1/11(日) 田子、天候 晴 水温 15.3℃ 透明度 6メートル
(1本目)白崎、(2本目)白崎
昨晩、やって来た非常勤のインストラクター、前岡氏と慶子さんとご対面。これで、会いたい人すべてに出会えた。
おまけに、昨晩は夜遅くまで、カズさんにバリ島の魅力についての話を聞いていた。この話の内容は、後日、ブログにまとめるつもりだ。
2日目の今日も、西風で雲見はクローズ。それでも、潜りたいという、そんなぼくらを待っていてくれる田子へ。
田子の海の特徴は、なんと言っても、白崎のポイントのソフトコーラルの群生だ。透明度がよければ、色とりどりのソフトコーラルを堪能することができる。また、白崎から防波堤に向かえば、緑色をしたエダサンゴがびっしり生えており、サンゴの枝の間に、チョウチョウウオ類の幼魚が泳いでいるのが見え隠れする。
昨日、田子を潜ったときに、糸井さんが見つけたピカチュウの仲間(カンナツノザヤウミウシ)。体長約15mm。ぼくらはこのウミウシをツブピカと呼ぶ。ピカチュウのニックネームを持つ黄色のウデフリツノザヤウミウシがいるが、それの黒の斑点が増えたような姿が特徴。
ツブピカは、砂地に生えたコケムシを食べる。水温が下がれば魚の数が減り、そのエサのコケムシが増える。このため、冬の海はピカチュウやツブピカの天国となる。
さて、昨日、糸井さんがこのツブピカを見つけたときに、スレートに「とてもレアな種」と書いて教えてくれた。この時、潜っていたのは、水中ビデオを持ったゲストと、水中カメラのぼくの2人。なので、このレア種の記録は、どうしてもカメラを持つぼくに期待がかかってくる。
こうしたプレッシャーに弱いのがぼく。案の定、写真はずべて思いっきりピンボケ。その夜、ログ付けの際に、糸井さんがぼくのピンボケ写真を見てため息をついていた。
あとで彼のブログを見たら、彼がこのツブピカを自分で見つけたのは初めてのことだったらしい。それだけ、伊豆ではなかなかお目にかかれないウミウシなのだろう。
昨日の写真がすべてピンボケだったことから、今日の課題はそのリターンマッチ。慶子さんと昨日の水中ビデオのバディにピカチュウを探してもらって、写真の再挑戦。さすが、この時期、”ピカチュウはもういいよ”というぐらい居た。見つけたのは計6匹。実は、ぼくはその一匹も探せなかったりする。
残念ながら、ツブピカのいる弁天島はうねりが強く、今日は行かれずじまい。ツブピカの撮影は、またいつの日かに。。
田子のダイビング2日間を通じて、1匹だけ寒さに耐えてがんばっている小さなクマノミを見た。まるで、越冬ツバメに出会えたような気分だ。イソギンチャクの触手のかげで寒さにうち震えているクマノミに、がんばって越冬してと応援ぜずにはいられない。。
このブログを書いている今日、本社から挨拶に来た会社の役員が黄色に黒の水玉模様のネクタイをしていた。それを見て、マツカサウオYGとツブピカを連想してしまった。どうも、頭がダイビングから離れない。。
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