WEDGE2012年7月号に,「商慣習と物件価値の透明化」(22頁以下)がある。
「不動産仲介業者にとって理想的なのは・・・「両手取引」・・・,すなわち売主と買主を自らの手でマッチングし・・・計6%の手数料をもらうことだ・・・・(しかし)両方の仲介を兼ねると,基本的に高く売りたい売主と,安く買いたい買主との間で利益相反になってしまう・・・(手数料を得るために)買主にとっての値頃感を勘案し,売主には安い価格を提示して,成約に漕ぎつけようとする」
さらに,最悪なのは,売主と買主の間に「中間買主」を仕立てて(しかも「第三者のための契約」に言寄せての中間省略登記を行い),サヤ抜きをすることである。
もちろん,中古物件の「適正価格」は,わかりにくいが,消費者をないがしろにした「不適正な取引」が行われることがないように,不動産取引に関わる司法書士も,矜持を保つべきであろう。
「不動産仲介業者にとって理想的なのは・・・「両手取引」・・・,すなわち売主と買主を自らの手でマッチングし・・・計6%の手数料をもらうことだ・・・・(しかし)両方の仲介を兼ねると,基本的に高く売りたい売主と,安く買いたい買主との間で利益相反になってしまう・・・(手数料を得るために)買主にとっての値頃感を勘案し,売主には安い価格を提示して,成約に漕ぎつけようとする」
さらに,最悪なのは,売主と買主の間に「中間買主」を仕立てて(しかも「第三者のための契約」に言寄せての中間省略登記を行い),サヤ抜きをすることである。
もちろん,中古物件の「適正価格」は,わかりにくいが,消費者をないがしろにした「不適正な取引」が行われることがないように,不動産取引に関わる司法書士も,矜持を保つべきであろう。