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てらまち・ねっと



 猪瀬氏が辞任を表明したことで、「次の都知事の候補選び」が話題になっている。
 それは当然として、まず、猪瀬氏の罪は解明される必要がある。

 最初は、公職選挙法や政治資金規正法に違反する可能性が疑われた。
 しかし、今は、もっぱらワイロ、つまり贈収賄罪が見込まれるようだ。
 東京地検特捜部が動くらしい。

 この件に関して、当初、元検事が告発していた。
 告発状の簡略さに、こんなシンプルさで、検察が受理して動くのかなぁと思いつつ、ともかく、猪瀬・徳田事件の発覚から告発までの素早さに驚いてブログでリンクした。
 その後、きっちりと訂正されたらしいので、そちらにリンクし、転記しておく。

 なお、当初の告発状の問題点は、専門の学者らが指摘していること、かつ、その人たちも別に告発したことに気付いたので、リンクし関連部を留めておく。 

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 ●  賄賂罪/ウィキペディア
 賄賂(わいろ)は、主権者の代理として公権力を執行する為政者や官吏が、権力執行の裁量に情実をさしはさんでもらうことを期待する他者から、法や道徳に反する形で受ける財やサービスのこと。
 ・・・・・(略)・・・
   ●  賄賂罪/ウィキペディア
 賄賂罪(わいろざい)とは、日本の刑法197条~198条に規定されている犯罪類型の総称である。
★単純収賄罪
公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の懲役に処される(刑法197条第1項前段)。他の加重類型と区別するために単純収賄罪と呼ばれる。
本罪の主体は「公務員」である(真正身分犯)。
本罪の行為は職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をすることである。

★受託収賄罪
公務員が、請託を受けて、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、7年以下の懲役に処される(刑法197条第1項後段)。昭和16年改正により新設された。
本罪の主体は「公務員」である(真正身分犯)。
受託収賄罪は単純収賄罪のうち公務員が請託を受けた場合を特に重く罰する加重類型である。
…・・・(略)・・・


●徳洲会資金提供問題、東京地検特捜部が告発を受理へ
         TBS(19日15:24)
19日辞意を表明した猪瀬都知事が「徳洲会」側から現金5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は、今後、市民団体から提出されていた告発状を受理し、捜査を進めるものとみられます。

 猪瀬都知事は、徳洲会側から受け取った現金5000万円について、「個人的な借り入れ金」として収支報告書に記載していません。これについて、市民団体が「個人的な借入金であれば、大金を現金で持ち運びすることはありえず、ヤミ献金の疑いがある」などとして、公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑いで、東京地検特捜部に告発状を提出しています。

 特捜部は、今後、告発状を受理し、徳洲会側からの資金の流れや東京電力病院などに関しやりとりが無かったかなど、猪瀬氏や徳洲会関係者から事情を聴き、捜査を進めるものとみられます。

●「東電病院 会話あった」 東京地検は本格捜査へ
             東京 2013年12月19日
 東京地検特捜部は今後、市民団体などから出されていた告発状を正式に受理し、捜査を本格化させる。徳洲会グループが何を目的に五千万円を渡し、猪瀬氏がどのような認識で受け取ったかなど、金の趣旨の解明が焦点になる。

 猪瀬氏は五千万円を受け取った二週間前の昨年十一月、徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と面会した際、東京電力病院取得の意向を伝えられていたことが分かっている。
 辞職会見でも「そういう会話があったと思う」と認めた。

 都は東京電力病院を保有する東電の株主で、猪瀬氏は副知事時代株主総会に出席し、経営陣に病院売却を迫っていた。五千万円の趣旨が、売却を要請したことの謝礼だったり、知事当選後に東電病院の入札で便宜を図ってもらうための対価だと認定されれば、収賄罪に当たる可能性もある。

 問題発覚後、市民団体などが相次いで、公職選挙法と政治資金規正法違反の疑いで、特捜部に告発状を提出。
だがこの問題で都議会が紛糾し議会が百条委員会を設置して疑惑を追及する姿勢を示していたため、特捜部は猪瀬氏の言動を注視するにとどめてきた。

 ある検察幹部は「関係者を事情聴取すればその動きが多方面に伝わる。政治の動きに影響を及ぼすのは避けたい」と話していた。

 辞職でこうした制約はなくなり、特捜部は今後、猪瀬氏本人や現金を直接渡した徳田毅(たけし)衆院議員、授受に立ち会った関係者らの事情聴取を進め、現金授受の経緯の説明を求めるとみられる。

