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てらまち・ねっと



 昨日は議会改革特別委員会の行政視察で宝塚市議会へ出かけた。研修が済んで、私はすぐに帰途に。この土日の名古屋での口座の資料作りがあるから。

 ところで、今日は「グーグル(Google)」に関しての話題を幾つかブログに記録しておく。

 一つは、アメリカでの裁判の話。「グーグル」とソフトウエア大手の「オラクル」が争っている著作権訴訟で、アメリカの連邦最高裁判所は6月末、グーグルの上告を棄却、控訴審判決を支持する判断を示したという。「オラクル」はパソコンでも、自動的に更新などされてくる「Java」としてなじみの。

 ロイターによれば、
★《訴訟は、グーグルのモバイル端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」で、オラクルのプログラミング言語「Java」の著作権保護がどの程度認められるかが争われている。》
★《控訴審はJavaの一部著作権を認めるとしてオラクルに有利な判決を下したが、グーグルはライセンス費用を支払うことなくJavaを自由に利用できるはずだとして上訴していた。》

 それに対して、米最高裁がグーグルの上告を却下した、というわけ。

 次は、「ユーザー・顧客の囲い込み」的なことについて。
  CNET Japan(2015/06/30)は次のように伝えている。
★《検索クエリに対してGoogleコンテンツを目立つ形で表示することにより、Googleは検索における自社の独占的地位を利用して、当該コンテンツの顧客を獲得することが可能だ。》
★《これは、検索における独占的地位を利用して自社コンテンツを優先表示することで、Googleは消費者に質の低い検索結果と関連性を提供し、それによって社会の福祉を損なっている》

 次は、提供開始から10周年を迎えた「Google Earth」。(CNET Japan 2015/06/30 )
 Google Earthは、地図と衛星写真を表示できるほか、山や谷などの地形や、都市部の建造物などを斜め方向から見たように3D表示できるソフトウェア 地球上の好きな場所にジャンプできる。GIS(地理情報システム)データとの連携などが行える商用利用版「Google Earth Pro」は最近まで有償提供していたが、2015年2月に無料化した。

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●グーグル対オラクルのJava訴訟、米最高裁がグーグルの上告を棄却--Reuters
             CNET Japan  翻訳校正: 編集部 2015/06/30
 米連邦最高裁判所は米国時間6月29日、著作権訴訟に関するGoogleの上告を棄却したとReutersが報じた。これによって、GoogleはOracleに対し、Javaプログラミング言語を使用するためのライセンス料を支払う義務が生じる可能性がある。2014年に控訴裁判所がOracleに有利な判決を下したことを受け、Googleが最高裁判所に上告していた。

 Oracleは29日の声明で、最高裁の判断を歓迎した。

 「29日の最高裁判所の判断は、イノベーションと、著作権保護を拠り所にイノベーションを推進する技術業界にとっての勝利である」とOracleの法務顧問を務めるDorian Daley氏は声明で述べた。

 Googleは、法廷での争いを続けたい意向を表明した。

 「ソフトウェア業界でイノベーションと競争を促進する相互運用性を引き続き擁護していくつもりだ」とGoogleの広報担当者は述べた。

 The Wall Street Journal(WSJ)によると、Googleは、基本的なJavaコマンドに関する著作権をOracleが主張できるべきではないと主張してきたという。しかしOracleは、Javaコードは同社の所有物であり、Javaを開発したSun Microsystemsを2009年に買収したことで同社が著作権を有していると反論していた。

 今回の裁決は、Googleが「Android」モバイルOSでのJavaの使用に対して、ライセンス料と10億ドルにものぼる恐れのある損害賠償を、Oracleに支払わなければならない可能性があることだけを意味するものではない。この裁決で、ソフトウェア開発者が基本的なコードに関する排他的な権利を確保するために著作権法を適用することができるかどうかという問題があぶり出される。この動きにより、他の開発者がそのコードを基に開発を行う権利が制限される可能性がある。

 Oracleが2010年に、AndroidにおけるJava APIの使用が特許と著作権を侵害しているとしてGoogleを提訴したことに端を発して、両社の間で係争が続けられてきた。今回の最高裁判所の裁決は、この係争で最新の展開となるものだ。

●米最高裁がグーグルの上告棄却、オラクルとの著作権訴訟
       ロイター 2015年 06月 30日
[ワシントン 29日 ロイター] - 米インターネット検索大手グーグルとソフトウエア大手オラクルが争っている著作権訴訟で、連邦最高裁判所は29日、グーグルの上告を棄却、控訴審判決を支持する判断を示した。

訴訟ではグーグルのモバイル端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」をめぐり、オラクルのプログラミング言語Javaの著作権保護がどの程度認められるかが争われている。

控訴審はJavaの一部著作権を認めるとしてオラクルに有利な判決を下したが、グーグルはライセンス費用を支払うことなくJavaを自由に利用できるはずだとして上訴していた。

