ウミヘビと名前がついているのだが、ミナミホタテウミヘビは蛇(爬虫類)ではなく、サカナの仲間だったりする。
ウミヘビは肺呼吸しているため、ときどき空気を吸いに水面に顔を出す。一方、ミナミホタテウミヘビは、魚類でえら呼吸をしていて、水面に顔を出すことは無い。
昔、那覇に向かう琉球海運のフェリーで、東京に遊びに来ていた沖縄の中学生と知り合った。
船は台風をやり過ごすため、熊本の沖で丸1日停止。
360度海しか見えない状態で、エアコンも無い2等船室に丸3日の旅だった。することもなく、暇な船室。
2等船室にいたぼくらは、すぐに仲良しになった。
仲良しになった彼が言っていたのが、呼吸のために水面に浮上途中のウミヘビのしっぽを捕まえて水面に出れないようにすると、ウミヘビが苦しがってジタバタすること。その様子がかわいくって・・・・・・と、そんな遊びをしていたと言うのだが、ハブの10倍以上も強力な神経毒を牙に持っている事を教えてあげたら、びっくりしていたっけ。
さて、この浅海砂底域に生息するミナミホタテウミヘビ。ホタテウミヘビの南方種なのだが、両者の違いは外見からでは区別できず、歯の形、あるいは、脊椎骨数で区別するらしい。
なぜ、雲見のインストラクターがミナミホタテウミヘビと断定できているのかは、今のところ謎。彼女はこれを食ったんだろうか・・・・・・。
ミナミホタテウミヘビ、ホタテウミヘビともに、器用にも自分で砂の中に頭を突っ込み穴を作り、反転し尻尾から入り上下運動をして、頭を残して縦に砂の中に隠れる。体長は約1m。上顎には2つの突起があり、それが出っ歯のように見える面白い顔をしている。
ナイトでダイビング中、上から泳いできたのと交差したことがある。夜行性の彼ら。砂の中からでて、採餌活動するのは夜なのだろう。
自分の身の安全のために砂に潜るわけなのだが、ダイバーが近づいても逃げることはあまりない。結構、大胆なのだ。また、攻撃してくる事もない。だから、その昔、ウツボやタコなど海の生物に触ることに対して、あまりやかましくなかった時代に、ダイバーたちが「ナデナデ」してたと記憶している。しかも、女性ダイバーに多かった。
あごの下を、微妙な手つきで上下に「ナデナデ」。
幼体のミナミホタテウミヘビの場合は、熟女たちに「ナデナデ」されるのを嫌がって逃げるわけだが、彼女たち曰く、「中学生の坊やは逃げていくのね・・・・・・。」
おまいら 少し エ ッ チ す ぎ 。
見ると、ミナミホタテウミヘビの瞳孔が開いてまん丸になっていた。
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