ごきげんようでござる。
今宵は、拙者が今まで正当評価してよいものか否か悩んでいた、2002年にタカラより販売された「爆闘宣言 ダイガンダー」の、死神貴族、デスペクター(V-04、VSロボ、デスペクター、2200円)の紹介でござる。
「爆闘宣言 ダイガンダー」は、「電脳冒険記 ウェブダイバー」に続く、簡易TVゲームを内蔵したプラグイット・シリーズ(?)の第2弾にあたる商品であり、TVアニメとも連動していたでござる。
拙者が、正当評価が出来ない理由は、先ず拙者の地元では、TVアニメは未放映であった為に全く観ておらず、本品最大の売りであるはずの内蔵ゲームは未プレーであるから、本来の魅力(?)は紹介できず・・・ キャラクター性もTVアニメの設定で語る事も出来ないでござるから、変形ロボ玩具として紹介していくので御了承くだされ!
なお、プラグイット・シリーズと呼んでいるでござるが、別メーカーにもプラグイット・シリーズと呼ばれる商品が存在するのでヤヤコシイかもしれないでござるな。 (?)
さて、デスペクターは、プテラノドン風の翼竜型ビーストモードに変形でき、別売りのダイガンダー(爆闘王、ダイガンダー、6980円)が有り、始めて内蔵のTVゲームが楽しめる拡張型のVSロボという商品でござる。
そう・・・ 本品の最大ギミックであるはずのテレビゲームも単体では遊べない宝の持ち腐れ的な・・・ 否!内蔵ゲームの御蔭で、販売価格も上昇している・・・ 連動商品としては面白いが、TVアニメを観ていない客層に販売するのは、ちとキツイ商品でござる。
しかも・・・ パッケージに魅力が無い為に随分と損をしているのでござるよ。
しかし、中箱に直接ハリガネ留めで梱包されているエコロジーである事は認めたいでござるな。 本品をウィンドーパッケー仕様にした場合ならば、箱の大きさは倍になり、販売価格も更に上乗せされていたかもしれないでござる。 (?)
しかし!
純粋に変形ロボとして見た場合は、なかなか侮れない商品なのでござるよ。
流石、商売下手なタカラ商品でござる!
ビーストウォーズ・カーロボット・ウェブダイバー等で培った技術が反映されており、余剰パーツが出ない設計や、可動・プロポーションも拙者的には(ちと甘いでござるが!)合格点る。
内蔵ゲーム以外のギミックでは、ビーストモードの頭部より、ミサイルが発射されるのでござるが、このミサイルは翼の一部となって装備(×2)されているでござる。
なお、頭部は取り外して、スペクター・ショットと呼ばれる手持ち武器となり、ミサイルは鎌の柄として組みかえられる心憎い仕様なのでござるよ。
さてさて、翼竜の尻尾部分にはコントロール用方向ボタンとアタックボタン、1P・2P切り替えスイッチがあり、ダイガンダー内蔵のVSゲームではデスペクターで戦えたり、対戦プレーが行なえろでござる。
更に、本品は武装合体として、ボーンレックス(R-02、ボーンレックス、3980円)にビーストモードのまま合体できるでござる。
更に! ダイガンダーと武装合体する場合は、カギツメ状に変形し、ダイガンダーの左腕に合体するでござる。
武装合体モードでは、デスペクターの武器である鎌は余剰パーツとなるでござる。
余談でござるが、TVアニメでは他のVSロボと4体合体・メガベックスという合体を披露したそうでござるが、本品には4体合体機能はなく、カバヤの食玩版(ガイガンダーモデル、全4種、各200円)で再現されているでござる。
さて、ファイターモードは死神を思わせる細身の骨格的なデザインにマント姿、腕には腕輪や指輪まで造形されており、かなりキャラクター性の強いデザインでござる。
頭部のスペクター・アイは、ゲーム操作をする際にボタンを押せば発光するギミックを搭載しているでござる。
しかも! ファイターモードの大きさは箱よりも大きいのでござるから、現在に見た目がスカスカの購買意欲を失くす箱の事を思えば、たとえ地味でも箱より商品を取り出した時のギッシリ詰まった満腹感は嬉しいモノでござるな。
両腕の親指は可動し、装備された鎌を持つ事が可能でござる。
更に、鎌は組み換えにより大鎌になるのでござる。
うむ! 良いでござるな~
TVアニメを見ていないのが悔やまれるでござる。
更に、尻尾に装備された翼竜の頭部を外し、スペクター・ショットとして使用する少々悪趣味な武装も、死神に相応しい武器でござる。
翼は展開できるので、更にいい感じになるのでござる。
しかし、残念ながら販売は芳しくなく、TVアニメも途中打ち切りというか・・・ 「トランスフォーマー・マイクロン伝説」にシフトチェンジしてしてしまったのでござるな。
拙者はTVアニメを見ていないので何とも言えないでござるが・・・ 面白い番組だったのでござるかな?
それとも・・・ 前作の「ウェブダイバー」の失敗を活かせない作品だったのでござろうか?
悔しきかな、本品も実物を触って商品の好さが分かる商品なのでござる。
コレは、見た目で購入を見送った御仁には悔やまれる一品でござるよ。
まあ・・・ どちらにせよ、勇者シリーズを継ぐタカラ作品には成れなかったシリーズでござる。
タカラの販売戦略の下手さが、自分の首を閉めた作品でござるかな?
以上が、本品における拙者の素直な感想でござる!
「爆闘宣言 ダイガンダー」を正当に評価できる御仁が居るのであれば、TVアニメと連動した感想を是非に聞かせていただきたいものでござる!
ロボットモードでは羽を開いた状態がデフォルトでした。
ちなみに声優は遠近孝一氏が担当してまして、「地獄に送ってやる」が口癖でした。
まあ、まだ最初の方しか見てないのでいきなり見放すのもなんなので今後も借りてきます。
とりあえずブライオンと言うライオンキャラが好きですね。