●米最高裁、グーグルの上告を却下 オラクルとのJava訴訟で
   ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2015 年 6 月 30 日
 米連邦最高裁は14年5月にJavaの要素が著作権保護の対象になるとのオラクルに有利な判断をした米連邦巡回控訴裁判所の判決を覆すことを拒否した Associated Press
 【ワシントン】米グーグルのモバイル端末向け無償基本ソフト(OS)「アンドロイド」が米オラクルのプログラミング言語「Java(ジャバ)」に関わる著作権を侵害したとされる件で、米連邦最高裁判所は29日、著作権保護に制限を設けてオラクルの訴訟を阻止しようとしたグーグルの上告を却下した。

 この訴訟は2010年にオラクルがグーグルを提訴して以来続いている。

 最高裁判事らは、Javaの要素が著作権保護の対象になるとのオラクルに有利な判断をした米連邦巡回控訴裁判所の14年5月の判決を覆すことを拒否した。理由は明らかにしなかった。控訴裁は37のJavaパッケージは著作権保護の対象になるとして、オラクルに著作権保護を認めなかった12年の連邦地裁の判断を覆していた。

 オラクルは10億ドル(約1230億円)以上の損害賠償を求めている。陪審は当初、グーグルがオラクルの著作権を侵害したとの評決を下したが、グーグルは公平な利用にとどめているとして控訴していた。今後、下級裁判所で再度審議する必要がある。

 グーグルは最高裁に審理を要請したほか、ソフトウエアメーカーによる著作権保護を後ろ盾としたコンピュータープログラムの独占権行使を制限するよう求めた。また、オラクルに対して基本的なソフトウエアのコマンドで著作権を主張すべきでないと訴えた。

 一方、オラクルはソフトウエアのコードが独自かつ独創的なものだとし、グーグルの主張はソフトウエアの重要な法的保護を損ねるとの見方を示した。グーグルはライセンス料を支払うか、新たに独自のコードを作成すべきだと主張した。

 この訴訟問題はハイテク業界で高い注目を集めている。最高裁も米オバマ政権に同裁判所が介入すべきか意見を問うなど当初は関心を寄せていた。

 これに対して政府代理人のドナルド・ベリリ氏は公正な利用に関する問題が下級裁判所で解決されていないとして最高裁に不介入を求めた。ベリリ氏はJavaの著作権に関するグーグルの主な主張は法的根拠がないと指摘していた。

●米最高裁がGoogleの訴えを却下、OracleとのJava著作権訴訟で
      IT Pro 2015/06/30鈴木 英子
 米Googleが米OracleのJava関連の著作権を侵害したとされる訴訟で、米連邦最高裁判所が現地時間2015年6月29日にGoogleの上告を却下したと、複数の海外メディア(米Wall Street Journal、米Computerworld、米Reutersなど)が報じた。

 最高裁が米連邦巡回控訴裁判所の判断を覆すことを拒否したことにより、OracleはGoogleに一部Java言語の使用料を要求できる。Googleは、ライセンス料を払わなくてもJavaを使用できるはずだと主張していた。

 この係争は、OracleがGoogleのモバイルプラットフォーム「Android」にJavaの知的所有権を侵害されたとして2010年に起こしたもので、米カリフォルニア州北部連邦地方裁判所は2012年に、Oracleが問題とするJava APIは著作権法の対象ではないとの判断を下した。Oracleがこれを不服として上訴すると、控訴裁は2014年、問題のJava APIは著作権法による保護の下にあると見なし、地裁の判決を覆した(関連記事:「Java APIは著作権の対象」と控訴裁が判断、Oracle対Google訴訟で)。

 APIに著作権を主張できるかという点で、この係争は技術業界で高い注目を集めている。しかし、たとえAPIが著作権保護の対象だとしても、Googleはフェアユース規定が適用されると主張している。Oracleは10億ドル以上の損害賠償を求めているが、GoogleのAndroidにおけるJava使用がフェアユースの範囲かどうか、今後下級裁判所で審理されることになる。

●グーグルの自社コンテンツ優先で検索結果の質が低下--コロンビア大教授が指摘
           CNET Japan 翻訳校正: 中村智恵子 高橋朋子 (ガリレオ) 2015/06/30
 UPDATE Googleは自社コンテンツを優先し、検索結果の質を落としている疑いがあると、コロンビア大学ロースクール教授で著述家のTim Wu氏が共同で執筆した論文の中で主張している。

 この研究論文は、英国時間6月27および28日に開催されたオックスフォード大学の「Antitrust Enforcement Symposium」(独占禁止法執行シンポジウム)において発表されたもの。この論文が注目に値するのは、Wu氏がGoogleの元研究員で、「ネットの中立性」の提唱者であるという点だ。Wu氏はまた「The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires」(マスタースイッチ 「正しい独裁者」を模索するアメリカ)の著者としても知られる。

