定年退職後である日々狭まる我が世界、素敵な方々との雑談会で刺激をもらう
仕事をしている時には、様々な方々とお会いする機会がある。多い月には何百枚という名刺交換をしたこともある。しかし、ひとたび定年を迎えると、その世界は狭まる一方だ。
そうした中で、異なる世界で様々にご活躍をされている方々との語らいの時間は、とても貴重で楽しい。今日もそんな時間を持つことができた。フィールドが違うだけに、とても刺激的だ。
そしてまた、今日はその中のお一人が直面している困難をお聞かせいただき、誰もが襲い来る可能性のある事象について、真剣に耳を傾けたりもした。そう言えば、私が尊敬している友人から、つい最近あと数ミリずれていたら寝たきりとなっていたと、病気に直面した経験を書いたメールももらったばかりだ。
健康で、そして理不尽な困難にも直面せず、可能な限りに自分らしく生きていければと願う。そのための感性の水やりの場としても、今日のような雑談会は自分自身にとってとても意義があるし、大切にしていきたいと思う。
今日は孫の誕生日、ケーキはおじいちゃんと買うとのことでモーツアルトに行った
今日は我が孫の誕生日だった。ずいぶんと前から、誕生日をとても楽しみにしていて、カレンダーに丸を付けてカウントダウンをしていた。お誕生日のプレゼントを、一人一人にオーダーしていた。
そして、ケーキについては「おたんじょうびおめでとう」の文字が書かれたチョコレートを乗せたホールケーキがいい、そしてそのケーキはおじいちゃんと買うと言われた。お父さんと買ってくれたら私の出費は免れたのにと、嬉しくもありトホホでもあった。
そして、ケーキはいつものモーツアルトーへ買いに行った。お店ではうさぎさんのショートケーキが目につき、「うさぎさんのホールケーキがいい」と言い出した。お店の方がそのうさぎさんのショートケーキをプレゼントしていただき、本人はご機嫌となった。モーツアルトに感謝した。
夜は大好きなドレスを着て、様々に飾られた部屋で、クラッカーも鳴らしてもらうなどしてご満悦であった。私はこんな時間がいつまで過ごせるのだろうかと。少しだけ不安が襲ってきた
オリエント美術館「うつわとこころ」展に行った、油亀「うつわ展」にも行こう
今朝もいつものように5時に起床する。以前はその時間でも明るかったが、今ではもう真っ黒だ。冬が近づいていることを感じる。前夜は北川景子のドラマ「みをつくし料理長」を見て寝た。早く寝る予定が、ついつい最後まで見てしまった。
さて、昨日はオリエント美術館の特別展「うつわとこころ フォルムとデザイン」展のオープニングに行かせていただいた。朝の畑作業が予想よりはかどらず、開会の時間に少しだけ遅れてしまった。恥ずかしい限りだ。今日のオープニングでは、桃太郎少年合唱団の合唱もあった。
「今から約9000年前、誕生したばかりのオリエント最古の土器は実用性が重視されていたようです。数百年後、こころに働きかける機能が強化された彩文土器が現れたことにより、オリエントの土器は実用/非実用の要素を兼ね備えた道具となりました。以後、技術の発達とともに金属やガラス、陶器などさまざまな素材のうつわが実用化され、精神世界の発達はオリエント独特のうつわを生み出しました」(「案内文」より)
オープニングの後に、美術館の学芸員の方による展示品の作品解説が行われた。最初は実用性から出発したうつわ。そのうつわはゆたかな精神世界と経済的繁栄を物語っているとのことだ。
ところで、オリエント美術館の2Fの光の庭は、私の心安らぐ場所だ。現役時代に仕事に疲れた時に、この光の庭で読書をするなどのんびりとして過ごすことを常としていた。
そんなオリエント美術館でさまざまなうつわのフォルムとデザインを楽しんだので、今度は現代のうつわのデザインを楽しみたいと思ったりもした。すると、油亀で現在開催中の企画展 江口誠基・江口香澄のうつわ展「くらしの風景」が浮かんできた。是非とも行ってみたいと、心が動いた。
それにしても、単独の展覧会でとても立派な図録が作成されている。開催した特別展をこうして記録しておくことはとても大切だと感じた。これからもオリエント美術館には頑張って欲しい。