【撮影地】鹿児島県熊毛郡上屋久町白谷(屋久島自然休養林)（2009.11月撮影）
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もののけ姫の森を抜け、辻峠を越えてさらに登るること20分。雨にかすむ太鼓岩までやってきた。
白谷雲水峡の七本杉よりさらに奥へ進み、辻峠を左方向へ登ると現れる巨大な花崗岩だ。岩の上に立つと360度の大パノラマが広がる。
ここだったのか！
ダイブサービス・ウィルソックのHPで見たポイント調査スタッフの写真。なんと、スケート選手が片脚を後方から頭上に伸ばし、手で伸ばした脚を保持した状態、あのビールマンポジションに近いポーズで断崖絶壁の岩の上で写っていた。
海外のダイビングツアーに良く出かける彼女のことなので、どこか外国の高い山で写したものだろうと思い込んでいた。
まるで、翼を広げたアラワシのようにポーズを決める彼女の姿は、雲の中にぽっかり浮かび上がっていたのだ。
前にも書いたが、ダイビング後に山に登るのは減圧症を招くため、ダイバーは登山を避けるのが普通だ。実際、屋久島に何度も来ているダイビングインストラクターは、いまだに屋久島の山を知らなかったりする。
にもかかわらず、彼女が太鼓岩まで行けた理由・・・推測するに、嵐を呼ぶ彼女のことだから、屋久島中のダイビングポイントがすべてクローズドだったのかもしれない。
それで、やむなく、白谷雲水峡へ？？？
太鼓岩からの景色は、ガスがかかっていたのだが、ところどころ紅葉した屋久島を上から一望できた。眼下に原生森が一面に広がっている様子は、圧巻の一言でしかない。遠くにかすんで見える屋久杉の森から、いくすじかの川が流れていて、すごく小さく見える。
天気の良い日に、ここから飛び立つことができたら、すごく気持ちいいだろう。
と、ここまで書いて、念のためくだんのポイント調査スタッフにメールしてみたら、
「太鼓岩には行ってないんですよね。・・・行きたいんだけど」
ここじゃなかったのか！
・・・orz
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