中核市以上の自治体に義務付けられている「包括外部監査」。
自治体の外部の監査人が行政のことをいろいろと調べて評価を下す制度。
全国オンブズは、その全国各都市のそれぞれの「結論」を集めて、再評価して「通信簿」を公表している。
包括外部監査の通信簿という。
この報告書は、通常5000円のところ、来る≪オンブズ全国大会当日だけ1冊4000円で販売≫。 (⇒◆大会 案内チラシ)
ということで、今日は、24日に公表された内容にリンク、抜粋し報道を幾つか記録しておく。
★市民オンブズマン作成の冊子で、自治体の無駄遣いをなくしたい!
●2019年版 包括外部監査の通信簿 結果発表/全国市民オンブズマン連絡会議/包括外部監査評価班
●札幌市の監査に「オンブズマン大賞」/毎日 2019年9月25日
●全国オンブズマン連絡会議 大分市に優秀賞/大分 2019/09/24 15:30
●オンブズマン「通信簿」 佐賀県は活用賞/佐賀 9/25 6:30
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★市民オンブズマン作成の冊子で、自治体の無駄遣いをなくしたい!
●2019年版 包括外部監査の通信簿 結果発表/全国市民オンブズマン連絡会議/包括外部監査評価班 代表 弁護士 光成卓明
記事解禁:テレビ・ラジオ・ネット 2019年9月24日午前11時以降、新聞9月24日夕刊
1.「通信簿」の目的
(1) 平成11年度の地方自治法改正により、中核市以上の自治体に、弁護士や公認会計士など「外部監査人」によ
る「包括外部監査」が義務づけられた。 この外部監査人が市民のための自治体の「お目付役」となれるのか、それ
とも従前の監査委員の「屋上屋」や「税の無駄遣い」になってしまうのかは、それを見る市民自身の「監査」の力によ
るものである。全国の自治体の財政をはじめとする行政の刷新と改善にどれだけ役立つのかを注目し、平成11年
度以来、包括外部監査の報告について市民オンブズマンによる通信簿を作成した。
(2) さらに、全国の包括外部監査実施自治体の監査報告の活用度を調査した。具体的には平成28年度の監査報
告書の結果(指摘事項・意見)について当該自治体がどのように措置をしたかを評価する通信簿も作成した。監査委
員らに通知している措置の公表されたものを中心に①措置の速さ、②逐一の指摘事項や意見への対応措置の記載
の明確性、③市民に対する説明責任を果たしている程度について評価した。これにより自治体が包括外部監査をど
う活用したかが判る通信簿となった。
2.「包括外部監査評価班」について
全国市民オンブズマン連絡会議に加盟する各市民オンブズマンのメンバー有志16名。弁護士・公認会計士・税理
士・元大学教員・市民オンブズマン活動家らで構成している。
3.評価対象
(1)平成30年度包括外部監査実施全自治体 127自治体(47都道府県、20政令市、54中核市、6条例制定自治
体)の全監査報告書 133テーマ
(2)平成28年の包括外部監査実施自治体(122自治体)の監査報告書(127テーマ)に対する実施自治体(行政当
局)の措置通知等(原則として令和元年5月31日までに公表されたもの)の対応状況
4.評価の手順と基準
(1)包括外部監査報告書
包括外部監査は地方公共団体の事務の①真実性、②適法性、③有効性、④効率性、⑤経済性の調査と充実度の
観点から監査することになっている。それら監査報告書を、相対比較、対象の難易度を含め、批判的に評価し、かつ
各監査報告書を複数人が確認し、評価の客観化に努めた。そして、共通の対象テーマごとに相対比較も行った。
・・・(略)・・・
全監査報告書を検討の結果、有用性の高いものに「活用賞」、さらに特に優れたものに「優秀賞」、そしてその中の
最優秀監査報告書に「オンブズマン大賞」を贈り、逆に欠点が目立ち是非改善してほしい監査には「改善要望」を出
すことにした。
(2)自治体の措置対応
包括外部監査報告書の結果について、自治体(行政当局)がどのような措置をとり、市民に公表しているかについ
て①措置通知公表の速さ、②逐一の指摘事項や改善のための意見について対応措置の内容の明確性、③市民に
対する説明責任を果たしているかの3点に注目し、各①~③につき個別評価した上で、②③をより重視して、総合評
価として、・・・(以下、略)・・・
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●札幌市の監査に「オンブズマン大賞」
毎日 2019年9月25日
全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は24日、都道府県と政令市、中核市に義務付けられている包括外部監査の内容を評価した2018年度の「通信簿」で、札幌市の監査を「オンブズマン大賞」に選んだと発表した。「優秀賞」には青森県と大分市、東京都大田区を選んだ。
札幌市は高齢者保健福祉事業と介護保険の財…
●全国オンブズマン連絡会議 大分市に優秀賞
大分 2019/09/24 15:30
全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は24日、都道府県と政令市、中核市に義務付けられている包括外部監査の内容を評価した2018年度の「通信簿」で、札幌市の監査を「オンブズマン大賞」に選んだと発表した。「優秀賞」には青森県と大分市、東京都大田区を選んだ。
札幌市は高齢者保健福祉事業と介護保険の財務事務がテーマ。読み手に配慮し、行政当局だけでなく議員や住民にも課題が分かりやすいように報告書が書かれている点などを評価した。 大分市は生活保護事業がテーマ。連絡会議は「生活保護行政の実態に細部まで踏み込んでいる。市民にとっても制度の仕組みを知る格好の教材になっている」と評価した。
青森県は観光振興に関する施策、大分市は生活保護事業、東京都大田区は道路・公園・河川と交通安全に関する事務執行がテーマだった。
同会議は、宮城県や北九州市など18自治体の監査は欠点が目立つとして「改善要望」を出した。
包括外部監査は自治体の行財政を公認会計士らがチェックする制度。弁護士などで構成する同会議の評価班が、18年度に実施された127自治体の報告書を調べた。
●オンブズマン「通信簿」 佐賀県は活用賞
佐賀 9/25 6:30
全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は24日、都道府県と政令市、中核市に義務づけられている包括外部監査の内容を評価した2018年度の「通信簿」で、札幌市の監査を「オンブズマン大賞」に選んだと発表した。「優秀賞」には青森県と大分市、東京都大田区を選んだ。
佐賀県関係では、県の高齢者福祉事業や障害者福祉事業に関する監査が活用賞を受賞した。全国市民オンブズマン連絡会議は「コンパクトな報告書だが、緻密な調査がなされ、意欲的で具体的な意見が述べられている」と評価しつつ「権利擁護の視点からの検討がもっとほしい」と指摘した。
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