東京電力は、福島第1原発でトラブルがあっても発表を遅らせたりすることが日常、そんな風に思える。
時にそのまま未公表のこともあって、批判を受けたこともある。
今回、立て続けに大量の水漏れが見つかった、という。
発表の操作がされているように思えるのは、過去の例から当然。
政府が東電の後始末を国の予算で肩代わりしていく範囲を拡大することで、「東電はますますルーズになりそう」そんな気がするのは私だけではないだろう。
原発事故を起こしても、最後は国が面倒を見てくれる、そんな既成事実ができたら、電力会社は日常の儲けに専念するだけ。
政府の決定した方針とはいっても、結局はすべて国民負担。
将来の子どもたちの負担が増えるだけ。
政権交代後のこの1年の政府の原発政策を見ていて、かえって、「リスクの高い原発は不要」の思いの人が広がるのではいか。
とはいえ、それを良しとも受け止めにくいし・・・複雑な年の瀬の思い。
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●福島第1原発、新たに3カ所から水漏れ せきの構造に問題か
FNN 12/23 00:38
福島第1原発でタンクを囲むせきのうち、新たに3カ所で汚染された雨水などの漏えいが見つかった。きからの漏えいは、21日にも1カ所見つかっていて、せきの構造に問題がある可能性が出てきた。
福島第1原発では、21日にタンクを囲むせきの継ぎ目から、排出基準のおよそ10倍の放射性物質を含む雨水、およそ1.6トンが漏えいしているのが見つかっていた。
東京電力によると、漏れていたせきの別の継ぎ目で、22日も新たに漏えいが見つかったほか、別のせきの2カ所でも漏えいしていたという。
東電は、漏えいの原因についていずれも特定できておらず、せきの構造に問題がある可能性が出てきた。
●1.6トンの水漏れ出す 放出基準の9倍
NHK 12月22日 15時51分
1.6トンの水漏れ出す 放出基準の9倍
東京電力福島第一原子力発電所で汚染水のタンクを囲うせきから、雨水とみられる水1.6トンが周辺の土壌に漏れ出し、放射性ストロンチウムの濃度が放出基準の9倍だったことが分かりました。
また22日夕方以降、福島第一原発の別の3か所でも、タンクのせきから水漏れが相次いで見つかり、東京電力が状況を調べています。
東京電力によりますと、21日午後4時すぎ、福島第一原発の山側にある汚染水のタンクを囲うせきで、基礎部分のつなぎ目から水が周辺の土壌に漏れ出しているのが見つかり、漏れた量はおよそ1.6トンでした。
また、東京電力がせきの中に残る水の放射性物質を調べた結果、ストロンチウム90の濃度が1リットル当たりで93ベクレル検出され、国が認めた、せきからの放出基準のおよそ9倍だったことが分かりました。
原因は、基礎部分のつなぎ目の部品が劣化したためとみられています。
東京電力は、漏れ出したのは放射性物質の濃度から推測すると汚染水ではなくせきにたまった雨水とみられ、おととしの事故当時に放出されて今も残っている放射性物質を含んでいるのではないかと説明しています。
東京電力は「現場近くに海につながる排水溝はなく、海への流出はない」と話しています。
また22日午後4時すぎから7時前にかけて、福島第一原発の別の3か所でも、タンクのせきの継ぎ目やせきのひびから水漏れが相次いで見つかり、東京電力が状況や原因を調べています。
●タンク群の堰、新たに3カ所水漏れ 構造に問題か 福島第1
産経 2013.12.22 21:18
東京電力は22日、福島第1原発の地上タンク群を囲むコンクリート製の堰(せき)で、ひび割れなどにより新たに3カ所で水が漏れているのを巡回中の協力企業の作業員が確認したと発表した。東電は「近くに排水溝はなく、海への流出はないものと考えている」としている。21日にも堰の1カ所で約1・6トンの水漏れが見つかるなど、堰からの漏水が相次いでおり、東電は詳しい原因を調査する。