●猪瀬知事辞職:地検捜査へ「控える理由なくなった」
           毎日新聞 2013年12月19日
 東京都の猪瀬直樹知事が辞職を表明したことを受け、ある検察幹部は「都政の混乱に拍車をかけないよう考慮してきたが、捜査を控える理由はなくなった」と語った。11月下旬以降、複数の市民団体が公職選挙法違反容疑などで猪瀬氏に対する告発状を提出しており、東京地検特捜部は今後、正式に受理して捜査に乗り出すとみられる。

 公選法は「選挙運動に関する寄付、収入、支出」を選挙運動費用収支報告書に記載するよう義務付け、違反した場合には3年以下の禁錮か50万円以下の罰金が科される。徳洲会側から提供された5000万円について猪瀬氏は「個人的な借入金」としているが、市民団体側は「選挙資金であり、報告書の虚偽記載に当たる」と主張している。

 別の検察幹部は、都議会や記者会見での猪瀬氏の説明が二転三転したことを疑問視し、「何のための金だったのか、猪瀬氏らから事情を聴いてはっきりさせる必要がある」と話した

●東京地検、告発状受理へ 猪瀬氏任意聴取も(東京都)
         日テレ 12/19 12:48 NEWS24
 東京都の猪瀬知事は、医療法人「徳洲会」グループ側から5000万円を受け取っていた問題の責任を取り、19日午前10時半から記者会見を行い、辞職を表明した。
 一方、猪瀬知事に対し市民団体から出されている告発状について、東京地検特捜部は受理し捜査する方針。

 猪瀬知事は、徳洲会側から受け取った現金5000万円を選挙運動費用収支報告書に記載しておらず、市民団体は、公職選挙法違反などの疑いがあるとして特捜部に告発状を提出している。

 猪瀬知事は、「個人的な借入金だった」と説明しているが、告発状は「個人的な借入金であれば、大金を現金で持ち運びすることはありえない」として、「世間に公表できないヤミ献金の疑いがある」と指摘している。
 特捜部は、今後、告発状を受理し、猪瀬知事から任意で事情を聴くことも視野に捜査する方針。

●猪瀬氏、辞めても…捜査迫る 都庁に電話殺到1400件超 贈収賄で立件の可能性
           zakzak 2013.12.19
ついに辞表を提出した東京都の猪瀬直樹知事。都庁に寄せられた1400件を超える都民らの批判の声も猪瀬氏を追い詰めた。だが、辞めれば済むという話ではない。徳洲会側への便宜供与の疑いはくすぶったままで、東京地検特捜部の捜査が及ぶ可能性がある。

 都庁によると、現金5000万円受領問題が発覚した先月22日から今月17日にかけて、電話での問い合わせは1882件あった。そのうち「『知事を続けてほしい』などと猪瀬氏を激励する人はわずか2割。約8割の1400件超が、辞任を求める声だった」(都庁広報担当)というのだ。「俺にも5000万円を無利子無担保で貸してくれ」と聞いている人もいたという。

 辞任後も窮地は続く。猪瀬氏は5000万円を受け取る前の昨年11月6日、神奈川県鎌倉市の病院に入院している徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と面会。売却が決まっていた東電病院を徳洲会が取得する意向を伝えられていたことが明らかになっている。

 猪瀬氏は副知事当時、東電の筆頭株主である都の代表として株主総会に出席し、病院売却を迫っていた。5000万円が売却圧力への見返りだった疑いが強まれば、東京地検特捜部が贈収賄での立件に向けて動く可能性は残る。

 猪瀬氏の問題をめぐっては、大学教授などでつくる市民団体や、元大阪高検公安部長の三井環氏(69)が、公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑いがあるとして、猪瀬氏の刑事責任を問う告発状を東京地検特捜部に提出。特捜部は告発を正式に受理する方針で、本格的な捜査を始めるものとみられる。

