日本販売のトランスフォーマーには、それぞれ商品番号が存在するでござる。 この番号は商品を管理する上で重要でござるが、コレクション性を高める為に一役買って言ったりもするでござる。
コレクターとなると番号が振っていれば気になり集めるものでござる。 掻く言う拙者もナンバーを埋めるたがる口でござるな。
1984年、トランスフォーマーの初期は、1、コンボイ(3900円)に始まり、49、レーザーウェーブ(3980円)まで、サイバトロン、デストロン共通の通し番号が付けられていたでござる。
1986年の日本先行販売となるスクランブルシティ編より、C-50、シルバーボルト(1980円)と、D-50、モーターマスター(1980円)の様に、50番台からサイバトロン、デストロンと区分けされ、よりライバル対決をアピールする様になったでござる。 CMの「対決!トランスフォ~マ~。」のナレーションが当時のトランスフォーマーを物語っているでござるな。 この様に、スクランブル合体系の商品による対決だけだったら、同数がライバル関係にある商品として成立するでござるが、そこは数の多いトランスフォーマーでござる、商品編成上、対立商品のカテゴリーが異なりかず、同番号のライバル商品が出来なくなってきたでござる。 そのために1986年販売の商品は、C-76、ガーディアン(5500円)、D-69、ブルーティカス(5500円)で終了しているでござる。 これが、TVアニメ第一作トランスフォーマーの商品展開で、日本未販売商品には番号が振られておらず、1~76(69)までには欠番が存在しないでござる。
劇場公開のトランスフォーマー・ザ・ムービーをはさみ同年TVアニメは2010へと移行し、商品は日米と展開が一部異なるものの商品番号、C-77、ロディマスコンボイ(2200円)と、D-70、サイクロナス(1800円)より再開されるでござる。 この年、総数ではサイバトロン商品が多かった事と映画でデストロンが負けたことにより、「デストロンの逆襲キャンペーン」と銘打ち、D-78、ブレダキング(11000円)を中核商品にすえ販売。 この時よりデストロン商品の方が魅力的な作りになったといえるでござる。 TVアニメ放映終了に販売が間に合わなかったが、スロットルボットのC-97、ゴールドバック(500円)とD-84、オボミナス(5500円)までが2010の商品とされるでござる。 77(70)~97(84)と欠番は無いでござる。
そして1987年のザ・ヘッドマスターに置いて日米異なる商品展開になるでござる。
C-99、グロテス、(2300円)とD-85、スカル(2300円)よりスタートするでござるが、いきなり「C-98」が欠番でござる。 C-98、に当るのが、ファイヤーボットのリパッグ(海外名、リパッグナス)でござる。 どういう事情かは不明でござるが、当初リパッグはビーストフォーマーの懸賞品だったでござる。 TVアニメでは、グロテス、ダブルクロスと共にビースト星に赴任するサイバトロン戦士として描かれているでござる。 が、設定によると、リパッグはサイバトロンでも嫌われ者という設定でござる。 ・・・それで一般販売しないのはイジメでござるな。 まあ、後に海外版パッケージで通信販売(2500円)されるでござる。 したがって、C-98の番号は無いが、リパッグは「C-98」としてオフィシャルで正式登録されているでござる。 (卒業写真の欠席者扱いでござる) 因みに、このファイヤーボットでござるが、ダイノボットの代替品のイメージも強く、サイバトロンよりデストロン側の方が似合っているでござる。 更にファイヤーボットの商品は、トランスフォーマー史上、初めて生態表現が取り込まれた、ビースト戦士の先祖に当る商品でござる。 しかも、C-100、の記念すべき番号が、ダブルクロス(2300円)でござる。 因みに、D-100、はホラートロンのスナップドラゴン(2300円)でござる・・・ キリ番で記念アイテムとか考えなかったでござるかな?
