【撮影地】北海道亀田郡七飯町字大沼(大沼公園)(2009.11月撮影)
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あっという間に落ち葉の絨毯の季節。大沼湖では、もうわかさぎ漁がはじまっているのだろう。
大沼は、駒ケ岳の噴火で流れ出た泥流により川がせき止められて出来た周囲24kmの堰止湖だ。大沼には大小さまざまな126個の島があり、島を結んだ橋が散策路として整備されている。
あたりの林の中は紅葉が終わり、降り積もった落ち葉がまるで絨毯のように遊歩道を覆い尽くしていた。いよいよ本格的な冬が到来する。
発達した低気圧の影響で東北・北海道は荒れた天気。灰色の雨雲が上空を覆っている。こんな空を見るとサイモン&ガーファンクルのメロディが心に浮かんでくる。
And look around, leaves are brown now and the sky is a hazy shade of winter.
(あたりを見まわせば木の葉は茶色に変わり空はどんよりとした冬の影にかすんでいる)
この日、冷たい雨の公園内を散歩するのは、中国からの団体旅行の人々だけだった。公園ですれ違った夫婦に唯一知っている中国語で挨拶すると、驚いたように挨拶が返ってきた。
冬の北海道は、旅行者を結びつけるなにかがある。函館への帰りの特急を待つ駅の待合室では、今風なファッションを見につけた若い中国の女性添乗員に導かれた20名ほどの彼らと一緒だった。行儀よく、女性添乗員の言うことに従って行動していく。
これから訪れる厳しい冬。木々たちはじっとこらえて春を待つ。
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