「RGBが・・・」
ご自分の作品の写真を撮っていた彼女。会うなり、いきなりの苦手な分野の質問だ。。
彼女との出会いには、いつも驚かされる。去年は、誰もいないと思った大島の空き家の2階の展示場に急な階段を昇って行ったら、幽霊のように後ろに立っていた。
不意に現れた人の気配に驚き、あやうく、階段から転げ落ちそうになった。
「目で見るとちゃんと見えるけど、写真に撮るとLEDの光源が出てしまうんです」
つまりはこうだ。彼女はトレーシングペーパーに、ガッシュや油彩した作品を作り続けているが、今年は裏側からLEDの光を当てて作品の色彩を際立たせようとしたもよう。
このLEDの光が強すぎて、写真撮ると光の弱い部分が暗くつぶれてしまうようだ。
こんな場合、写真の撮り方としては、暗く映る部分の明度を持ち上げるためフラッシュ(スピードライト)を点してやるか、露出の異なる写真を合成して露出のダイナミックレンジを拡大する(HDR)の2つが考えられる。
あるいは、白トビ(露出過多)を覚悟で暗部に合わせて露出補正するか、思い切ってLEDを消して写真を撮るか。。
最近、写真に凝りだした彼女は、いずれの方法もすでに知っていた。それでも、彼女なりに自分の意図する光源の状態を実現すべく、もがいているのだった。
ちなみにこの写真は、まだ朝早くLEDを点灯してない時間帯に撮った彼女の作品。
まだ誰もいない廃校のらせん階段の途中に展示された彼女の作品が、宇宙の中で星々が光を放っているように見えた。
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