名古屋の河村市長は、「あくまでも減税」とこだわり続けて、市政を混乱させてきた。
そもそも、高所得者や企業に恩恵が偏る「一律減税」だから、私は批判的に見ていた。
その河村氏があっさりと、方向転換。
減税を批判した橋下市長に直談判、その結果、
「増税、減税は社会システムの仕組みを考えた後に検討する」という弁。
しかし、河村氏の本音は、「減税」ゆえに大阪市長や東京、愛知知事らか無視されたことと、
3氏のその流れに一緒に乗せて欲しい、
そんな動機がありありしている。
一番大事といっていた政策より、国盗りが大事の本音がもろに出たようだ。
そんな関連の報道を記録しておく。
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●河村市長 減税改め増税反対へ
NHK 2月4日 5時45分
名古屋市の河村市長は、NHKのインタビューで、次の衆議院選挙に向けた訴えの柱について、減税政策から消費税率の引き上げに反対することに改め、大阪市の橋下市長との連携を目指す考えを示しました。
地域政党「減税日本」の代表を務める河村市長は、次の衆議院選挙に向けて減税政策を柱に訴えていく考えを示してきましたが、連携を目指す大阪市の橋下市長は、減税政策に難色を示しています。
これについて、河村市長は、3日、NHKのインタビューで、「橋下市長が『減税とばかり言うな』と言うのも分かる。
衆院選に向けた公約として、減税政策にこだわれば孤立してしまう」と述べました。
そのうえで、河村市長は、「政治は、みんなで力を合わせて取り組まなければならないこともある。消費税率の引き上げに反対することで一致できればいい。地方の独立や庶民の政治を求めて戦うことが大事だ」と述べ、次の衆議院選挙に向けた訴えの柱について、減税政策から消費税率の引き上げに反対することに改め、大阪市の橋下市長との連携を目指す考えを示しました。
河村市長は、3日夜、大阪市内で橋下市長と会談し、こうした考えを伝えました。
●橋下大阪市長:「河村市長と政策協議」 会談で確認
毎日新聞 2012年2月4日 1時54分(最終更新 2月4日 2時52分)
地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長と大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長は3日夜、大阪市内で会談し、次期衆院選に向けて政策協議を進めることを確認した。
河村市長が掲げる「減税」については橋下市長が慎重な姿勢のため、共通の政策課題にするかどうかは国と地方の社会システムを議論した後、改めて検討することにした。月1回程度のペースで協議を続け、5月をめどに連携のあり方について結論をまとめる。
会談は河村市長が申し入れ、約3時間行われた。関係者によると、橋下市長は「いろいろな報道があるが、河村市長のことを決して嫌ってはいません」と述べた。
河村市長は「地元では今後も減税を言うが、国政で言うかどうかは協議していきたい」と話したという。【福島祥】
●「河村市長はナンセンス」 橋下市長、ツイッターで批判
朝日 2012年2月3日1時5分
大阪市の橋下徹市長は2日、簡易投稿サイト「ツイッター」で、「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長を「今の段階で増税か減税かを政治家が意見表明するのはナンセンス」と批判した。
この日公務がない橋下氏は、午前11時半ごろから日本経済の活性化策などについて約1時間にわたってつぶやき続けた。
橋下氏はそのなかで、人口減少社会では資産課税を強化するなどして「一生涯使い切りの人生モデル」を確立し、内需を拡大するしかないと主張。そのためには、老後の不安がない社会保障制度の構築が先だとし、税制、税率は「最後の話」とした。
●河村市長:橋下市長の公約巡る発言に「脱増税で連携」
毎日新聞 2012年2月1日 14時49分
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が1月31日、次の衆院選の公約を巡り「維新の会は減税を打ち出さない」と明言したことに関し、減税日本代表の河村たかし名古屋市長は1日「『脱増税』で(連携すれば)いいのではないか」と述べ、橋下市長との連携を引き続き模索する考えを示した。
河村市長は「私たちは減税日本だから(減税を公約に盛り込むのは)当たり前のことだ」と発言。減税日本が衆院選で減税を公約に掲げたら連携は困難との考えを、橋下市長が明らかにしたことに対し「そんな(同じ公約を掲げなくてはいけないという)ことを言っていたら連携なんかできない。政治はそういうものだ。一度きちんと説明したい」と述べ、今後、自ら調整に乗り出す姿勢を示した。【福島祥】
●減税、維新が政策協議へ 河村、橋下両市長が合意
2012/02/04 01:16 【共同通信】
政治団体「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長は3日夜、「大阪維新の会」を率いる大阪市の橋下徹市長と大阪市内で会談し、次期衆院選での連携に向け、政策協議を始めることで合意した。
河村氏は会談終了後、記者団の取材に応じ「衆院選での連携に向けた基礎の基礎ができた」と強調した。
減税日本のマニフェスト(政権公約)に盛り込む意向を示している消費税率の引き下げなどの減税策については「増税、減税は社会システムの仕組みを考えた後に検討する」と結論を先送りした。
●河村市長 3都市連合 蚊帳の外のミジメ
日刊ゲンダイ 2012年2月1日
信じたアナタが悪いのか…
「石原氏が新党、政治集団をつくるのであれば、ぜひ連携したい」――。31日、都内で国民新党の亀井静香代表と会談し、「石原新党」への期待を公言した大村秀章・愛知県知事(51)。東京、大阪、愛知の三大都市圏の連携を強調し、すっかりその気になっている。
今月には名古屋で橋下、石原との3者会談が行われるともいうが、完全に蚊帳の外に置かれたのが地元・名古屋の河村たかし市長だ。
「大村さんが昨年2月の知事選に勝てたのは、河村さんの支援があったからこそ。それなのに自分を無視して、石原、橋下にスリ寄っている。大村さんの行動を苦々しく思っているでしょうね。
また、11月の大阪ダブル選では橋下さんの応援に行ったし、石原さんとは一橋大の先輩後輩で交流もある。その2人からも声を掛けてもらえず、メンツを潰されたかたち。会談する3者にすれば、震災後も『減税ひとすじ』で叫び続ける河村さんは、邪魔だったのかもしれません」(地元紙記者)
昨秋から河村市長には逆風が吹きっぱなしだ。10月には代表を務める「減税日本」の県議と市議が薬事法違反で県警の事情聴取を受けた。何人かの市議は自民党にスリ寄り、公約の市民税10%減税は5%に圧縮された。
「本人も相当焦っているようで、次の衆院選では名古屋市を区域とする愛知1~5区に候補者を立て5議席独占するつもりです。もちろん河村さんも出馬するでしょう」(関係者)
名古屋の異端児で終わらせるには、もったいない。
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