ごきげんようでござる。
前回、バトルモード・バンブルビー(MA-22、バトルモードバンブルビー、2310円)が蜂ぽいデザインである事を記したところ、同意見と、大阪の同士より「キモチワルイモノ?」をリクエストされたので、今宵は1999年に海外で販売されたビーストウォーズ3作目の、「BEAST MACHIHES」より、蜂(テクノオーガニック・スズメバチ)に変形するバズソー(BUZZSAW、日本未販売)の紹介でござる。
本品は、TVアニメに登場しない、玩具オリジナルのマキシマル(日本名、サイバトロン)所属の空中監視員(偵察員?)でござる。
が!
ちょ~いとココで疑問が湧くでござる?
ビーストウォーズにおけるバズソー(D-9、バズソー、1500円)とは、デストロン(海外名、プレダコン)所属の空中監視兵であり、商品はワスピーター(D-3、ワスピーター、1500円)の成型色変更品で、黄色のボディだったでござる。
本品は新造形で、ビーストウォーズ版バズソーと同じスズメバチ(?)でござるが、何故か黄緑色のボディでござる。
ビーストウォーズ版とビーストマシーンズ版のバズソーが同一人物か怪しいところでござるが?
玩具設定では、詳細は不明でござるが、マキシマルズに助けられた事により、彼らの陣営に参加する事となったそうな?
まあ、メガトロン(BR-05、メガトロン、2999円)がウィルス爆弾を使用し、サイバートロン星を把握してセイバートロンの住人をヴィーコン軍団に作りかえたトバッチリでござろうな?
さて、デザイン及び商品は、従来のビーストウォーズ商品を更に発展させた、生物と機械の融合である「テクノオーガニック・ビースト」であり、クリアパーツを多用し、生体表現も多く用いられているでござる。
本品の羽部分は生体表現入りのクリアーパーツで、スプリングで繋がった蜂の腹部が目立つでござるよ。
蜂の針は収縮でき、スプリングによりアタックアクションが再現できるでござる。
また、腹部は開閉してハサミ状となる事でアタックモードに変形した事になるでござる。
ロボットモードは、細身の昆虫系デザインであり、左右非対称の腕が目立つでござる。
緑色の昆虫風と言うか悪魔的な頭部が、ひじょうに~キモイでござるな。
しかし、特長である羽パーツを大胆にも脚部とするデザインは、ビーストウォーズ版やメタルス版の蜂系商品とは異なった存在で、差別化には成功しているでござるが、とても正義側陣営とは思えない・・・ 元プレダコン兵士(?)でござるが・・・ ビーストマシーンズの商品はドレもキモチわるいデザインなので違和感は無いでござる。 (笑)
まあ、この日本人には不向きなデザインとTVアニメには登場しない事でビーストマシーンズの玩具オリジナル商品は、ほとんど日本販売がないでござる。 (残念)
世界観を知っていればソレナリに楽しめる商品ではあるでござる。
そう・・・ 本シリーズの特長である、スパーククリスタルでござるが、ビーストウォーズ・ネオ版と違い、体内に隠しているでござるが、コレが様々に工夫されており面白いでござるよ!
因みに本品は、左腕のハサミ内部でござる。
なお、黄色のバズソーがワスピーターを思わせる緑色になった理由でござるが、拙者の憶測では、ビーストマシーンズのTVアニメ本編に置いて、ワスピーターの正体を隠す為の処置ではないでござろうか?
まあ、日本語吹き替えで見れば、正体バレバレでござるが、本来のビーストマシーンズは途中経過を演出的に省略した為に人間関係がネジレた謎の展開となったでござるが。 それを更にヤヤコシクする為の戦略と見ていたりするでござる。 証拠となる点はパッケージ写真でござる。海外品は試作写真をソノまま使っている場合が多く、商品とカラーリングが違う事も多いでござる。 本品もパッケージ写真では黄緑色のパーツが黄色だったりするでござるな。 そう・・・黄色い方がスズメバチぽい事は間違いないでござる。
・・・そう、ビーストマシーンズの物語は、一度見ただけでは、話が理解できず、見方により深読みが何処までもできる奥が深い作品でもあるのでござるが・・・ 総合的な評価は低いでござる。
そう!やっぱりシンプルで解りやすく奥が深い作品が一番でござる。