 三井氏は「逮捕に至る条件はそろっている。年明けにも特捜部は猪瀬氏の身柄を取るのではないか」とも。猪瀬氏に司直の手は伸びるのか。

●5000万円問題、捜査加速化=資金の位置付け焦点―東京地検
          ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2013年 12月 19日 [時事通信社]
 猪瀬直樹東京都知事の辞職に発展した医療法人「徳洲会」からの5000万円受領問題。市民団体が告発状を提出しており、東京地検特捜部は今後、捜査を加速化させるとみられる。ただ、検察関係者は「容疑は複数挙がっているが、いずれも立件に必要な一部の要件のみを満たしている段階。捜査は難航するだろう」と話す。

 捜査の中心は、猪瀬氏が5000万円を知事選の収支報告書に記載しなかった点だ。選挙資金として受け取ったなら、公選法違反の疑いが強まる。同氏は「あくまで個人の借入金で、選挙とは全く関係ない」と話すが、選挙直前という授受の時期や「借用証」の信用性などの疑惑は払拭(ふっしょく)できていない。

 特捜部は今後、徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)や次男の徳田毅衆院議員(42)らを聴取し、猪瀬氏の説明の真偽を調べるとみられる。

 ● 上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場
    ● 猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その4):公選法・政治資金規正法違反 /2013年12月09日21:12
猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その4):公選法・政治資金規正法違反
はじめに

(1)猪瀬直樹東京都知事が5000万円を「裏金」として受領していた問題について、ブログでの連載を始めました。

「その1」では、問題の5000万円が「借入金」だと仮定した場合でも、条例違反の問題があることを指摘しました。

しかし、「その2」では、5000万円は「借入金」ではなく「裏献金」であって、猪瀬氏の刑事責任を追及するしかない、と書きました。

そこで、「その3」では、この問題につき、ある元検察官が東京地検に刑事告発状を送付したようだが、その告発状は内容があまりにも酷いので、手直しされない限り、あるいは書き変えて提出し直さない限り、東京地検が受理しないだろう、と書きました。
結局、その告発状は撤回・訂正されたようです。

(2)では、5000万円受領問題について、猪瀬知事の刑事責任を追及するとすれば、どのような点をどのように取り上げればよいのか、検討してみたいと思います。

ただし、そのすべてを実際に刑事責任追及した方が良いのかどうかについては、別に法的あるいは政治的な判断をしなければなりませんので、この点ご留意ください。
・・・・・・(略)・・・


  ● 市 民 連 帯 の 会
   ⇒ ★  2013年12月14日 猪瀬直樹らへの11月23日告発状と11月29日の訂正告発状の概要です
市民連帯の会代表三井環は、平成25年11月23日付
と、同年11月29日付の告発状を、東京地検特捜部長宛
に、提出しましたが、告発状の訂正等を速やかに行いまし
た。訂正等の事実を確認されていない方もいると思われま
すので、告発事実の内容の概要を取りまとめました。
その内容は以下のとおりです。

告 発 状

1、 告発人 市民連帯の会
代表 三井 環
住所

2、 被告発人
①徳田虎雄徳洲会前理事長

②徳田毅衆議院議員

③猪瀬 直樹(東京都知事)

3、 告発事実
① 被告発人猪瀬直樹は、平成24年末頃、真実は、被告発人徳田虎
雄および同徳田毅から同年11月20日頃、選挙資金として、現金
5、000万円を受領したのに、その事実を秘し、選挙運動収支報
告書に自らの3、000万円のみしか記載せず、内容虚偽の記入を
したものである。

② 被告発人徳田虎雄、同徳田毅、同猪瀬直樹は、共謀の上、公職の
候補者の届け出のあった日から、当該選挙の期日の前日まででなけ
れば、選挙運動をすることが出来ないのに、平成24年11月6日
頃から同月20日頃までの間、被告発人猪瀬直樹は湘南鎌倉総合病
院を訪ね、被告発人徳田虎雄と面会し「都知事選に立候補しますの
で、よろしくお願いします」と挨拶をし、選挙運動資金として、1
億円を要求し、同月20日頃、被告発人徳田虎雄から指示を受けた 3
被告発人徳田毅から東京都千代田区永田町の議員会館において、現
金5,000万円の選挙運動資金を受領するなどの事前運動をした
ものである。

③ 被告発人猪瀬直樹は、東京都副知事として石原知事を補佐し、
徳洲会グループの病院の許認可および補助金の支出等の職務に
従事しているものであるが、徳洲会グループ病院の許認可およ
び多額の補助金を支出して貰ったこと、今後も同様の取り計ら
いをして貰いたい趣旨で、その職務に関し、平成24年11月
20日頃、現金5、000万円の賄賂を収受し

