tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

土曜日のジャガイモ(136)

2017-01-21 21:57:24 | 料理のサイエンス

ポテトスープが大好きな猫(作: テリー・ファリッシュ、絵: バリー・ルート、訳: 村上 春樹、出版社: 講談社)。
ぼくが育った時代は、田舎ということもあって、家で飼ってた猫のご飯は味噌汁をぶっかけた猫まんま。煮干しや、鰹節を上にのっけてもらっておいしそうに食べていた。
テレビで猫缶のCMとかやってたけど、相当なぜいたく品で近所でもキャットフードを食べている猫は少なかったんじゃないだろうか。
なので、ポテトスープが好きな猫が本当にいても不思議じゃない・・・と思ったりもする。

日本のように、元来が肉食性の猫にごはんなど穀物の餌で飼育するのは世界的にも珍しいかったらしい。猫まんまでは、猫にとって炭水化物・塩分過剰、タンパク質不足となるようだ。
そんなこともあって、子供の頃、ごはんに味噌汁をかけて食べていると母親から叱られたものだった。

しかし、調べてみると、汁かけご飯はちゃんとした由緒正しき和風メニュー。
秋田の山奥の農家では、正月の2日に煮干、干椎茸、ゴボウ、味噌で濃い味噌汁を作り、その汁を山芋のとろろに加えてすり混ぜ、刻み葱をのせた茶碗の御飯にかけて食べるそう。古いしきたりの正月2日の保存料理なのかも。
山芋の味噌汁は塩分が強いため、翌日水を加え椎茸と牛蒡の味噌汁として食べるとのこと。
そういえば、関西ではごはんにシチューをかけて食べると聞いて驚いた。ドリア風にンなるのだろうか。ホワイトカレー?
きつねうどん発祥の店、大阪・南船場の「うさみ亭 マツバヤ」のメニューには、うどんとご飯を一緒にした「おじやうどん」があると聞いて頭がくらくらした。
まあ、タイでは「もち米ココナッツミルクかけ」とか、考えられないデザートもあることだから、汁かけご飯すなわち、にゃんこめしは思いのほかインターナショナルかも。
それを猫が食べるかどうかは別にして。。


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