ごきげんようでござる!
今宵はサイバトロン初のトリプルチェンジャーとして、1986年の「トランスフォーマー・ザ・ムービー」にて鳴り物入りでデビューするも、日本では映画公開がイベント上映のみだったので、日本での初登場はトランスフォーマー2010が最初となるサイバトロン空中防衛戦士スプラング(C-84、スプラング、1980円)の紹介でござる。
本商品は米国でデザインが先行し、後からタカラ側が変型を考えたと言う、変型を考慮してデザインされたキャラクターではないイラストを変型させた商品でござる。 御蔭で商品はアニメのイメージとは異なる商品として仕上がったでござる。 ・・・まあ、1986年度の米国側によるフューチャーデザインは全部そうでござるが(笑)。
さて、スプラングの出生の秘密は、デストロン側のトリプルチェンジャー人気に対抗したモノでござるが、他のトリプルチェンジャーと異なり空のみフューチャーデザイン(SF風)であり浮いているでござるが、コレはスプラングのみデザイナーが異なるのが原因であり、彼の登場により、トリプルチェンジャーは、サイバトロンがトリプルボット、デストロンがトリプルトロンと公称される様になったでござる。
本商品は、ヘリコプターから装甲車(?)に変型する訳でござるが、最大の欠点がローターでござる。 ヘリコプター系変型ロボの最大の難点は如何にローターを処理すべきか?で、ござる。
そう、本品はローターを武器(レーザーガン)と付け替えで再現しているのでござる。
元々のデザインでもロボットモードでもローターが描かれていないので、コレはこれに成るのでござるかな?
武器(レーザーガン)もローター(ローターサーベル)もヴィークルモードではドチラかが余剰パーツとなるでござるな。
さてさて、トリプルチェンジャーは、上下反転させてシルエットを変えているでござるが、本品はソレが無くシルエットの変化は無いでござる。 まあ、TVアニメではヘリコプターモードの方が多用されていたでござるな。
しかも、ロボットモードの体系が酷い・・・
まあ、元のデザインに似せようとした努力の一品でござる。
しかも、ロボットモードでは余剰パーツを失くすべく、ローターを折りたたんでローターサーベルとした工夫は涙モノでござるよ。
更に本品は顔の造形が異様に似ている事でござる!
塗装部分こそ無いものの、パッケージイラストよりも、アニメ版の顔に近いでござる。
製作者の似させようとする努力が感じられる一品でござるよ。
まあ、映画・TVアニメともに感じの良い兄ちゃんで、アーシー(未販売)とも相思相愛(?)の恋仲として登場していたでござる。
そう・・・ トランスフォーマー・ザ・ムービー、2010、リバース及びザ・ヘッドマスターズに登場しレギュラーメンバーとして活躍していたはずが・・・
いつの間にか、ただのトリプルボット部隊の一員に成り下がりアーシーとの仲は自然消滅していたでござるな・・・
嗚呼いと哀れスプラング・・・
彼に幸有らん事を・・・
最近ではアルマダ理論の御蔭で同一時間上に展開される別世界の同一人物が認可されているでござるからな。