2年前(2008.10.11、「近視眼」)で取り上げたことの続編... ではないです。
GW後、納入されてくるコピー用紙が変更になった。例の「グリーン購入法」に基づき、県は印刷用のわら半紙、PCプリンタ・コピー機の用紙を入札で決定。県立高校はその用紙を購入することになっている。
僕らは紙は何でもいいとは言わない。あまり薄くては見た目がきれいでも、両面印刷が出来ないので、少しごつくても昔ながらのわら半紙がホントは一番ありがたい。B4ならば、日本製紙の「国更」あたりが一番いいのだ。でも、最近の紙は薄い。薄くて両面印刷には適さないことが多い。
…このことは2年前にも書いている。
両面印刷が出来ないと、英語や国語の考査のように文字数が多かったり、社会などの資料の用にベタが多い場合、片面しか使えないことになる。片面しか使えないと言うことは、考査問題を印刷する場合、印刷枚数が倍加することを意味する。これでは再生紙を使っていても、全体の紙の消費量削減にはつながらない。ecoとは言えない。でも、なかなか現場の声は入札事務担当者には届かない。枚数が増えれば、紙屋さんが儲かる。紙屋さんのもうけを減らさないために、両面印刷が出来ない紙を選んでいるんじゃないかと思えるほど、最近の紙は見た目や手触りはいいが、う・す・いのだ。
今度のコピー用紙は丸住製紙株式会社の「やしまR」というブランド。この上質紙、コーティングはしてあるので、コピーもPCプリンタも問題なく使えるのだが、やっぱり薄い。わら半紙のようだ。そして、ものすごい色なのだ。
…緑なのだ。
1枚だと気がつかないけど、500枚あると絶対緑色なのだ。色上質紙といってもいいくらいの色なのだ。いくらグリーン購入法っていっても、緑の紙を買えってことではあるまい。ここまで緑だと、不気味だ。