トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

死んだはずだよテラザウラー?

2008-12-01 16:54:33 | BW・メタルス

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とれびあ~んでござる!

今宵は、1999年に販売された「ビーストウォーズ・メタルス」のデストロン・空中戦闘員、メタルス・テラザウラー(D-43、メタルス・テラザウラー、1800円)の紹介でござる!

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さて、本品は米国より販売が遅れて販売されたわけでござるが、商品的には翼部分のTERRORSAURのプリント処理が、DESTRONに変更されただけのようでござる。

なお、本品にはメタルス・ラットル(C-43、メタルスラットル、1800円)とセット販売である「閃光の対決」(VS-43、閃光の対決、3500円)が販売されているでござる。

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カラーリングはテラザウラー(D-5、テラズウラー、750円)のからCG映えするに変更され、商品的にも大型化し、見た目にパワーアップした事を感じられる商品でござる。

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が!

TVアニメでは、メタルス・テラザウラーの登場は無く・・・

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新シリーズ早々にテラザウラーはお亡くなりになってしまったでござる・・・ (合掌)

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そう・・・ 本品は「もしもテラザウラーが死なずにメタルス化していたら?」な商品なのでござる。 (笑)

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いや~ まさか死ぬとは・・・流石にタカラの開発陣は面食らった事でござろうな。 (笑)

パワーアップ目的でTVアニメと連動した企画商品が、TVアニメに登場せず存在すら抹消されたのでござるから、玩具開発とアニメ製作の連携が上手に行なわれていなかった証拠でござるよ。

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御蔭で、PS専用ゲームの「トランスフォーマー ビーストウォーズ・メタルス 激突!ガンガンバトル」(5800円)では、大人の事情で死んだはずのテラザウラーのネタが楽しめるでござる。 (笑)

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さて、本品はビークルモードにも変形できるのでござるが、非行型である為にイマイチ面白味にかけるモノでござる。

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なお、本品の説明書はフルカラーで、写真による変形説明とキャラクターの口調でポイントを説明した分かりやすい説明書なのでござるが、メタルス・ラットルと共通であり、裏面は商品カタログを兼ねるというセコイと云うか合理的な説明書なのでござるが、お亡くなりになったテラザウラーの事を考えると、「トレビア~ンなメタルボディざんす!」のキャッチコピーが悲しいでござる。

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まあ、TVアニメと玩具は別物であり、死の縁からメタルス化で転生したと考えるべきでござるな。

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さて、ロボットモードはプテラノドン(メカプテラノドン)系ながら、マッシブで腕力自慢のボディがテラザウラーとは異なるイメージのキャラクターになっているでござる。

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しかも、デザイン的には当時話題であったエヴァンゲリオンの影響が全く無かったとは言えないシルエットであり、ロボットモードの顔もテラザウラーに似せていない事も気になるデザインでござる。

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そう・・・ 何故かロボットモードの鼻は赤いのでござる?

赤鼻メタルス・テラザウラーさん!」なのでござるな。

何か意味が有ったのでござろうか?

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まあ・・・ 拙者は、この顔を見たとき某プロレス漫画のミスター不動を思い出したでござるよ。 (笑)

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しかし・・・ 格闘戦を得意としないテラザウラーが接近戦用武器しかないメタルス化とは皮肉なものでござるが、考えようによっては、格闘戦を克服したという事でござるかな?

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まあ、ドチラにせよ飛び道具が無いのが残念でござる。

翼のブレイクカッターをブーメランの様に使用すれば飛び道具にならなくもないでござるが・・・ (笑)

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しかし・・・ 何故にTVアニメではテラザウラーを殺しちゃったのでござろうか?

トランスフォーマーは新キャラクターが次々登場するので、人員整理の意味も有るのでござるが、腑に落ちないモノでござるな。

まあ、TV作品と玩具は別物なれど、連動企画であるから少々のサービスが有っても良いはずでござるが、米国のアニメ製作側は一切関せずで、「玩具販売に捕らわれないドラマ作り」で製作したようで、次作の「BEAST MACHINES」では、玩具と全く似ていないデザインでCGアニメを製作することになるでござる。

しかし!米国でのビーストウォーズ不振の原因を作ったのは、下手に難しいアニメを製作したアニメ製作陣であり、アニメと同じ商品を欲しがる消費者に負い撃ちをかける元凶となったでござる。 まあ、メタルス・テラザウラーは、調度ターニングポイントとなった商品かもしれないでござるな。