● 市 民 連 帯 の 会
⇒ ★ 2013年12月14日 猪瀬直樹らへの11月23日告発状と11月29日の訂正告発状の概要です
市民連帯の会代表三井環は、平成25年11月23日付
と、同年11月29日付の告発状を、東京地検特捜部長宛
に、提出しましたが、告発状の訂正等を速やかに行いまし
た。訂正等の事実を確認されていない方もいると思われま
すので、告発事実の内容の概要を取りまとめました。
その内容は以下のとおりです。
告 発 状
1、 告発人 市民連帯の会
代表 三井 環
住所
2、 被告発人
①徳田虎雄徳洲会前理事長
②徳田毅衆議院議員
③猪瀬 直樹(東京都知事)
3、 告発事実
① 被告発人猪瀬直樹は、平成24年末頃、真実は、被告発人徳田虎
雄および同徳田毅から同年11月20日頃、選挙資金として、現金
5、000万円を受領したのに、その事実を秘し、選挙運動収支報
告書に自らの3、000万円のみしか記載せず、内容虚偽の記入を
したものである。
② 被告発人徳田虎雄、同徳田毅、同猪瀬直樹は、共謀の上、公職の
候補者の届け出のあった日から、当該選挙の期日の前日まででなけ
れば、選挙運動をすることが出来ないのに、平成24年11月6日
頃から同月20日頃までの間、被告発人猪瀬直樹は湘南鎌倉総合病
院を訪ね、被告発人徳田虎雄と面会し「都知事選に立候補しますの
で、よろしくお願いします」と挨拶をし、選挙運動資金として、1
億円を要求し、同月20日頃、被告発人徳田虎雄から指示を受けた 3
被告発人徳田毅から東京都千代田区永田町の議員会館において、現
金5,000万円の選挙運動資金を受領するなどの事前運動をした
ものである。
③ 被告発人猪瀬直樹は、東京都副知事として石原知事を補佐し、
徳洲会グループの病院の許認可および補助金の支出等の職務に
従事しているものであるが、徳洲会グループ病院の許認可およ
び多額の補助金を支出して貰ったこと、今後も同様の取り計ら
いをして貰いたい趣旨で、その職務に関し、平成24年11月
20日頃、現金5、000万円の賄賂を収受し
④ 被告発人徳田毅、同徳田虎雄は、共謀の上、上記日時場所にお
いて、上記趣旨で、現金5、000万円の賄賂を供与したもので
ある。
4、 罪名および罰条
① 虚偽記入 公職選挙法第246条2号
② 事前運動 公職選挙法第129条、239条 1 号、刑法第60条
③ 収賄 刑法第197条1項
④ 贈賄 刑法第198条、同法第60条
5、 告発の経過
徳洲会グループは、昭島市で東京西徳洲会病院を経営し、平
成24年5月には、特定医療法人「沖縄徳洲会」が西東京市に 老
人医療施設「武蔵野徳州苑」を開設した。
「沖縄徳洲会」は東京都に150床の認可申請をし、東京 都
がこれを認可した。
また、「沖縄徳洲会」の工事費全額約7億5,000万円の補
助金を東京都は支払った。
さらに、徳洲会グループは「武蔵野徳州会病院」をオープン
し、東京都は平成24年10月に、「武蔵野徳州会病院」の認
可をした。
その隣接地に「武蔵野徳州苑」がある。
平成25年11月22日付朝日新聞の記事等によると、被告
発人猪瀬直樹は、平成24年11月6日頃、都知事選出馬に向
けた挨拶回りで、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院を訪ね、 5
療養中の被告発人徳田虎雄と面会し、選挙運動資金として、1
億円を要請した。被告発人徳田虎雄は、とりあえず5,000
万円(選挙資金および賄賂の趣旨)を手渡すことにし、被告発
人徳田毅に指示して、本件犯行が行われた。
都知事選挙後に公表された被告発人猪瀬直樹の選挙運動費
用収支報告書には、収入として、被告発人猪瀬直樹からの3,
000万円と、関連団体からの50万円の計3,050万円し
か記載されていない。
被告発人猪瀬直樹は、平成24年11月21日に都知事選
への正式な立候補を表明し、12月16日投票の結果、選挙
史上最多の433万8,936票を獲得し、初当選をした。
被告発人猪瀬直樹は、朝日新聞が報道した11月22日午後
東京都庁で記者会見をし、現金5,000万円の授受を認め、
これを陳謝した。
当初は、被告発人徳田虎雄前理事長から選挙運動資金提供
の形で応援してもらうことになったと会見したが、その後の
会見で、選挙運動資金ではなく、個人の借入だと趣旨を変更
するなど、罪証隠滅する恐れが極めて強い。 6
被告発人猪瀬直樹は、徳洲会が公職選挙法違反容疑で東京
地検特捜部の強制捜査を受けた後の、平成25年9月、上記
5,000万円を返却した旨、述べている。
また、被告発人猪瀬直樹は記者会見して5、000万円の借
用書を示すなどして、あくまで個人の借入である旨、強調して
いる。
そもそも5000万円は裏金であって、それが故に、現ナマ
で授受が行われたもので、借用書などの物証は存在しないのが
通常である。借用書の存在についても、供述が二転三転し、そ
の信用性は極めて薄く、最近、自らが作成した可能性が極めて
強い。
被告発人徳田虎雄・同徳田毅・同猪瀬直樹の取り調べをして
現金5,000万円の出どころ及び使途等について、解明され
たい。
被告発人猪瀬直樹は、石原知事を補佐して病院建設の許認可
および補助金の支払等の業務に従事していたのであるが、沖縄
徳洲会および武蔵野徳洲会病院の認可をして貰ったことの謝 7
礼および沖縄徳洲会の工事費の補助金を支払って貰ったこと
に対する謝礼、今後も同様の取り計らいをして貰いたいとの趣
旨で、被告発人徳田虎雄および同徳田毅は、現金5,000万
円を供与し、被告発人猪瀬直樹は、これを収受したものと思わ
れる。
直ちに、関係個所を捜索の上、逮捕・勾留して、起訴され
たい。
6、 徳洲会内部の者からの、市民連帯の会代表三井環への通報
・・・・・・(略)・・・
上記通報のとおり、徳洲会内部には借用書は存在せず、被告
発人猪瀬直樹は、口車を合わせてくれるように電話するなどし
て、罪証を隠滅している。
そもそも、現金5,000万円は裏金であって、借用書や領
収証などは存在しないものである。
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