④ 被告発人徳田毅、同徳田虎雄は、共謀の上、上記日時場所にお
いて、上記趣旨で、現金5、000万円の賄賂を供与したもので
ある。

4、 罪名および罰条
① 虚偽記入 公職選挙法第246条2号
② 事前運動 公職選挙法第129条、239条 1 号、刑法第60条
③ 収賄 刑法第197条1項
④ 贈賄 刑法第198条、同法第60条

5、 告発の経過
徳洲会グループは、昭島市で東京西徳洲会病院を経営し、平
成24年5月には、特定医療法人「沖縄徳洲会」が西東京市に 老
人医療施設「武蔵野徳州苑」を開設した。
「沖縄徳洲会」は東京都に150床の認可申請をし、東京 都
がこれを認可した。

また、「沖縄徳洲会」の工事費全額約7億5,000万円の補
助金を東京都は支払った。
さらに、徳洲会グループは「武蔵野徳州会病院」をオープン
し、東京都は平成24年10月に、「武蔵野徳州会病院」の認
可をした。

その隣接地に「武蔵野徳州苑」がある。
平成25年11月22日付朝日新聞の記事等によると、被告
発人猪瀬直樹は、平成24年11月6日頃、都知事選出馬に向
けた挨拶回りで、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院を訪ね、 5
療養中の被告発人徳田虎雄と面会し、選挙運動資金として、1
億円を要請した。被告発人徳田虎雄は、とりあえず5,000
万円(選挙資金および賄賂の趣旨)を手渡すことにし、被告発
人徳田毅に指示して、本件犯行が行われた。

都知事選挙後に公表された被告発人猪瀬直樹の選挙運動費
用収支報告書には、収入として、被告発人猪瀬直樹からの3,
000万円と、関連団体からの50万円の計3,050万円し
か記載されていない。

被告発人猪瀬直樹は、平成24年11月21日に都知事選
への正式な立候補を表明し、12月16日投票の結果、選挙
史上最多の433万8,936票を獲得し、初当選をした。
被告発人猪瀬直樹は、朝日新聞が報道した11月22日午後
東京都庁で記者会見をし、現金5,000万円の授受を認め、
これを陳謝した。

当初は、被告発人徳田虎雄前理事長から選挙運動資金提供
の形で応援してもらうことになったと会見したが、その後の
会見で、選挙運動資金ではなく、個人の借入だと趣旨を変更
するなど、罪証隠滅する恐れが極めて強い。 6

被告発人猪瀬直樹は、徳洲会が公職選挙法違反容疑で東京
地検特捜部の強制捜査を受けた後の、平成25年9月、上記
5,000万円を返却した旨、述べている。
また、被告発人猪瀬直樹は記者会見して5、000万円の借
用書を示すなどして、あくまで個人の借入である旨、強調して
いる。

そもそも5000万円は裏金であって、それが故に、現ナマ
で授受が行われたもので、借用書などの物証は存在しないのが
通常である。借用書の存在についても、供述が二転三転し、そ
の信用性は極めて薄く、最近、自らが作成した可能性が極めて
強い。

被告発人徳田虎雄・同徳田毅・同猪瀬直樹の取り調べをして
現金5,000万円の出どころ及び使途等について、解明され
たい。

被告発人猪瀬直樹は、石原知事を補佐して病院建設の許認可
および補助金の支払等の業務に従事していたのであるが、沖縄
徳洲会および武蔵野徳洲会病院の認可をして貰ったことの謝 7
礼および沖縄徳洲会の工事費の補助金を支払って貰ったこと
に対する謝礼、今後も同様の取り計らいをして貰いたいとの趣
旨で、被告発人徳田虎雄および同徳田毅は、現金5,000万
円を供与し、被告発人猪瀬直樹は、これを収受したものと思わ
れる。

直ちに、関係個所を捜索の上、逮捕・勾留して、起訴され
たい。

6、 徳洲会内部の者からの、市民連帯の会代表三井環への通報
・・・・・・(略)・・・
上記通報のとおり、徳洲会内部には借用書は存在せず、被告
発人猪瀬直樹は、口車を合わせてくれるように電話するなどし
て、罪証を隠滅している。
そもそも、現金5,000万円は裏金であって、借用書や領
収証などは存在しないものである。


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