東電は今秋に、台風の接近などに伴う大雨対策として、堰を30センチから60センチにかさ上げしている。かさ上げ前には堰を超える大雨で堰から汚染された雨水があふれたことがあったが、今回は大雨は降っていない。堰自体のひび割れなどによる漏洩(ろうえい)は初めてで、堰の構造に問題がある可能性も出てきた。
新たに水漏れが見つかったのは「H5」タンク群の北東側1カ所と、「G6北」タンク群の北側と西側の2カ所。東電が詳しい状況や原因を調べている。
東電によると、「H5」タンク群では堰と基礎部分の隙間から水が流出していたという。ここ数日の降雨で、堰内には高さ約6センチの水がたまっていた。
「G6北」タンク群では、堰の下部から水漏れを確認。北側と西側ともにひび割れがあり、そこから漏水していたという。
東電は、漏洩地点に土嚢(どのう)とビニールシートを設置して、漏洩した水が土壌に染みこまないように拡散を防ぐ対策を取っている。
●雨水漏れ新たに1・8トン…福島第一せき3か所
(2013年12月23日01時22分 読売新聞)
福島第一原子力発電所の汚染水を貯蔵するタンク群を囲むせきの側面の継ぎ目から、放射性物質を含む雨水1・6トンが漏れた問題で、東京電力は23日未明、新たに同じせきの別の継ぎ目1か所から1トン、別のタンク群のせき2か所から0・8トンの雨水がそれぞれ漏れ出たと明らかにした。
東電はせきの周辺を土のうで囲み、水を回収している。
東電によると、別のタンク群のせき2か所では、ひびが見つかり、そこから漏れ出たという。
の濃度が1リットル当たり93ベクレル検出され、国が認めたせきからの放出基準のおよそ9倍でした。
また、22日午後4時すぎから7時前にかけて、別の3か所のせきでもコンクリートの継ぎ目やひびから水漏れが相次いで見つかりました。
福島第一原発では、ことし10月の大雨でせきから水があふれることが相次ぎ、東京電力はせきの高さを従来の2倍の60センチにかさ上げする対策を進めています。しかし、今回の水漏れはコンクリートのつなぎ目やひびという、いずれも初めての場所で見つかっているうえ、つなぎ目を塞いでいる樹脂が劣化しているなど、構造上の問題がある可能性もあり、新たな対応を迫られることになりそうです。
東京電力は「現場近くに海につながる排水溝はなく、海への流出はない」と話しています。
●せきの水漏れ新たな対応必要に
NHK 2013年(平成25年)12月23日[月曜日]
東京電力福島第一原子力発電所で21日から22日にかけて汚染水のタンクを囲うせきからの水漏れが4か所相次いで見つかりました。大雨で水があふれたこれまでのケースとは異なり、初めて、せきの底の継ぎ目やひび割れから水漏れが見つかったことから、新たな対応を迫られることになりそうです。
福島第一原発では、21日から22日にかけて汚染水のタンクを囲うせきの合わせて4か所で、コンクリート製の底の部分から水が周辺の土壌に漏れ出しているのが見つかり、急きょ補修などを行いました。
4か所のうち2か所は、コンクリートの継ぎ目を「止水材」と呼ばれる樹脂で塞いでいる部分から水が漏れ、流出量は合わせておよそ2.6トンと推定されています。
東京電力がせきの中に残る水を調べた結果、放射性物質のストロンチウム90の濃度が、最高で1リットル当たり190ベクレル検出され、国が認めた、せきからの放出基準の19倍でした。
一方、残りの2か所では、コンクリートにできたひび割れから水が漏れていて、せきに残った水の放射性物質の濃度は基準を下回っていました。
東京電力は、ことし10月の大雨で、相次いでせきから水があふれたため、せきの高さを従来の2倍の60センチにかさ上げする対策を進めています。
しかし、今回はこれまでと異なり、初めて底の継ぎ目やひび割れから水漏れが見つかっているため新たな対応を迫られることになりそうです。
東京電力は、「現場近くに海につながる排水溝はなく、海への流出はない」と話しています。
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