ごきげんようでござる!
海外で展開されたビーストウォーズ第3弾の「BEAST MACHINES」は、その内容と奇天烈なデザインの御蔭で米国でもイマイチ人気がでず販売中止商品を出したまま終了したでござる。
しかし、米国に上陸した日本産トランスフォーマー・カーロボットが「ROBOTS IN DISGUISE」(略して、RID)と名を変え人気を取り戻した際に、新商品が販売できなかったと云うか・・・ドサクサ紛れにビーストマシーンズの未販売商品や成型色変更品がRID商品として販売されたでござる!
はい! 今宵紹介する メガトロン・メガボルト(日本ではトイザらス限定販売、1999円)は、2002年にUSAエディションとして、RID版のパッケージで販売された、ビーストマシーンズ版メガトロン(BR-12、メガトロン、2999円)の新たなるボディであり、劇中に登場するも未販売に終わった商品でござる。
いや~何でござろうかな~ このデザインは?
数ある奇天烈なデザインの多いビーストマシーンズに置いても、最も理解しがたいデザインでござる。
そう・・・ 販売当初は日本限定販売(?)という情報くらいしか入ってこずビーストマシーンズのストーリー等は殆ど解らず、商品上のメガトロン・メガボルトが何なのか全く理解できない商品だったでござる。
事前説明では「宇宙船」に変形すると聞いていたのでござるが・・・
如何見てもデッカイ頭・・・ ちゅーか・・・物体X・・・
ハズブロからデザインが送られてきたタカラの玩具製作側は困惑したでござろうな。(笑)
そう・・・ デザインは劇中のCGメガトロン様の頭部そのもので、劇中でもデカイ頭のままに登場するでござる。
流石に玩具ではマズイと思ったのか脚を付けて・・・ 転がし走行により脚と顎がワキワキと虫の如く動くギミックが内蔵されたうえに、スパーククリスタルを押す事により、脚の可動とミサイルを発射するギミックが付加されており、何だかよく解らないがビーストマシーンズ版メガトロン様の商品よりは凝った商品でござる。 (笑)
しかも・・・ 劇中では変形しないまま終わっているでござる。 (笑)
何だかな~
う~む・・・ コレはストーリー上の演出と呼ぶべきか国民性か・・・
海外作品の場合は、最終兵器や邪神・・・究極破壊神などが目覚める前に主人公が食い止めるでござるが・・・
日本作品だと、最終兵器は始動し・・・邪神も目覚めてしまうが・・・最終的に主人公が倒してしまったりするでござる。
・・・まあ、ドチラも盛り上がるでござるが・・・ 海外作品の場合は最終ボスを倒さないで終わらせたら続編が作れる計算が入っているでござる。
日本作品の様に「新たな敵」が現れる事を考えれば矛盾していないのでござるが・・・
さりとて、トランスフォーマーは変形してナンボでござる!
本品もデカイ頭・・・ 否、宇宙船からロボットに変形するでござる。
玩具オリジナルのロボットモードのデザインでござるが、宇宙船より変形するだけあり巨大さを感じさせるデザインでござる。
頭部デザインもメガトロン様らしい顔であり、スパーククリスタルを押す事で、背中に折りたたまれた砲台が転回してマスクを被ることで劇中デザインのメガトロン様の顔に成る事が無駄に凝っているでござる。
そう・・・ 変形も複雑で説明書が無いと変形できないでござるよ。
その為に可動部も多く、重心が高くなるために脚部が特異なデザインで接地性を高めているでござるが・・・ 脚部のボールジョイントが緩んでしまうとマトモに立たない欠点もあるでござる。 残念!
うむ・・・本商品を見ていると、ビーストマシーンズ版メガトロン様は繋ぎの為に簡易で製作し、本商品登場の前座とした事が理解できるでござる。
奇天烈なデザインもロボットモードでは無難にカッコよく成るのは玩具設計者の本気でござるな。
なるほど・・・確かに世に出さないのは勿体無いでござる。 うむ!
まあ、劇中設定ではセイバートロン星と一体化する為の、云わばヘッドマスターだったりする訳でござるな。
そう・・・ この大きさだと商品的に見ればフォートレスマキシマス(C-114、フォートレスマキシマス、12800円)くらいの大きさのトランステクター(セイバートロン星)が必要だったでござるかな?
う~む・・・ 最終形態で見たかった様な見たくないような・・・ 複雑でござる。
さて・・・ 今まで本品をビーストマシーンズ登場のメガトロン様として語ってきたでござるが、商品設定的には何者でござろうか?
メガトロン・メガボルトという名前も気になるでござるし・・・
果たして同一人物でござるかな?
そう・・・ 商品はヴィーコン軍団のスパーククリスタルを装備しているでござるが、商品設定の役割はDECEPTICON EMISSARY(デストロン密使)だそうでござる。
RID(カーロボット)の世界と如何なリンクをしているのでござろうか?
まあ・・・ビーストマシーンズと異なり、宇宙船として宇宙を飛び回っていそうでござるな。
さてさて・・・ 現実問題としてライバル商品であるはずのオプティマスプライマル(エアアタック・オプティマスプライマル、日本ではトイザらス限定販売、6999円)とは劇中サイズが反転している事がチト悲しいでござるな。
悲しい序でに・・・エアアタック・オプティマスプライマルの箱の余剰スペースにメガトロン・メガボルトを収納する事が可能だったりするので、ブリスターパックの透明トレーは捨てたものの台紙ごと収納していたりするでござるよ。 (笑)
それにしてもおもちゃのでき良いですし変形もわりと苦労しました。ブリスタうざいですけど、しかしデザインは極みに達してますね。まさに変態、ヘンタイ、トランスフォーマー(笑)
まあ、カスタム品は何処かで見た記憶があるので、販売されていないにしろ今後販売されるかもしれないでござる。?
発売されてたんだ…
! まさか!? アレ(パワードコンボイボディ)も出たとかいうのでは…
エアアタック・オプティマスプライマルも販売中止となった商品であり、普通に売られたブラストパンチ・オプティマスプライムは本来なら廉価版となる商品だったのでござろうな?