食事が終わって、西の空に広がる天の川をしばらく眺めた後、ダイニング兼ラウンジ兼のオープン・スペースに戻る。
もう、旅のメンバーの大半は、昼間の潜りの疲れから星の下で就寝。
寄せ集めて8人座れるようにした、ろうそくがまたたく木のテーブルには、旅に同行した父親に突然カミングアウトした娘さんを中心に話が盛り上がっていた。
・・・バイト先で知り合い2年間付き合った外国人の彼氏との結婚を許してほしい。
彼女の父親に対する願いだった。
島の月夜のひとときに、突然、話を切り出されたお父さんは、おどろきつつもニコニコしながら話を聞いている。自慢の別嬪の娘さんなのだろう。
娘さんは娘さんで、外国人に嫁ぐことが両親にとって嫌じゃないかと気にしている。
要は親思いのやさしい娘さんなのだ。
事前に彼女のカミングアウトの計画を知らされていたツアーの女性たちが、彼女の話がうまく行くように盛り上げている。まるっきり他人事なのにいいやつらだ。
そうとう娘さんの気持ちは固そう。それでも、あくまで外国人との結婚に対する両親の気持ちを慮っているのだ。
いい話じゃないか。。
自慢のべっぴんの娘。おとうさんは始終ニコニコ顔。
親思いの彼女なら、外国人の彼氏のパパ、ママもきっと大事にする。そして彼らからよくできたヨメとしてかわいがられるに違いない。
親子といえば、グアムへ発つチュークの空港に、旅発つ若い男を見送る現地の人たちがいた。
まさに南国の典型的に大柄の母親が、よくありがちに今風の恰好をした息子にあれこれと話を聞かせている。息子はおそらくは初めての旅立ちに、相当、緊張しながらも神妙な顔つきで母親の話を聞いている。そして周りには見送りに来た彼の友人たち。
家族の別れはいつもこうだ。心配で泣き出しそうな母親の、時折、うつむく顔が切ない。
どうあれ、若い人たちが新しい生活に向けて一歩踏み出そうとしているのはいいことだ。彼らの幸せを祈ってやまない。
Be happy. 幸せになれ!!
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