そのあと、C-109、ステッパー(1980円)と続き、「C-110」が欠番となるでござる。 が、コレにはカラクリがあり、C-108~C-110は日本未販売のターゲットマスター版ホットロッド、カップ、ブラーが予定されていたものと推測するでござる。
何故、日本販売が見送られたのかは、憶測だが、TVアニメのストーリー上の矛盾が有る事とかで同じ様なアイテムの連続投入を避けた事と考えられるでござる。 そこで絶版商品流用の、C-108、アートファイヤー(1980円)とステッパーの販売が急遽決定されたと推測するでござる。 なお、デストロン側も、D-91、D-92が欠番となっており、コチラもターゲットマスター版のサイクロナスとスカージが予定されていたものと推測するでござる。 なお、サイクロナスのパートナーであるナイトスティクはステッパーのパートナーに流用され、ネブロンと名を変え、スカージのパートナーであるフレイカスはアートファイヤーと組ナイトスティクと名を変えターゲットマスターとしとて転生をしたでござる。
ステッパーは発売当初は他のターゲットマスターと異なり、肩に装着する為に、如何にも急造品で、あまり好きではなかったでござるが、トランスフォーマー・コレクション(TFC-15、ステッパー、3000円)として再販された時には改良が加えられネブロンを手で保持し、削除された武器類も付属して完全版として販売。 拙者もコレなら満足でござる。
しかも、同年米国でもリコシェットの名前で販売されたでござる。 当時日本限定販売で、しかも米国人が好きなファイヤーパターンの商品でござる。 米国で人気にならない訳はないでござる。 米国ではオルタネーター版として商品化したでござる。(日本未販売)でも、何故かジャズ(日本名、マイスター)と同じマツダ・RX-8ではなく、スバル・インプレッサのボディでござる・・・ 何故?
まあ、ソレは置いておくとして、未販売のターゲットマスターが完全版でトランスフォーマー・コレクションで発売されたでござる。
「うおーーーーー拙者は、17年も待ったでござるよーーー!」
めでたい!実にメデタイでござる。 後はブラーとサイクロナスとスカージの再販を待つだけでござる・・・
さて、本題に戻るでござるが、次の欠番が、C-113とD-95でござる。 コレはC-112、クローンボット(1980円)の2体セットでござる。スペースカーに変形する地上戦士、ファーストレーンとスペースジェットに変形する空中戦士クラウドレイカーのチームでござる。 この商品の特徴は、同じデザインのロボットが異なった変形をするトランスフォーマーでござる。 企画時には単品販売の予定が、同じデザインである事を強調することもありセット品のみの販売となったと推測するでござる。 現に彼らの箱のみ、トビラ付きのウンンドーBOX仕様だったりするでござる。 ・・・まあ、紛らわしいという理由も有ったと思うでござる(笑)。
おなじく、デストロン側のD-94、クローントロン(1980円)も同じ理由と考えられるでござる。 因みにコチラのコンビはジャガーに変形する地上兵士パウンスとコンドルに変形する空中兵士ウイングスパンでござる。 同じデザインのロボットと言うこともあり没個性で、TVアニメの登場も少なく、量産型の一般兵士くらいにしか捕らえられない商品でござる。 残念!
そしてC-115、でござるが、コレが該当商品が無いでござる・・・ 否!あった!それも大物・・・ まさかとは思うが「空飛ぶ山猫」スカイリンクスでござる。
スカイリンクスはタカラが販売した商品ではない為に無理だと思われがちでござるが、トイコー商品だったレーザーウェーブも販売されていたでござる。 だから、企画時には販売予定でいたが、やっぱり販売できなかったと推測してみたでござる。
その後は欠番も無く最後にC-131、ライデン(5900円)とD-109、オーバーキル(680円)を持ってヘッドマスターの商品は終了するでござるが、が!欠番ではないが、C-116、ツインキャスト(2980円)とD-101、サウンドブラスター(2980円)の販売に合わせてC-117~C-120、D-102~D-107までが過去に販売されたカセットロン(カセットボット)の再販で、それぞれ新ナンバーに変更されたものでござるが、実際には販売されていないようでござる? 商品カタログにもちゃんと記載されている商品でござるよ、だから拙者はC-68、イジェクト(680円)を買わずにC-117、の新ナンバーになったイジェクトを探していたでござる・・・ 無いものを探していた為にC-68のイジェクトは買えずじまい・・・ 不覚でござる・・・! 拙者が一番再販を望んでいる商品がイジェクトだったりするでござるよ・・・ 嗚呼残念! 何故に販売しなかったは?市場在庫が残っていたと見るべきでござろうな?
シリーズは超神マスターフォースに移行でござるが、ここで商品番号が200番台になりスタートするでござる。 これにより、ズレた番号を修正して再びライバル対決を表に出す商品展開になったでござるが、この話は、また今度改めた書かせていただくでござる。