選挙対策本部の事務局長が公職選挙法違反で逮捕された。
電話などで投票を呼びかけさせた報酬の問題。運動員3人についても現金を受け取った疑いで取り調べ、という。
選挙から4か月後の金銭的問題での逮捕は珍しい。
そこで確認してみた。
この選挙については、5月の読売の記事が印象的。
★《知夫村と広島・大崎上島町>離島の将来 選挙で思惑》《12年ぶりの選挙となった大崎上島町長選。住民らは激しい選挙戦を繰り広げ、時には相手候補をこき下ろす「ネガティブ・キャンペーン」もあったようだ。しこりが残らないか心配になったが、「島を良くするために、無投票より選挙をするほうがいいんだよ」。選挙後は、当然のように住民一丸となって島の将来を切り開いていくのだろう。》
島という環境での、12年ぶりの激戦。
NHKは、★《大崎上島町の高田幸典町長は役場でNHKの取材に応じ、選挙対策本部の事務局長が公職選挙法違反で逮捕されたことについて、「支援者のみなさんにご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と陳謝しました。》
選挙ドットコム ザ選挙は選挙ドットコムへ変わりました によれば票差は、2798票と2227票。
議会は、人口8千人の町で定数12という。4月に同時に行われた、町議補欠選挙では、立候補者がなくて「補充なし」だったという。町長選挙のあおりだろうか。
いずれにしても、町長本人の辞任もしくは事件になるかどうか、興味深い背景。
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●大崎上島町長選挙 選挙違反で運動員の男逮捕
日テレ 8/18 20:14
今年4月の大崎上島町長選挙で、電話で投票を呼びかけさせた女性運動員3人に現金10万円を渡した疑いで、武内猛容疑者(67)が逮捕された。警察は認否を明らかにしていない。女性3人についても現金を受け取った疑いで調べている。
●大崎上島町長選めぐり逮捕
NHK 08月18日 18時57分
ことし4月に行われた大崎上島町長選挙で、当選した町長の選挙対策本部の事務局長が選挙期間中、運動員3人に電話などで投票を呼びかけさせた報酬として現金およそ10万円を渡したとして公職選挙法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは大崎上島町中野の武内猛容疑者(67)です。
警察などによりますと武内容疑者は、ことし4月に行われた大崎上島町長選挙で当選した高田幸典町長の選挙対策本部の事務局長を務めていましたが、選挙期間中、運動員3人に電話などで投票を呼びかけさせた報酬として現金あわせておよそ10万円を渡したとして公職選挙法違反の疑いが持たれています。
警察は容疑を裏付けるため18日夕方武内容疑者の自宅を捜索しました。
調べに対し容疑を認めているということです。
ことし4月の統一地方選挙で大崎上島町では、平成15年に3つの町が合併して以来12年ぶりの選挙戦となり、2798票を獲得した現職の高田町長が571票差で新人の候補者を破り再選を果たしました。
警察は報酬を支払った詳しいいきさつや動機について捜査を進める方針です。
大崎上島町の高田幸典町長は役場でNHKの取材に応じ、選挙対策本部の事務局長が公職選挙法違反で逮捕されたことについて、「支援者のみなさんにご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と陳謝しました。
そのうえで、「選挙期間中の細かな資金の管理はすべてスタッフを信頼して任せていたので、詳しい運用まで把握できていませんでした。私自身がもっと目を配ってやるべきだったと反省しています。
今後、逮捕容疑を詳しく把握したうえで、警察の捜査に全面的に協力していきます」と話していました。
●<知夫村と広島・大崎上島町>離島の将来 選挙で思惑
読売 2015年05月17日
4月の統一地方選の取材で、知夫村と広島県の大崎上島町を初めて訪れた。ともに離島にある自治体だ。日本海と瀬戸内海では生活環境が全く異なるが、それぞれ住民が抱える悩みは共通しているものが多いと感じた。
「島と本土を結ぶフェリーは料金がとにかく高く、便数も少ない」。両町村では、住民の多くがそうした不満を口にしていた。特に、荒れやすい日本海に囲まれた知夫村は、冬場はフェリーが欠航することもしばしばで、食料などを買いだめしている住民が多いということには驚かされた。
少子高齢化による深刻な人口減少問題も共通している。「10年後には、この村(町)は消滅しているかも……」。住民の多くが、そんな危機感を抱いていたのが印象的だった。
離島ならではの選挙のあり方も垣間見た。知夫村では、村議選が無投票となった。人口600人足らずの小さな島では、ほぼ全員が顔見知り。それだけに、不用意な争いを避ける傾向は強いはず。そんな気質が、選挙戦にならなかった背景にあるのでは、と感じた。
一方、12年ぶりの選挙となった大崎上島町長選。住民らは激しい選挙戦を繰り広げ、時には相手候補をこき下ろす「ネガティブ・キャンペーン」もあったようだ。しこりが残らないか心配になったが、「島を良くするために、無投票より選挙をするほうがいいんだよ」。選挙後は、当然のように住民一丸となって島の将来を切り開いていくのだろう。(宮地恭平)
●珍事! 離島の町議補選でまさかの「立候補者ゼロ」
広島テレビ 2015年4月26日
2015年4月16日の放送で、大崎上島町で行われる町議会議員の補欠選挙で起こった、ある異変を紹介していました。
立候補者がいない!?欠員を補充できない恐れも
大崎上島町議会議員の補欠選挙が4月21日に告示されます。しかし、3月末に立候補予定者を対象に開いた説明会に、出席者はいませんでした。そして、14日に開かれた事前審査にも、誰も現れませんでした。
大崎上島町総務課の望月邦彦課長も、6年間の経験上、事前審査に来ないで立候補した人はいないと話しており、無投票どころか、発生した欠員を補充できない恐れもあります。
県選挙管理委員会によると、県内で選挙の候補者が定数を満たさなかったケースは、少なくとも過去5年にはないといいます。
人口8千人の町で定数12は妥当なのか?
そもそも、人口8千人の町で定数12は妥当なのでしょうか。大崎上島町議会の浜田明利議長は、「これ以下には出来ない。活動範囲が広くなるため、旧3町に4人ずつが必要」だと話していましたが、町の声は「少なくてもいい」「これ以上少ないのは不安」など様々でした。
立候補予定者が現れない理由に、議員の年収が低いためという声があります。議員報酬などの年収は、約317万円で県内で2番目に低い水準となっています。
結局この番組放送後、21日の告示日になっても立候補者は現れず。欠員が埋まらないという異例の事態に......。(ライター:haruhana)
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