 論文において、Wu氏とハーバード大学のMichael Luca氏、およびYelpのデータサイエンスチームは、Googleの自社コンテンツ優先方針がユーザーエンゲージメントを低下させていることを、比較テストを用いて明らかにした。論文によると、その結果Googleは「社会福祉に不利益を与えている」という。すなわちGoogleは自社のレビューをライバル企業のそれに優先して表示し、検索結果の質を落としているというのだ。

 欧州の規制当局が目下、Googleのビジネス慣行に調査の目を向けていることから、Wu氏の論文は一定の注目を集めるだろう。ただし、Wu氏は今回の論文執筆でYelpから報酬を受け取っているとBloombergは報じている。

 この論文の最大の問題点は、クリック数をユーザーエンゲージメントに直接結びつける前提に大きく依存していることだ。結果が一目で表示できるなら、余計なクリックは不要だとGoogleは反論するだろう。また、Google検索は広告市場に大きな影響力を確立しているため、売る側と買う側をつなぐユーティリティのような存在とみなされている点も注目に値する。

 論文には以下のように記されている。

 検索クエリに対してGoogleコンテンツを目立つ形で表示することにより、Googleは検索における自社の独占的地位を利用して、当該コンテンツの顧客を獲得することが可能だ。この自社コンテンツがオーガニック検索の結果より劣っていた場合、これは重大な懸念を生じる。この点について調査するため、われわれはユーザーに異なる検索結果を示すランダム化比較試験を実施し、Googleの現行ポリシーに沿ったGoogleコンテンツ優先の検索結果と、他社コンテンツが表示される検索結果とを比較した。

すると、ユーザーがユニバーサル検索の結果(Googleの検索結果ページに目立つ形で地図が表示されるもの)に関心を示す率は、オーガニックな検索結果を表示した場合のほうが45%高いことが明らかになった。これは、検索における独占的地位を利用して自社コンテンツを優先表示することで、Googleは消費者に質の低い検索結果と関連性を提供し、それによって社会の福祉を損なっていることを示唆するものだ。

 上述の試験は、2種類の検索結果を比較するという方法をとっている。1つはGoogleのユニバーサル検索、もう1つは「Focus On The User」という別のプラグインを利用したもので、こちらはGoogleのアルゴリズムを利用しながらも、「Google+」のコンテンツを優先しない検索結果を表示する。

 Wu氏の論文は、Googleがビジネス関連の検索結果の質を意図的に落としており、この「意図的な無視」が市場のあらゆる方面に損失をもたらしていると主張している。

●グーグル、「Google Earth」10周年--「Earth View」コレクションを拡充
     CNET Japan  佐藤信彦 2015/06/30
スタイル Googleの3D表示可能な地図ソフトウェア「Google Earth」が米国時間6月29日、提供開始から10周年を迎えた。

地球上の好きな場所にジャンプできる(出典:Google)
 Google Earthは、地図と衛星写真を表示できるほか、山や谷などの地形や、都市部の建造物などを斜め方向から見たように3D表示できるソフトウェア。魅力的な機能の一つに、地球上の好きな場所に「ジャンプ」して仮想的な旅行を楽しめる表示レイヤ「Voyager」がある。ストリートビューで街並みや雄大な観光地を疑似体験したり、衛星画像で見事な自然の造形を楽しんだりできる。

  GIS(地理情報システム)データとの連携などが行える商用利用版「Google Earth Pro」は最近まで有償提供していたが、2015年2月に無料化した。

 2005年6月に提供開始されたGoogle Earthは、同年8月にハリケーン「Katrina(カトリーナ)」が米国の南東部を襲った際、救援活動に活用された。具体的には、救援隊がGoogle Earthで被災前後の衛星画像を見比べ、被災者がいる可能性の高い場所を探したという。また、被災者が自宅の状態を確認したり、家の場所に伝言を書く形で家族や知人と連絡を取り合ったりするためにGoogle Earthを利用した例もある。

 Google Earthの10周年を記念し、Googleは地球の姿を宇宙から眺められる「Earth View」コレクションを拡充し、世界中の大陸や海岸など1500カ所の画像を見られるようにした。これら画像は、Chrome拡張機能や新設したウェブギャラリーで閲覧可能。高解像度の壁紙もダウンロード提供している。

 なお、10周年をGoogle公式ブログで発表したGoogle Earth担当エンジニアリングマネージャのSean Askay氏は、大学院生時代に研究データの視覚化にGoogle Earthを利用した経験がある。この活動がGoogleに在籍していた「インターネットの父」と称されるVint Cerf氏の目にとまり、Googleに入社してGoogle Earth担当になる道へとつながったそうだ。

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