tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

杉の子三兄弟

2017-12-13 23:00:35 | プチ放浪 山道編

屋久島は花崗岩の島。急峻な山岳地帯では、長年の降雨などで洗い流され、表層土は非常に薄く、栄養分が少ない。
1000m付近を境に、しだいに照葉樹林の樹木が少なくなる。屋久島のこのあたりの標高は、本州ではブナ林のような落葉樹を主とした森林になる気候。だが、屋久島では屋久杉と常緑広葉樹のヤマグルマが優勢。 
ブナは氷河期に大隅半島まで南下。屋久島へはたどり着かなかった。
屋久島の森で屋久杉が主役の理由は、より暗い所でも生育できるブナが存在しないこともひとつの理由だ。

屋久杉の世代交代は、表層土は非常に薄く、栄養分が少ないこともあって倒木更新・切株更新。
通りがかりに見た倒木には、杉の子三兄弟。
でもね。そこは3本の杉っこが生育できる広さじゃない。
生存競争に打ち勝ったものだけが大きなスギに成長できる。
自然の中で生き抜くことのきびしさを実感。。


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こいどまり

2017-12-12 23:35:39 | プチ放浪 山道編

島の南側、湯泊温泉に行く途中、「恋泊」という場所に「な~ゆ~」という洒落たカフェがある。
島の一周道路に出ている看板に従って、海側へ狭い道を50mほど行ったところ。
http://charu.air-nifty.com/naayuu/
世界遺産ブームがひと段落したせいか、島には看板だけが出ていて店は閉まっているのが多いが、このカフェは地元の人たちでにぎわっている。

さて、なにやら艶っぽい地名の「恋泊」。さぞかし謂れがあるのだろうと思い、いろいろ調べてみたけど見つからない。新・旧合わせて「屋久島の不思議な物語(松田高明)」にも、恋泊では「宣教師シドッティ」に関する話しか見つからない。
地元の古い人たちは、この地名を「けどまい」と呼んでたそうな。
恋が泊まる場所。
始原的な日本語では「港」のことを「トマリ」といい「泊」の漢字を当てている。
対馬から青森までの日本海側には「泊」が付く地名がいくつもあり、古くは交易の海上ルートだったのだ。

恋の港かあ。いいんじゃね。
写真はな~ゆ~プレート(ランチ)。
コーヒーとそして紫芋のスープが絶品でした。


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オレンジロード

2017-12-11 22:45:39 | プチ放浪 山道編

淀川の紅葉。清流がコハウチワカエデやナナカマドの紅葉を映し出す。
緑色の屋久島の森にヤクシマオナガカエデがアクセントをつける。
トロッコ道は落ち葉でオレンジに染まる。

紅葉の道。英語で何というのか調べたら、どうやら
fall colors とか autmun foliage road とか。
直訳すれば「秋の木の葉道」。・・・そのまんま。
( ^ω^)・・・

オレンジ色に舞う秋風。シカたちは恋の季節を迎える。


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クリスマス・デコレーション

2017-12-10 20:39:47 | プチ放浪 山道編

♪冷たい泉に 素足をひたして 見上げるスカイスクレイパー

あんまり都会のイルミネーションには心を動かされなくなった。
きっと、歳をとったせいなんだろう。

♪ブラウン管じゃわからない 景色がみたい

冷たい雨に煙る巨木の屋久杉 世界最古の現生する植物 誰もいない緑の世界
あり得ない透明度の川 
緑のコケに灯る光のしずく 

ダイアモンドだね


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太忠岳

2017-12-09 23:58:12 | プチ放浪 山道編



標高1000mとヤクスギランドを抜けて1497mの太忠岳へ。沢沿いに進んでいくと白谷雲水峡のような一面緑の世界も広がる。
ヤクスギランド最奥の蛇紋杉、そして釈迦杉、天文の森を抜けて目指すは天柱岩。
天文の森は宇宙に関係があるわけではなく、江戸時代、天文年間の伐採後に森が再生したことによる。
訪れる人が少ない静かな森には、深いコケに覆われた切り株や倒木が数多くみられ、ヒメシャラの紅葉を引き立てる。光の線を描く朝の木漏れ日が森の静寂と相俟って森の神秘を演出する。

釈迦杉からは急坂。
昨日、縄文すぎまで歩いた疲れがぶり返してくる。今日は早く宿に帰って、ゆっくりと風呂につかろう。


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