造した疑いが持たれている。県警は6月、同工場などの家宅捜索で日付ごとのホスゲンの生産量が記された操業日誌を押収しており、プラント内の捜索で違法製造の裏付けをさらに進める。
ホスゲンを年間30トン以上製造する場合は、経済産業省に届け出る義務があるが、怠っていた。
●石原産業:県に改善報告書 放射線量測定外部依頼など /三重 毎日新聞 2008年8月12日
大手化学メーカー、石原産業(大阪市)は11日、「不祥事ゼロに向けての企業体質の改善報告書」をまとめ、県に提出した。管理基準値を上回る放射線量率の産廃汚泥「アイアンクレー」の工場外への不正搬出問題に関して、放射線量率測定を定期的に外部専門機関に依頼することなどを盛り込んでいる。
報告書では、「情報公開の実施」「コンプライアンス(法令順守)などに関する研修の実施」「工場の指揮命令系統、責任区分の明確化」「施設・設備の新設、改善でのチェック機能強化」など7項目に分けて改善策を示した。
その中で、アイアンクレー不正搬出問題では、放射線量率のデータを改ざんしていたことを受け、「測定の定期的な外部委託によって、測定の健全性維持に努める」とした。また、▽環境安全保安体制改善のために外部コンサルタント2人を人選し、近く活動を始める▽土壌、地下水汚染対策のために設けた外部専門家4人による専門委員会の議事録や議事を公開する--などのほか、既に公表している本社機能の一部の四日市工場移転なども記した。
織田健造社長は「改善策を徹底して生まれ変わり、新生石原産業に向かって一歩一歩進めていきたい」と話した。【田中功一】
●配管からガス漏れ 石原産業四日市工場、摩耗が原因 中日 2008年8月14日 朝刊
13日午後6時45分ごろ、三重県四日市市石原町の石原産業四日市工場で、酸化チタン工場の塩化炉の配管から、製造工程で発生した塩酸を含む酸性ガスの白煙が約3分間漏れた。
同社によると、配管が摩耗して穴が開いたのが原因。工場の敷地境界では臭気などは感知されず、周辺への影響はないという。同日、県と市に報告した。
同社は四日市工場で不祥事が相次ぎ、6月下旬から1カ月間、操業を順次停止して設備の総点検をしたばかり。この配管は不具合の対象には含めていなかった。同工場総務グループは「秋の定期修理までは大丈夫だと判断していた。住民など関係者に心配を掛けたことをおわびしたい」としている。
●再生へ体質改善策 石原産業、情報公開など7本柱 中日 2008年8月12日
石原産業四日市工場の一連の不正問題で、同社の織田健造社長ら幹部6人が11日、県庁を訪れ、工場に本社機能の一部を移すなど企業体質の改善策を県に報告し「新しい石原産業に向かって着実に進んでいきたい」とあらためて再生を誓った。
改善策の柱は情報公開、設備の総点検、法令順守・危機管理の研修、指揮命令系統・責任区分の明確化など7項目。6月に工場を現地調査した小山巧・県環境森林部長らの指導で文書にまとめ、織田社長が望月達史副知事に手渡した。
このうち、情報公開では最低年1回、地域住民らを対象にした工場見学会を行うほか、工場の安全点検結果や廃棄物の処理量などをホームページで公表する。工場の排水や排ガス、放射線量などの測定、分析は外部機関にも依頼し、安全操業や環境保全に努めるとした。
織田社長は報告後に会見し「不正の根本的な原因はコストダウンや生産を優先する経営体質、ノーと言えない上意下達の企業風土にあった」と説明。「透明性を高めて地域住民の信頼を得たい。2度と不祥事は起こさない」と強調した。
工場に社長室を新設し、本社の一部の部署を移転させた目的を「工場と本社が一体となって情報を共有し、本社が十分に監督機能を果たすため」とした。織田社長は「週2日は工場に滞在し、直接指揮が執れるようにしたい」と述べた。 (平井一敏)
●埋設産廃はフェロシルトか 石原産業四日市工場に数万トン 中日 2008年8月1日 朝刊
石原産業が四日市工場(三重県四日市市)敷地内に産業廃棄物を不法投棄していた問題で、埋められた産廃は同社がリサイクル商品と偽って製造した「フェロシルト」である可能性が高いことが分かった。埋設量は数万トンとみられる。
工場の小林明次長が31日、三重県庁を訪れ、県の指示で行った土壌調査結果を報告。六価クロムが検出された酸化チタン製造工場跡地の埋設物について「検出された有害物質や土の色などからフェロシルトの可能性が高い」と説明した。
同社は1998年から2005年にかけ、土壌埋め戻し材としてフェロシルト約76万トンを製造、販売したのは約72万トンとしていた。販売量が製造量より約4万トン少ない理由を、同社は「保管中にフェロシルト内の水分が蒸発して製造時より軽くなったため」と県に釈明していた。
工場内には、航空写真などから2000年9月から03年1月までの間に産廃が埋められたことが分かっている。フェロシルトは当初、中部国際空港の土地造成などへの利用を見込んで大量に生産されたが、ほとんど売れなかった。県は、同社が処理に困った在庫の一部を敷地内に埋めて隠していたとみている。フェロシルトの製造量と販売量の差に関連する可能性もある。
小林次長は取材に「埋設場所には現在、回収したフェロシルト3万-4万トンが置いてあり、すぐに埋設物をフェロシルトと断定することは難しいが、確認を急ぎたい」としている。
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