日本各地で大雪の知らせ。まだまだ、厳しい寒さは続きそう。どうぞ、健康管理にはご注意ください。
さて、年末年始に滞在したフェアバンクスも数年ぶりの大雪だった。
この3月には、また地球探検隊の別のチームがオーロラの旅に出かけ、マウンテン・ムース・ロッジに滞在の予定だ。そのツアーでは、アラスカ旅の経験豊富な隊長(自称)が率いるから問題はないと思うが、3月はフリージング・レインの時期でもある。
フェアバンクスの数年前の大雪の際は、積雪で電線が切れロッジは1週間の間、電気が回復しなかったらしい。つまり、電気なしのサバイバル生活となる。
主に大雪が降るのは11月から1月にかけてだが、春先に降るフリージングレインが危ない。
https://www.currentresults.com/Weather/Alaska/Places/fairbanks-snowfall-totals-snow-accumulation-averages.php
日本語では雨氷(うひょう、またはあめごおり)。真冬のフェアバンクスの雪は乾燥してサラサラで風が吹けば舞い踊るようなパウダー・スノー。その一方で、先のフリージングレインは、あらゆる物の表面を凍り付かせる。
道路は黒氷状態。スケートリンクに早変わりする。
当然のことながら、電線も着氷。重みで電線が切れ停電する。
マウンテン・ムース・ロッジには、メインのログ・キャビンには発電機はなく、別棟のヤートに小さな発電機が常設されている。
停電の場合、灯りはロウソクや懐中電灯でなんとかなる。問題は水。タンクで受けている水は、そこからキッチンや風呂の蛇口まではポンプで圧送している。停電ではポンプが稼働しないため、水や温水は断たれることになる。
下水については想像でしかないが、簡易下水だと思う。ロッジにはジャグジーも付帯しているから、かなり大きめの浄化槽なのだろう。なので、停電・通電にかぎらず、4名以上の人数だったら風呂じゃなくてシャワーで済ますというのがよさそう。温水はおそらく電気で沸かしてある。電気がなければ、薪ストーブで沸かすことも可能。また、キッチンのコンロはプロパンガス。なので、停電でも料理はできる。
山の中のログ・キャビンは、バスタブでの入浴を前提に建築しない。だからマウンテン・ムース・ロッジのジャグジーも、部屋の中に設置されていたりする。ベッドのわきのジャグジーを見ると違和感でいっぱいだ。基本的にアメリカの人々はバスタブを使う頻度が少ないからOKなのだろう。
なにより、真冬にアウトハウスにあるシャワールームを使うよりは、屋内のシャワーは天国のようにありがたい。
春先、雪解けとともに雪の下に埋まっていた冬中の家庭ごみの山が一斉に搬出されるらしい。その雪解けまであと3ケ月。冬眠中のクマも、そして、人々もみんな暖かい日差しの春を待ち焦がれている。
・・・I will survive.
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